4月は株主優待の実施企業は26銘柄しかなく、非常に少ない月でした。
5月はというと・・33銘柄で連続して少ない月になります。
優待の銘柄数に関しては、1年間で均等にあるわけではなく各月で大きな開きがあります。
以下に各月の予想優待数をまとめましたので確認してみてください。
各月の大まかな優待数(2018年) | |||||||
1月 | 30 | 4月 | 25 | 7月 | 25 | 10月 | 25 |
2月 | 130 | 5月 | 35 | 8月 | 100 | 11月 | 35 |
3月 | 800 | 6月 | 100 | 9月 | 400 | 12月 | 160 |
銘柄数が多い月(100銘柄超え)と少ない月でキレイに半分に分かれています。
「優待取りに興味がある」という人で、これから開始する人は、100銘柄以上の月をターゲットにすると良いでしょう。
5月に関して言えば、数が少ないことに加えて大目玉(還元率が高い)優待もありませんので、無理に参加する必要はありません。
むしろ、6月が約100銘柄と多いので、5月はスパッと休んでしまうのも方法。個人的には、優待よりも「ふるさと納税」の方が面白い月だと考えています。
各自治体とも4月から新年度になっているので、返礼品が新しいものが出てきているケースが目立ちます。
SELL IN MAYに注意
5月の優待に関しては注意点があるので、1点補足しておきます。
優待銘柄は権利日に向かって株価が上昇する事が多いので、早めに仕込んで値上がり益を狙う戦略の人もいると思います。
ただし、この方法は5月は注意してください(回避した方がいいかな?)
5月はセルインメイ(株は5月に売れ)なんて事が言われるくらいで、市場が弱くなることがあります。
昨年を思い出しても、5月の優待銘柄は権利日迄の1ヶ月間で株価の上昇力はイマイチでした。
今年は米朝首脳会談やシリアを巡る米ロ関係など不確定要素が多いのでいつものように権利日付近で高値をつけるとは限りません。
私は手数料だけで優待が獲得できるクロス取引だけに絞るつもりです。
⇒ 株価の動きを気にせず、優待だけが貰える裏技《クロス取引》
(私の優待取りのメイン手法です)
kaoruが注目する5月の株主優待は?
5月は優待数は少ないのですが、面白い銘柄もあります。
私が注目している銘柄を以下にピックアップしますので参考にしてみてください。
●サカタのタネ(コード1377)
種子卸売で有名な会社ですね。
数年前は「花とみどりのギフト券」が優待だったのですが、途中からカタログ商品と交換に変更になりました。(以下は昨年のカタログ)
100株から優待が貰えますが(Aコース)、私はいつも300株(Bコース)で実施しています。
100株だと40万くらいの資金が必要。
●小津産業(コード7487)
不織布や日用雑貨で有名な会社です。
100株保有でクオカード1000円分が貰えます・・が、ここの人気は200株で貰える自社商品です。
200株保有で2500円相当の【トイレットペーパーとティシュペーパーの詰め合わせ】が貰えます。
ちょっとセコイ感じですが、これが届くと予想以上の超高級品で驚きます。いずれもバラの模様が入っていて、贈り物にしても喜ばれそうな雰囲気です。
金券よりも、200株の自社商品の方が好評という珍しい優待。
100株だと25万くらい、200株なら50万くらいです。
●宝印刷(コード7921)
印刷屋さんかと思いきや、企業のIRやIPOの資料などで有名な会社。投資家にとっては必要不可欠な存在です。
100株でカタログ(1500円相当)から選択できます。ちなみに3年以上保有すると2000円相当にグレードアップします。:以下は2017年のカタログ
配当利回りも2.5%以上あるので、長期保有者も多い企業です。
100株だと20万位の資金が必要です。
証券会社の検索機能を利用しよう!
5月に関しては銘柄数が少ないので、全てに目を通しても30分もかからないと思います。
事前にチェックしておくと、更に良い銘柄に出会える可能性があります。
銘柄の選定に関しては言うと、SBI証券とカブドットコム証券の2社は優待検索が見やすいのでオススメ。
上記以外で個人的に気になった銘柄は、以下にまとめています。興味がある人は覗いてみてください。
優待クロス取引の比較 現在のNO.1証券は?
株主優待をガッチリと取ろうと思えば、優待クロス取引の活用が必須です。
※優待クロス取引は、株価の値動きを気にせずに優待だけが貰える裏ワザです。
カブドットコム証券の優待専用ページに、クロス取引の方法が詳しく書いてあるので興味ある人は覗いてみてください。(注目優待の紹介もあります)
さて、優待のクロス取引については、一般信用売りの取扱い数が多い証券会社ほど有利になります。2018年4月10日時点で人気のネット4証券の取扱い数は以下の通りです。
証券会社名 | カブコム証券 | 松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
取扱い数 | 約2200銘柄 | 約900銘柄 | 約650銘柄 | 約350銘柄 |
1位のカブドットコム証券の強さは圧倒的ですね。
2位の松井証券で約2.5倍の差、3位のSBI証券では約3.5倍の差で、楽天証券を含む3社を合わせてもカブドットコム証券よりも少ない状況です。
少し前に調査会社と協力して各証券の利用者調査をしたのですが、株主優待に関する意見はカブドットコム証券の独壇場といった感じでした。
やはり‘株主優待で得したい’と考えた場合は、カブドットコム証券をメインにするのが王道だと思います。
株主優待と言えば、カブドットコム証券
優待のクロス取引で優位性が圧倒的なことから、優待ファンの間では‘必須証券’と呼ばれています。優待で得したいと考える人は最優先で検討すべき証券会社。
⇒ カブドットコム証券「特徴まるわかり」 手数料から口コミ・評判等を徹底解説!
【優待ファンから人気の理由】
●月毎の優待銘柄が分かりやすく表示されており、検索も簡単。
●毎月の優待利回りランキングは、銘柄探しの参考になります。
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