2020年の世界経済見通し!今後の投資を考える上でのヒント

2019年も残り2ヶ月となりました。
世界経済を振り返ると、米中貿易問題に翻弄された1年だったような気がします。

日本株に関するアナリストの話も、その内容の大半が海外情勢ということも当たり前になってきました。

輸出相手国のうち約4割を米中が占めていますので、しょうがないですね。

2020年も相場の動きを握るカギは海外市況になりそうです。

さて、 新しい年まで少し時間がありますが、株式市場は未来に対して動いていくということを忘れてはいけません。

少し早いのですが2020年の世界経済見通しと投資についてポイントになりそうな点を考えてみました。


耳より情報!投資のヒント

直近の注目は米中貿易交渉の合意、2020年の投資環境は悪くない?

株式市場は先読みをして動くのですが、直近で注目したい話がありますのでその点に触れておきます。

当初、11月16日・17日のAPECで、「米中首脳会談で一定の妥協案があるのでは?」と期待されていましたが、南米チリの治安問題から開催断念となりました。

ただし、米ホワイトハウスからは、当初の予定通り11月中旬の正式署名を目指す声明が発表されています。

米国経済は他主要国と比べると堅調ですが、年末のクリスマスセールが重要。
トランプ大統領としては再選に向けて失敗が許されない状況にあります。

一方で中国は香港という火種が燻っている状態!
経済の減速が続けば習近平国家主席の求心力低下に繋がる可能性があります。

両国にとって朗報が欲しい状況ですので、米中貿易交渉の動向は注目ですね。
年末相場の方向性を左右する大きなイベントといってよいでしょう。

補足:11月11日の“独身の日”はどうなる?

中国では11月11日が【独身の日、ECサイトの大セール】 として定着しています。

2018年に中国EC最大手のアリババ(BABA)が【独身の日】で売り上げた金額は約3兆4000億円という途方もない金額。

これは、楽天(日本EC市場トップ)の2017年国内EC流通総額をたった1日で超えてしまったことになります。

投資家からは“中国パワーの象徴“”として見ている人も多いので、この結果はアリババだけではなく中国経済への見方にも直結しています。

2019年11月11日(月)の結果と株式市場の反応には注目です。

IMFの世界経済見通しを確認!2020年は回復へ

2019年は米中貿易・経済交渉が難航し、IMF(国際通貨基金)から発表される世界経済見通しも下方修正が続きました。

最新版である10月15日に発表された2019年の世界の実質GDP成長率予想は3.0%。
これは2009年の金融危機以降では最も弱い数字です。

この事からマスコミ各社でもネガティブな発信が多かったのですが、株式市場は将来の予測で動くことを忘れてはいけません。

個人的な考えですが「2019年の予想は終わった話」として捉えています。
重要なのは 2020年の見通しと修正内容 です。

投資家が注目する主要国を抽出しましたので確認してみてください。

尚、 前回7月の発表から上方修正されたものを赤色、下方修正されたもの青色としています。

2018年 ※2019年 ※2020年
世界 3.6% 3.0% 3.4%
先進国 2.3% 1.7% 1.7%
米国 2.9% 2.4% 2.1%
ユーロ圏 1.9% 1.2% 1.4%
日本 0.8% 0.9% 0.5%
新興国 4.5% 3.9% 4.6%
中国 6.6% 6.1% 5.8%
インド 6.8% 6.1% 7.0%

※2019年、2020年はIMF予想(2019年10月15日)

青色一色で全体的に下方修正が目立ちますね。
私自身が中長期の投資を考える上で注目した点を書いておきます。

先ず第一に世界経済は2019年よりも2020年の方が強い見通しになっています。
この点を頭に入れて新聞や雑誌、ニュースを確認することが大切ですね。

また、米国経済の2020年見通しが上方修正された点は注目!

米経済の今後に対してネガティブな発信も多いのですが、信頼度が高いIMFでは回復という見方をしています。

市場の乱高下はトランプ大統領が引き金になることが多いのですが、2020年は大統領選ですので大きな喧嘩はできないと予想しています。

来年の株式市場は堅く推移すると考えています。

米国経済の見通しがプラスに修正があり、『世界全体は今年より来年の方が強い』という予想になっているのですから投資方針の大きな修正は必要ないですね。

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長期視点で見ていくとインドの勢いは見逃せない!

世界全体の成長エンジンは新興国ですが、中国の成長見通しが6%下回ってきました。

期待のインドも2019年の成長見通しが7月と比べて▲0.9%もダウン・・
※2019年成長見通し:7.0% ⇒ 6.1%に下方修正

これに対して「ついにインドも失速・・」みたいに感じた人もいるかもしれませんが、私自身はチャンスと捉えています。

中国の成長見通しは減速傾向ですが、インドは伸びていく予想となっています。

また、IMFの見通しをシッカリ確認していくと、中期視点では+7.3%と凄い数字があります(構造改革が進むのが前提)

日本では出生数が90万人割れという予想がありますが、インドの出生数は約2700万人と30倍。

総人口が2025年には中国を抜くと言われている超巨大市場です。

家電製品なども今から本格的に家庭に普及という感じですね。

中国の状況を考えると目安になると思いますが、2009年で冷蔵庫の普及率は約6割、エアコンは5割程度でした。

それが、2017年には両方とも、ほぼ10割となっています。

インドの現状は 冷蔵庫は2割程度、エアコンは1割未満 だと言われています。

本当の成長は今からだと考えるべきですね。

この国に関しては、10年後、20年後、30年後を見据えた投資が必要ですので目先の株価の動きは気にせずに積み上げていくことが大切だと考えています。

私自身は引き続き重要国として投資していくつもりです。

インド投資は「手数料が実質0円になる海外ETF」で実践中!

インドへの投資で人気が高いのは、海外ETFの「ウィズダムツリーインド株収益ファンド(EPI)」です。

インドを投資対象とする商品はコストが高く分散も小さいというパターンが多いのですが、EPIは比較的低コストで分散銘柄も200を超えている貴重な銘柄。

また、この商品に投資をする人の多くは、マネックス証券を選択しています。

この理由としては、マネックス証券の独自サービスである「ゼロETF」の対象銘柄になっているので、実質売買手数料が無料になるからです。

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尚、ゼロETFには「ウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド(DLN)」という手堅い優良ETFもあるので注目。

マネックス証券の口座を持っているの人は、ゼロETFはお得なので積極的に活用した方が良いと思います。

今回は【2020年の世界経済見通し!今後の投資を考える上でのヒント】について書きました。

参考になる点があれば、投資の際のヒントにしてみてください。