少し前に「今年は運用成績が悪い・・」という記事を書いたがのですが、その後にいくつか見落としがあることが分かりました。
クレカ積立の残高(400万円)と配当・利子(200万円)を足し忘れていました・・。
(;゚∀゚) アッ
なんだかんだで、今年も1000万円くらいは利益が得られそうな感じですね。
ただし、今期の投資成績が平均以下であることは変わりありません。
それにも関わらず一定の利益が確保できそうなのですから、今年の相場はメチャクチャ強いと言えますね。
株式が強い傾向にある【10月~来年1月】で更に上乗せを期待している人も多いようです。
さて、盛り上がりに水を差すようですが、私は「年末ラリーは無いかも・・・」と考えています。
今回は年末に向けての不安材料について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
株価が強い理由は、好材料ばかりを織り込んでいるから?
年初は米国の景気後退が鮮明になると予想されていました。
しかし、現状の米経済は想像以上の強さを発揮しており、失速が無いまま経済成長が続くノーランディングも視野に入っています。
足元の小売売上や雇用統計を見ていると、景気が低迷する状況は想像できません。
ただし、景気先行指標である「ISM製造業」「PMI(購買担当者景気指数) 」は低下傾向で米経済の減速を示しています。
この点を株価が明確に織り込んでいるかというと・・、
かなり怪しい気がします。
現在の株価水準は、過去と比べて割高です。
AIブームや今後の利下げ見通しといったプラス材料ばかりが株価に反映されているように見えます。
ここから更に株価上昇を実現するには、企業利益の上方修正・市場参加者が今よりも更に楽観的に傾く必要があります。
なかなかハードルが高いですね。
年末に向けてネガティブ要素が少しづつ株価に反映されることも考えられそうです。
私は年末上昇分は前倒しで織り込まれたと想像しており、株価下落を警戒しています。
年末ラリーは無し?米過剰貯蓄の消失と中国経済への不安
株式市場は年末に強い傾向があります。
ただし、これはアノマリー(経験則)にすぎません。
当然ですが、年末ラリーが無いまま終わる年もあります。
私は「23年については ラリー無し で終わる」という方向に傾いてきています。
そう考える理由の一つに【米過剰貯蓄の消失】があります。
米国経済を見る上で重要なのが、GDPの約7割を占める個人消費です。
景気後退予想を跳ね返せたのも、個人消費の強さが理由の一つ。
この背景にはコロナ禍で政府からの給付金等によってもたされた「過剰貯蓄」があります。
物価上昇があっても潤沢な貯蓄があったので消費が鈍らなかったということ。
ただし、これも永久的なものではありません。
取り崩しの終了(過剰貯蓄の消失)が近づいてきています。
10-12月期にはコロナ前水準へと回帰するという予想もあり、年末商戦への影響が心配されます。
また、中国の状況も心配です。
ゼロコロナ政策の解除後は経済が一時的に急回復したのですが、その後は急ブレーキが掛かっています。
消費者物価マイナス、不動産価格の下落、株も下落基調・・・
日本がデフレマインドで覆われた時と似ている状況ですね。
この状況が長く続くと、最悪の場合は『中国を震源とする世界経済の減速』ということも考えられます。
年末ラリーは無い方がいい?新NISAは安く買いたい
年末相場に対して不安ばかりを書いていますが、来年を見据えると悪い話とも言い切れません。
「24年の新NISAからガッツリ投資をしたい」という声が多いのですが、このままだと割高水準でのスタートになりますね。
適正水準の株価(もしくは割安の株価)で、新NISAをスタートしたほうが気分がいいと思います。
尚、新NISAについては「早く買いたい」という意見が多いのですが、私は慌てずにマイペースで買っていく予定です。
株価が高値水準、更に先行き不透明!
遅かれ早かれ、どこかで下落する局面があると思います。
ただし、長期的に世界経済が成長していくシナリオに変化はありません。
従来通り積立投資をコツコツ継続していくのが私の投資戦略になります。
今回は「年末ラリーは不発?好材料はすでに織り込まれている可能性が高い」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
新NISAの証券会社を決定!私がSMBC日興証券を選んだ理由
現在、NISA口座獲得数はNO.1は 楽天証券 、次に SBI証券 です。
(2022年12月末データより)
私もいずれかを選択する予定でしたが、NISA成長投資枠の有効活用を考えた結果 SMBC日興証券 に決めました。
SMBC日興証券をNISAを実施する理由は?
②個別株(ETF・J-REIT含む)でドルコスト平均法が可能
③投信積立の買付手数料が無料!米国株の取扱いあり
詳しい内容は コチラの記事 で紹介しています。
新NISAでは、途中売却した非課税枠が復活(翌年)する特徴があります。
このことにより、短期・中期投資でも利用しやすくなりました。
積立投資&スポット投資の両方でNISA枠を活用する場合、SMBC日興証券は有力な選択肢だと思います。
公式 SMBC日興証券