新型コロナウイルスのワクチン接種が日本・世界各地で進んでいます。
一方で「デルタ変異株」が世界的に感染拡大している状況。
ただし、「デルタ変異株」についてもワクチンを2回接種した場合は、従来の「アルファ株」とほぼ同等の効果があるという研究結果が発表されています。
ここで重要なのは、接種1回だけでは不十分という点です。
デルタ株が主流の状況では、ワクチン接種率は2回の数値が重要ですね。
コロナ禍からの脱却時期については不透明です。
ある程度の時間が掛ると予想されますが、ワクチン接種により改善の状況へと向かっているのは間違いありません。
このような状況で投資家にとって気になるのはアフターコロナの社会変化。
そこを狙って一攫千金を夢見ている人もいるかもしれません。
今回はアフターコロナを考えた投資について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
脱コロナで上昇する株は何?この考えが失敗に繋がる
アフターコロナについて、「どのセクター(銘柄)が狙い目ですか?」という質問が多いです。
アナリストや証券会社、ネット情報などでも「アフターコロナの注目銘柄」みたいな内容が多いですね。
私の考えを述べると、この思考で投資をすると高い確率で失敗します。
冷静に考えれば分かると思いますが、脱コロナで上昇しそうな銘柄というのは世界中の投資家が狙っています。
世間の人が知らない秘密の銘柄なんて存在しません。
つまり、既に充分に買われている(上昇している)と考えるべきですね。
このような状態で業績が予想よりも弱い結果になれば、大きく下落するのは必然です。
重要なのはリスクが高い投資先を避ける事です
脱コロナを投資チャンスと捉えていた人にとっては、ここまでガッカリする内容だったと思います。
しかし、もう少し読み続けてください。
投資の基本として頭に入れておきたいのは“経済が上向きであれば、全体の相場も上昇”する事が多い点です。
大儲けを狙う投資なんて不要です。
普通の事だけ実施していけば、勝手にリターンがついてくるのですからね。
重要なことは、大失敗しそうな銘柄には手を出さない事。
その為にはアフターコロナの生活様式を想像することが大切です。
当初の予想は、とても曖昧で極端な意見も多くありました。
現在は、コロナとの共存生活が長くなってきたので、だいぶ予想が立てやすくなってきています。
アフターコロナの社会生活について考えてみました。
リモートワークが主流になる?これは怪しいですね
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、リモートワークを積極的に取り入れる企業が増えています。
その事から、今後はリモートワークが標準になるという考えもあるようです。
ただし、状況から考えて脱コロナが進むにつれて、大半の会社員はオフィスへの出勤に戻ると私は予想しています。
そもそも、【ウイルス感染症の拡大防止】という目的で推進していたのですから、その障害が無くなれば通勤する形態に戻るのは普通の事。
これは、日本が古い体質だからという事ではなく世界的に考え方は同じです。
リモートを主流に事業を継続する会社は一部に限られます。
ただし、選択肢としてリモートワークを希望しやすい環境は拡大すると想像しています。
例えば、育児中の社員にはリモートワークを選択できるような形式です。
会社にとっても人材確保のメリットがあるのでウィンウィン(win-win)ですね。
また今後は介護離職の問題も増えていますが、こちらもリモートワークに可能性を感じますね。
さらに、社員のリフレッシュの意味で、週に1回はリモートワークみたいな方法も考えられます(カジュアルデーの延長)
リモートワークの比率は上がってくことは間違いありませんが、主役はオフィスという点は理解しておくと良いでしょう。
出張業務については、コロナ前と変化する可能性あり
ウイルスへの不安が小さくなっていけば、自粛の反動で旅行などが一時的に大きく盛り上がる可能性があります。
外国人旅行者も増えれば、観光地なども再び活況となることが考えられますね。
しかし、安易に投資をするのは避けた方が良いと思います。
・・・と言うのも、この盛り上がりは旅行に限った話だからです。
アフターコロナも働き方はオフィス中心と書きましたが、出張については大きく減っていくと想像しています。
特に社内会議などはZoomミーティングが普通になってきているので、継続することへの抵抗は小さいと思います。
対面会議も行われると思いますが、完全に前の状態に戻すのは経費の面からもマイナスです。
内容の重要度に応じて、使い分けがされていくと思います。
仕事上の取引についても、初期の提案段階ではリモートで行い、商談が進んで段階で対面に移行するパターンもありそうですね。
※この点は相手先の状況や仕事内容で違いあり
今まで出張で利用されていた新幹線・飛行機などは、マイナスの影響が残る可能性はありそうです。
また、ビジネスホテルなども顧客の取り合いになれば、低料金で利益が小さくなることも考えられます。
店頭小売業は、コロナ後も逆風が継続する
小売業界は新型コロナウィルスの影響で苦境に立たされた会社が多いです。
しかし、もともと通販の台頭で厳しい状態でした。
そしてコロナとの共存生活が長く続いたことで、従来は通販を避けていた人も利用するようになったことは懸念点。
店頭の魅力もあるので無くなることはありませんが、お客様の来店頻度は減っていく流れは止められそうにありません。
また、ネット検索で通販価格が比較しやすくなった事もマイナス材料。
通販と違って店頭は人件費や不動産のコストがあるので、価格競争に巻き込まれた時のダメージは非常に大きいです。
そして、これは店舗が入居する不動産業にも影響がでる話。
例えばJ-REITでは商業ビルやホテルなどは変動賃料(施設の売り上げに応じて変動)を採用しているケースがあります。
脱コロナで一時的に上昇した場合でも、長期では賃料収入が目減りしていく可能性があることは認識しておく必要があります。
個別株よりもインデックス(ETF・投信)の方が無難です
経済が上向いている状況では、長期的には資産は膨らんでいく可能性が高いです。
重要なことは、大きな失敗をしないこと。
予想が当たれば資産が大きく増える可能性はありますが、大きなリスクと背中合わせになります。
有望銘柄であっても、買われすぎで高値水準かもしれません。
出遅れ銘柄だと思ったら、コロナ終息後も低迷が続く可能性もあります。
つまり、世界的に生活の変化が強いられた状況化にある相場では、先行きを予想するのが非常に難しいのです。
それを見極める能力がある人はそれで良いのですが・・、
私には無理ですね。
経済回復により相場全体が持ち上がるならば、それに乗っていく方が簡単です。
市場全体への投資や世界分散といったアリキタリな方法を継続する方が、成功率は格段に高いと思います。
わざわざ難しい方法を選択して、大切な資産を危険にさらす必要は無いというのが私の考えです。
今回は『リスクを抑えた運用方法!コロナ終息で生活は本当に変わるのか?』について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
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