米国株の銘柄選定については、興味を持っている人が多いと思います。そして、その方法は人により様々。
アナリストの意見を聞いてみたり、投資週刊誌のバロンズに目を通したり、有名ブロガーの記事を読んだり・・・
仮にですが、私が選定の情報を一つだけに絞るとしたら、ウォーレン・バフェットの売買動向を選択すると思います。
長期のホールドを前提に選択された銘柄は、米国投資の初心者は勿論ですがベテラン投資家にも参考になります。
今回は2017年11月14日に米証券取引委員会に提出された、バフェットが率いるバークシャー・ハザウェイの保有証券報告書を元に記事を書いていきます。
この記事の目次
バフェットは世界最高の投資家
ウォーレン・バフェットについては、今さら説明は不要だと思いますが「世界最高の投資家」です。
どれくらい凄いのかと言うと、過去半世紀で運用資産を約7000倍に増やしました。過去50年の年間平均リターンが約20%という信じられない数字を叩きだしています。
最強のインデックスと言われるS&P500(米国優良大型株)でも10%程度ですので、バフェットの数字が桁違いだという事がわかると思います。
そして、バフェットの特徴として長期投資であると同時に銘柄を絞った集中投資である点。これが、バフェットが保有する銘柄が注目される理由でもあります。
直近の購入銘柄や売却銘柄については大きな参考になると思います。ここからは、その銘柄について紹介していきます。
前期から連続で購入した銘柄
7-9月の保有状況で最初に目が行くのアップル(AAPL)です。四半期ごとにチェックしていますが、追加購入の定番となっていますね。
今年のクリスマス商戦でも『iPhone X』は目玉と言われていますので年末の株価にも注目です。
また、クレジットカードのシンクロニー・ファイナンシャル(SYF)も保有が増えました。こちらは、前期から購入した新しい銘柄です。
類似の企業では同様にバフェット銘柄であるアメリカン・エキスプレス(AXP)ですが、シンクロニー・ファイナンシャルの方が割安水準となっています。
直近の決算も内容が良かったので、個人的に注目しています。実は8月~ずっと指値を入れている状態で購入を希望している銘柄の一つです。
また、バンク・オブ・アメリカの優先株を普通株に転換しています。
この事で、バンク・オブ・アメリカ(BAC)とウェルズ・ファーゴ(WFC)の世界最大級の2銀行でバフェット(バークシャー)が筆頭株主となります。
何だかスケールが大きすぎて想像もつきませんね。
ちなみに、ウェルズ・ファーゴについても指値を入れています。
IBM株を前期に続き大きく売却
前期(4-6月)にIBM株を大きく売却して話題になりましたが、7-9月も3割強の売却を行っています。
IBMは22四半期連続で減収という不名誉な記録を継続していますが、10-12月期にはプラスに転じると予想。
優良顧客も多く抱えている事もあり、復活を期待する声も根強くあります。
PERも低く配当も4%を超えているので個人的には注目していましたが、バフェットの動向を見て購入リストから外す事にしました。
クラウド、データ分析などの事業が伸びている点を材料視していたのですが、私の判断とバフェットでは格が違いすぎます。
所詮、私は上記のような直近の材料で割安度を判断していますが、バフェットはずっと先を見ています。
株式で難しいのは売却のタイミングです。保有するならば、5年・・、10年・・と経過した後でも、気持ちよく売却できる銘柄の方が良いですからね。
その事を考えた時には、バフェットの売買動向は大きな参考になりますで。
バフエットの銘柄が魅力なのは当たり前!
今回はバフェットの売買動向について書きました。
ちなみに、“バリュー投資”が基本となっていますが、バフェットの考え方は業績だけでなく企業価値にも注目しているので、一般的な感覚よりもずっと長期的です。
簡単にいうと、短期間で大幅上昇するような銘柄ではありません。
また、誰でも知っている銘柄ばかりですが、これは業界で圧倒的なNO.1の技術やサービスを持っている会社とも言えます。
つまり、将来に対して長期的な安定性と確かな実力を併せ持つ銘柄が多いのです。冷静に考えれば、投資家が注目するのは当然の話です。
バフェットが率いるバークシャー・ハザウェイの保有証券報告書に記載されている銘柄については、サイトに詳しくまとめていますので興味がある人は覗いてみてください。
私自身は、米国投資で迷った時はバフェットの銘柄を見直すようにしています。特に初心者や銘柄選びで困っている人には非常に参考になると思いますので研究してみてください。
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