インデックスファンドへの過信はNG!投資対象によっては不利になる

【インデックスファンド】は1つの商品で特定の市場全体を買付けることができるので投資家から人気が高い商品。

有名なインデックス(指数)としては米国市場のS&P500日本市場のTOPIXですね。

細かい銘柄分析も不要、更に低コストであることから投資初心者や長期運用に向いていると言われています。

それに対して、運用会社の戦略をもとに銘柄選択や資産配分を決めるのが【アクティブファンド】です。

「アクティブファンドはインデックスファンドには勝てない」という声もありますが、これは本当でしょうか?

これは正しくもあり、間違いでもあります。

この2つを比較する時にリターンで比較するケースが多いのですが、アクティブファンドにはリスクを低減させる目的の商品もあります。

リスクを抑えた投信で代表的なものには「投資のソムリエ」などがあります。

また、テーマ型などは短期向け商品なのでインデクスと長期比較をすれば劣後するのは当然ですね。

インデックスファンドは良い商品ですが、投資本やWEB情報でも盲目的に推薦しているケースがあります。

実際には、それを選択することが不利となるケースもあるので注意が必要。

今回はインデックスファンドが向いている市場とそうでない市場について考えていきます。

インデックスファンドは指数に連動するだけ!過信は禁物です。

インデックスファンドは特定の市場全体の値動き(指数)に連動することを目的とした投資信託です。

市場が上昇する時でも下落する時でも指数をなぞるだけです。
下がると分かっている時でも、抵抗することなく指数と一緒に下落します。

将来に向かって上昇することが約束されているわけではありません。

市場によっては“アクティブファンドを選択した方が有利”なケースもあります。

では、先ずインデック投資が有利(好相性)な市場について紹介します。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

米国市場はインデックス投資と相性が良い

米国株の代表的指数といえばS&P500ですね。
長期で右肩上がりを続ける優良指数です。

インデックスファンドに向いているのは過去のデータを見れば一目瞭然ですが、具体的な理由を補足しておきます。

S&P500指数は四半期に1回見直しがなされ、銘柄が入れ替わります。
また、米国の企業は生存競争が激しく、各産業の主役交代も頻繁です。

簡単にいうと、インデックスファンドの中身は時間経過でどんどん入れ替わっているということです(合併・買収も含む)。

アクティブファンドに近い要素を持っている指数と言えます。

また、米国は先進国では数少ない人口増加が続く国です。

中国は2030年をピークに人口減少に転じると言われていますが、米国は2050年でも増加する予想となっています。

人口増加は必然的に経済発展には追い風となりますので、長期的に指数が上昇していく可能性が高くなります。

こういった指数に対しては、「アクティブファンドは勝てない」というのも納得ですね。

ちなみに、私は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の積立をNISA枠で実践しています。

日本市場はアクティブファンドの方が魅力的

日本市場には日経平均株価やTOPIXといった指数がありますが、私はインデックス投資には向かない市場だと考えています。

指数の銘柄変更が行われるのですが、基本的に中身は同じです。
米国株と違い、変わり映えしない印象。

結果的に成長期待が小さい企業や赤字の企業が数多く含まれることになります。

このような状態であれば、運用会社のファンドマネージャーが将来性が高い銘柄を選択した方が好結果になる可能性があります。

実際の話として、日本株ではインデックスファンドの方が有利と言えるほどのデータはありません。

むしろ、指数を大きく上回る好成績のアクティブファンドがゴロゴロあります。

私の日本株への投資については、アクティブファンドの 「スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)」を積立しています。

米国のS&P500を上回る好成績を継続している優良投信です。

J-REITは個別銘柄、もしくはアクティブファンドが魅力的

J-REITについては個人的に昨年から投資対象に加えました。

こちらについても、インデックスファンドよりもアクティブファンドの方が有利だと考えています。

昔のJ-REITの銘柄は少なく大部分がオフィス用途でした。

この状況だと、何をやっても東証REIT指数に近い成績になるのでインデックス投資で良かったと思います。

しかし現在は用途が分散されてきています。
その中でも物流施設については拡大が著しく、オフィスに次ぐ規模になりました。

物流施設は安定感があるのに対して、オフィスはけ景気敏感!

値動きが用途で違うので、ファンドマネージャー手腕が発揮しやすい環境になったという事です。

また、全部で約60銘柄しかありませんので、全てに目を通した上で銘柄選択ができる点もアクティブ型が有利な点。

以前はインデックスファンドがリターン上位を占めていたのですが、近年はアクティブファンドが上位となっています。

例えば「ノーロード 明治安田 J-REITアクティブ」はアクティブ運用ですが信託報酬は年率0.3%と低くなっています。

過去3年の状況を確認すると、インデックスFよりもリターンが高くリスクも小さい結果。
※2021年1月31日基準

ただし、J-REITについては個別銘柄といっても複数の物件に分散されているので、自分で選択するのも良いと思います。

値動きが他の資産と違うので、株式比率が高い人はREITを組込むと全体の安定感が高まる効果も期待できます。

インデックスファンドが正しいと決めつけない!

「インデックスFとアクティブFがどっちが良い?」という話がありますが、これは粗悪なアクティブFが多かった時の話です。

そもそもアクティブファンドには明確な定義がありません。
高いリターンを目指す商品もあれば、リスクを抑えた運用を目指すファンドもあります。

【インデックスファンド】と【それ以外】というのが正しいですね。
無理に区分けをして、どっちが正しいと決めることが間違っています

また、「アクティブ=怖い」というイメージが広がっていますが、安心感の高いアクティブファンドもあります。

実際にコロナショックでは、市場状況に合わせて配分を調整するタイプのバランスファンドが力を発揮して下落を抑えるケースが目立ちました。

リターンを目指す時も、アクティブFの魅力を知っておくと選択肢が広がります。

例えば全世界株式に投資をする時に、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に投資方法が人気です。

しかし、アクティブ投信も候補に加えると「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」 +“日本株アクティブF”という組合せも考えられますね。

どっちが良いという話ではなく、選択肢が広がる点を理解して欲しいという事です。

今回は「インデックスファンドへの過信はNG!投資対象によっては不利になる」について書きました。

記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。

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投資情報は以前と比べて多くなりましたが、その選別が難しくなってきました。
多すぎる情報は混乱のもとになるので、無作為に選択するよりも絞り込んだ方が良いと思います。