米国市場は100年以上も右肩上がりを続けています。
過去にITバブル崩壊やリーマンショックといった強烈な株安に見舞われても、短期間で株価が回復して最高値を更新。
日本市場の株価が20年前(バブル最高値)に遠い状態という事を考えると羨ましい限りですね。
こういった事実を考えていくと、投資の経験が浅い人ほど米国株の方が向いているようが気がします。
関連:米国株がおすすめの理由!“ど素人の投資”が通用する貴重な市場
そして、個人的に米国株が簡単だなぁ~と思う理由があります。それが投資の神様であるウォーレン・バフェットの存在。
米国株の取引をする上でバフェットの行動は非常に参考になりますので、今回はその点について書いていきます。
この記事の目次
バフェットを知ることが、損失回避に繋がる?
米国投資でバフェットがいてくれて良かったなぁ~と思う点は、投資においてのモデル的な存在だからです。
私は生まれて初めて買った株式は日本株で三菱UFJフィナンシャルグループです(購入時は別の名称)。
株に興味はあっても、何を買ったらよいか分からなかったので、自分のメイン銀行の銘柄を選択したというハチャメチャぶり(笑)
しかし、米国株ならばバフェットという成功者の標準モデルがあるので、その銘柄から選択する事が可能です。
これは経験が浅い投資家にとっては凄く心強い事!
また、バフェットの保有状況は、彼が率いるバークシャー・ハサウェイの状況が四半期(3ヶ月)ごとに発表されるので、売買状況も知ることができます。
投資経験が浅い人ほど、市場のニュースや短期間の値動きに振り回されてしまう事が多いので、バフェットの行動を確認する事はプラスになると思います。
バフェットが売った時こそ注目すべき!
バークシャー・ハサウェイの保有状況を確認するのは投資の初心者にメリットがあるのは勿論ですが、ベテラン投資家にもオススメ。
バフェットは長期保有を基本としていますが、自身が間違っていると思えばアッサリと方針を変更します。
ある意味では、簡単に間違いを認められる事が凄さだと思います。(普通は成功事例を持つと、そこから抜けられない人が多い)
例えば2015年にはエクソン・モービル(XOM)などの原油銘柄を全売却しました。そして、直近ではアイビーエム(IBM)を失敗と認めて全売却しています。
同じ銘柄を保有している場合は、真剣に考えた方が良いと思います。
・・というのも、バフェットは基本的に自分が理解できる銘柄だけに投資を絞っています。それを中止するという事は凄く重い話。
これは、バフェットに追随して売った方が良いという話ではありません。一旦、保有していたことを忘れて、その銘柄の価値を再考して欲しいという事です。
ベテラン投資家で失敗パターンは、「この株価は間違っている、本来は〇〇となるはずだ」といった理論への過信が招くパターンが多いのです。
理論は勉強すればするほど強固になってしまうので厄介!間違っていても軌道修正がなかなかできません。
バフェットが売却したときなどは、頭の中をマッサラナ状態にする貴重なチャンスといえます。
余談:バフェットがきっかけで私は原油銘柄から撤退!
原油銘柄から撤退というよりも、その時にエクソン・モービルに魅力を感じていました。財務が強固で当時は格付けがAAAでしたからね。
しかし、バフェットの売却で再考。その時は原油関連を徹底的に調べたことを憶えています。
散々調べて最終的に撤退を決めた理由はとても単純!
原油価格の現状をみると、シェールオイルだったり電気自動車が普及していくという話があったので、今後が予想しずづらい状態。
将来も安泰という意見と厳しいという意見で真っ二つでどちらが正しいのかわかりません?
たぶんバフェットが売却しなければ、私は良い意見しか目に入らなかったでしょうね(笑)
つまり、原油価格の動向を冷静に判断できる人が買う銘柄であって、私のように先が見えてない人間が手を出すべきではないという結論。
最終判断は別としても、バフェットの売買行動は自分自身の投資を見直すキッカケになると思うので確認しておくと良いと思います。
バフェットが買った銘柄は、ワンテンポ遅れで購入?
バフェットが新しく購入した銘柄が判明した時の対応ですが、私はすぐに追いかけずにチョット期間を置いてから購入を検討するようにしています。
彼が市場に与える影響は絶大ですので、新たな購入が判明するとその銘柄に一気に買いが殺到します。
少し期間をおくと株価が下がることも多いので、ちょっと待ってみるのも良いと思います。
ちなみに、直近で私が買ったバフエット関連の銘柄だとシンクロニー・ファイナンシャル(SYF)ですね。
金融サービス会社(クレジットカード発行)で、2017年8月にバフェットの購入が判明してグングン上昇!ゴールデンウィークに価格が下がったので購入しました。
下落中に購入する逆張り手法は危険な行為ですが、バフェットが保有している下支えがあるので安心感がありましたね。
今は反発して10%以上の含み益が出ているので、このまま長期ホールドの予定。
ただし、現在価格から8%下に逆指値をしているので、気が付いたら売却になっている可能性はあります。
逆指値をしながら上値を追う方法は、個人的にオススメです(私の必勝パターン。)
⇒ 米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法
米国株の証券会社は機能で選ばないと損をする?
今回は【米国投資で儲けたければ、ウォーレン・バフェットの行動を見逃すな!】について書きました。投資のヒントになる点があれば参考にしてください。
補足ですが、証券会社を選択する時に手数料ばかりに気を取られている人がいるのですが、これは基本的にデイトレダ―の発想です。
米国株は中長期投資ですので、情報と取引条件の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。
手数料については、せいぜい数百~数千円の差しかありません。しかし、取引条件の良し悪しで利益が数万~数百万の差になる可能性がある点はシッカリ認識して欲しいと思います。
ちなみに、私は購入した銘柄には逆指値を設定することを徹底しています!
(ネット証券大手ではマネックス証券の逆指値が可能)
米国株はマネックス証券!チャンス拡大の独自サービスが魅力
私は米国株・海外ETFの取引では、マネックス証券をメインにしています。
その理由は、大きなリターンを得る為の条件が揃っているからです。
この証券は 米国株で時間外取引ができる貴重な証券会社 。
時間外で【安く買えたり、高く売れたり】するケースがあるので、一般の証券よりもチャンスが拡大が期待できます。
また、米国株の分析では【銘柄スカウター】が大活躍!
『本当に無料でいいの?』と感じるほど凄いツールです。
コスト面でも、円⇒米ドルの為替手数料が0銭 なのは嬉しいですね。
興味がある人は公式ページを確認してみてください。