今年は米国の金融政策の転換やロシアのウクライナ侵攻など、相場に大きな影響を与える出来事が次々と発生しています。
この影響をうけて世界の株式市場は大きく下落しています。
私が保有する資産だと、米国IT大手のアルファベット(GOOGL)が年初来で約20%のマイナスで大きなダメージを受けています。
※22年6月3日:ドルベース
守り重視の運用ですが、ここまで厳しい相場だと資産は目減りするのを覚悟しなくてはいけませんね。
しかし、久々に確認すると資産は前年からプラスとなっていました。
意外にも大きく増えている状況ですが、運用成績が良いわけではありません。
強烈な円安によるプラス効果が追い風となっています。
単純にラッキーなだけとも言えますね。
ただし、アルファベットの状況をみると、米成長株だけに集中していれば資産が大きく目減りした可能性もあります。
今回は資産運用で私が心掛けていることを書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
円安効果が強烈!普通に運用していれば資産は増えている?
昨年と比べて大きく変化したのがドル円(為替)です。
円安に振れていますので、海外資産で運用している人には追い風ですね。
2022年6月3日時点は、1ドルは約130円です。
年初は115円くらでしたので10%以上の押し上げ効果。
更に言えば、1年前の2021年5月は約109円なので15%以上のプラス効果となります。
足元の外国株式は低迷していますが、下げ幅が10%未満に抑えられていれば円換算だと資産はプラスとなるという事ですね。
投資家が損をしているような情報が多いのですが、それは大きなリスクをとった運用をしている人だけの話。
実際には円ベースだとプラス運用となっている投資家が多いと想像しています。
円換算でも資産が大きく目減りしている人は、ちょっとリスクをとりすぎている可能性がありますね。
これをキッカケに運用方針を再考してみるのも良いと思います。
尚、今回は為替がプラス要因となっていますが、円高ならマイナス要因になります。
外国資産の下落と円高が同時に起これば、強烈な損失となるということ。
その点では言えば、今年はラッキーな状態です。
ただし、為替は気まぐれです。
理論値から考えれば円安も行きすぎな状態。
最悪の場合も想定した上で、資産運用を考えないといけませんね。
投資予想はハズレます!それでも、資産を増やしたい
投資経験は長いのですが、予想の精度は昔から進歩していません。
ただし、ハズレた時のダメージは小さくできるようになりました。
予想が当たらないので、それも想定した運用に切り替えたのが良かったようです。
新聞・TVやネットの投資情報については、基本的には信用していません。
情報が嘘やテキトウということではありません。
時間経過で前提条件が変わってしまうので当たらないのが普通という意味です。
例えば、年初からの米国株のリターンが日本株に大きく負ける状況をどれくらいの人が想像したでしょうか?
また、専門家の多くが債券投資に対して消極的で株式のみの運用を提案していました。
しかし、私が保有する資産でプラスに大きく貢献しているのは現物債券です。
外国債券は足元の円安効果で15%~20%の為替差益がプラスされた状態で償還されています。
利金についても同様で円安のプラス効果が働いています。
米ドル建ての現物債券を保有していた人はホクホク状態というのが現実です。
ゴールド(金投資)も、円安効果で上振れしていますね。
J-REITは年初と同水準、インフラファンドはプラス!
米国株だけが負けていると言っても良い状態です。
この状況に対して「それは、たまたま・・」と考える人も多いのですが、投資の世界はそのたまたまが頻発するのです。
こういった事も含めて投資です。
尚、この状況について私は全く予想できていませんでした。
世間一般の意見と同じで債券よりも株式の方が優位だと思っていましたし、ゴールドの上昇はもっと先の話だと予想していました。
J-REITも今期は下落予想で、仕込みチャンスと思っていたくらいです。
日本株が米国株を上回る状況なんて微塵も想像していません。
私自身の予想は、ほとんどハズレたというのが事実。
資産は増えた理由は、すべて想定外の商品の活躍です。
自分の予想に固執しないことも、立派な戦略だと私は考えています。
株式比率は50%まで!私は資産が減るストレスに堪えられない
私は全資産の70~80%を投資にまわしています。
残りの部分も事業用の資金で確保しているだけなので、それを除くと9割以上が投資ということになりますね。
ただし、株式投資の割合は全体の50%を上限にしています。
残りは債券・ゴールド・REITなど株式と違う値動きをする商品です。
もちろん最悪な状況を考えれば、分散をしても全て資産が下落することは否定できません。
ただし、その下落幅は違いがあるのでリスクの軽減効果はあります。
資産の回復スピートも違うので早々に反発する商品もあると思います。
また、現物債券については償還日になれば元本が戻るので途中の下落は関係ありません。
私は大きな失敗さえしなければ、投資は高い確率で成功すると思っています。
分散投資については、株式が強い時には市場平均に見劣りする結果となる事がほとんどです。
今後も株式投資を集中的に行っている人が10%リターンの時でも、私は半分の5%リターンになるかもしれません。
でも、私は資産が増えていれば、それでいいのです。
他の人と競争しているわけではありませんからね。
私は投資を長期で行っていく上で、お金が減る不安を小さくすることが重要だと思っています。
緩やかであっても資産が増えていく状態が確認できれば、投資の継続意欲は高まっていきます。
4年前に資産は1億円を超えましたが、これは相場にしがみついてきた結果です。
その為には強いストレスのかかる投資手法は避けることが重要。
大損も大儲けもない地味なスタイルですが、私はこれでいいのです。
これからもリスク分散を徹底して、ジックリと資産を増やしていこうと思います。
今回は「今年は株式投資が絶不調!でも、資産運用の状況は変わりません。」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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私は積立設定だけして、ホッタラカシている状態です。
私の資産は年々増えているので「凄い!」と言われる事もあるのですが、実際は投信に丸投げしてるだけというのが本当の話。
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