株式比率を従来より40%削減する予定!各資産を均等に近づける

今年の投資については、利益の見通しがつきました。
気持ちは来年の計画へ向かっています。

マイペースの積立投資をメインにすることは従来通りですが、株式の保有比率については見直しを行っていきます。

現在の考えとしては、過去10年でもっとも保守的な資産配分にする予定。
その理由は、投資環境の変化です。

先ず現実的な問題としてあるのが金利の上昇!

昨年まで金利低下トレンドが数十年も続いて、株式市場には常に追い風が吹いていました。
しかし足元はインフレ圧力が強く、従来の流れと反対になっています。

これは、過去30年くらいのデータが全く使い物にならない状態とも言えます。

そして、気になるのがロシアのウクライナ軍事侵攻。
プーチン大統領に常識は当て嵌まりません。

「もしも・・」が現実になった場合は、マーケットが混乱するのは必至!
資金がリスク資産から一気に逃げていく可能性もあります。

資産運用は将来の大切なお金ですから、大失敗は許されません。
今回はこれからの資産運用の方針について書いていきます。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

株式比率を大幅に減らす方針!先進国株式は不安あり

ここ数年の投資は、先進国株式(米国株式)に資金を入れておけば勝手に増えていく状態でした。

PERが過去平均よりも高かったのですが、企業の成長率が高かったのでその点も気にする必要が無かったと言えます。

しかし、米国企業については1株あたり利益(EPS)の見通しが悪化してきています。

株価は昨年より下がっていますが、他国の株価から考えればかなり割高。
更なる下落余地がある状態です。

ユーロ圏はロシアのウクライナ侵攻の影響で生産低迷・消費悪化となっています。

先進国株は強気に投資できる状況ではありません。

例外的に日本企業は底堅い収益を維持していますが、株式市場については米国株が低迷するとそれに引っ張られる傾向があります。

そして、ロシアのプーチン大統領が何をするか分からいという不安・・。

現状を見ていくと、視界が良好になるまでは株式配分の比率を下げる方が賢明だと判断しました。

私はもともと保守的な考えなので株式比率は投資枠の50%までとしていましたが、来年は30%程度まで引き下げる予定です。

株式だけで言えば40%カットするので大幅減少になりますね。

基本的に売却(入れ替え)対象とするのは米国株で、その半分は主流としているバランスファンド(長期投資のセゾン投信)の積立に振り分けます。

残り半分は債券・ゴールド・REITなど別資産の買付にあてます。

大きく増やす予定の資産は「ゴールド(金)」と「現金」です

株式については不透明感が強いので比率を下げていきますが、強気に見ているのは「ゴールド(金)」です。

現在は利上げ実施中で金利がつかないゴールドには逆風と言えます。
しかし、これが落ち着いてくれば資産として注目が高まると考えています。

ロシアが万一の行動を起こした時(地政学リスク)にも、マネーの逃避先としては最有力だと思います。

景気の先行き不安、インフレ継続の懸念、通貨価値の信用失墜など多くのネガティブ問題に対してヘッジ資産として活躍できる点がメリットです。

ゴールド(金)については、最重要資産として位置付けています。

また、今までよりも現金についても増やす予定。

私の従来方針は「現金は必要最低限、それ以外は株式・債券・不動産(REIT)などに振り分ける」というものでした。

今期は米国株(成長株)の売却、債券の満期償還、さらにインフラファンドのTOBもあるので現金の割合が過去最大となっています。

当初はすぐにスポット買いで別の資産に投入する予定でしたが、一定額は現金のまま保有することにしました。

この理由については、次の項目で説明しています。

来年以降は、何の資産が上昇するか分からない・・

相場環境の変化で過去データが役に立ちません。
さらに、先行きの不透明感が高く将来的にどの資産が強くなるのか分からない状況。

こういった時は、何かに偏らせずに多くの資産を均等に近い状況で保有するのが良いと考えています。

ザックリですが、株式・債券・その他(REIT・金など)を各30%程度保有。
残りの10%は現金というイメージで考えています。
※生活資金等の現金は、10%とは別枠で確保しています。

一定数の現金を持っているのは、有利な資産が判明した時点で速やかに投資するためです。

尚、上昇期待としては従来なら株式ですが、今後は違う結果も想定しています。
その為、2年程度は均等分散をメイン戦略にしていく予定です。

神経質になりすぎのように感じるかもしれませんが、私はこれくらい堅い方が良いと考えています。

私の保有する資産(現金以外)は、いずれも将来にわたって増加が期待できるものです。

保守的な資産配分にすることでリターン率が平均を下回るかもしれませんが、資産が増えていくストーリーに変化はありません。

増えさえすれば問題はないので、今は目減りする可能性を潰していく事の方が重要。

現在の運用しているお金は、無くなってもいいものではありません。
将来の為の大切なお金です。

先行きが不透明な時は、慎重なくらいでちょうどいいと私は考えています。

今回は「株式比率を従来より40%削減する予定!各資産を均等に近づける」について書きました。

記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。

私の金投資!【1540】純金上場信託「金の果実」の積立

金投資については、初心者向きと言われるのが純金積立ですね。
少額をコツコツ買付できるのがメリットでです。

ただし、買付コストが高めなのか気になる点です。
総合的に考えると、マネックス証券の純金積立が優位性があります。
(現物の引き出しも100gから対応)

マネックス証券

コストや手軽さでは金ETFが選択肢になりますが、 こちらだと積立ができないのがデメリット・・。

そこで私が利用しているのが、 SMBC日興証券の“キンカブ” です。

一般の株式やETF投資は基本的に100株単位などのルールがあるので、買付するタイミングで購入金額が変わります。

それに対してキンカブは、投資信託のように金額指定で売買できるサービスです。
例:5千円ぶんだけ金ETFが欲しい

さらに、投資信託のように積立設定(定期定額)もできます。
最大で月に5回に分けて買付できるので、非常に便利です。

私は5日、10日、15日、20日、25日の5回で各30,000円(月15万円)を購入する設定をしました。

買付けているのは、金投資で人気が高い『純金上場信託「金の果実」(1540)』です。
実際に地金の裏付けがある現物国内保管型のETFです。

金投資

キンカブはSMBC日興証券のオススメ機能ですが、あまり知られていません。
“知っている人だけが得している状態”ですね!

個別株やJ-REITでも可能ですから口座を持っている人は、積極的に活用してみてください。

この売買方法は投資の選択肢が広がるので、日興証券の口座は持っておいて損は無いと思います。

公式 SMBC日興証券の大逆襲!ネット証券を圧倒する5つの魅力とは?

公式 SMBC日興証券 公式ページ