投資の神様“ウォーレン・バフェット”が率いるバークシャー・ハサウェイの保有株が判明しました(2020年3月末時点)。
3月末時点では、新規の銘柄はありません。
既存銘柄に関しても、 買付よりも売却中心 です。
景気の先行きは不透明で、生活スタイルや価値観にも変化が出てきました。
バフェットも今後の投資方針について決めかねている様子・・。
さて、バフェットの銘柄については、四半期ごとに更新しているのですが、今までと掲載方法を少し変更しました。
(記事の中で説明)
今回はバフェットの保有株への活用方法。
米国株の銘柄を探すときに注意している点などについて書いていきます。
この記事の目次
バフェットについては“憶測の報道”が多いので注意!
バフェットは世界中から注目される投資家なので、小さな行動に対しても大きく報道されるケースがあります。
彼は投資に対して多くは語らないので、憶測からの記事も多からいですね。
例えば先日は“銀行株のUSバンコープを売却”という報道がありました。
売却したのは事実ですが、内容に関しては誤解を与えるものです。
売却の前段階に4月に買い増しをした事実があります。
結論を言うと、USバンコープは前回発表(2019年12月末)よりも、先日の報道時点だと 保有株数は増えています 。
この銀行に関する持株保有率は2019年末に関しては約9.7%で、 先日の報道時点では売却後でも約9.9%というのが実態です。
10%を超えてると取引を行うごとに報告する義務があるので、そのギリギリのラインに調整したように見えます。
最初に記事が出ていた段階で“う~ん”という感じだったのですが、そのまま他の報道が追随したのでちょっと驚きました。
ちょっと、意図的に事実を捻じ曲げたような雰囲気もありますね。
(記事にインパクトを出す為?)
個人的には、バフェットに関しては報道よりも四半期ごとに発表される保有株の結果を見て自分で考える方が良いと思っています。
バフェットが買った銘柄よりも、売却した銘柄に注目しよう。
ウオーレン・バフェットといえば長期投資ですね。
今までの投資行動では、足元の株価が低迷しても“長期的な利益継続”が予想される銘柄に関しては安易な売却はしていません。
逆に言うと、売却した銘柄やセクターに関しては、 先行き懸念が大きい と判断している可能性があります。
四半期ごとに発表されるバークシャー・ハサウェイの保有株には、長期展望に関するヒントが隠されているので注目ですね。
興味がある人は確認してみてください。
ちなみに、バフェットの保有株に関しては、今回から米国株の業種別11セクターで表記するようにしました。
また、保有銘柄が減少した銘柄は青色(増えた銘柄は赤)にしていますので、一目で分かると思います。
補足ですが、2019年末から VOO や SPY が加わったので「バフェットもS&P500に投資!」 みたいな情報も以前にありました。
これも、保有比率を見るとはオーバーな表現だと分かります。
バフェットの保有銘柄を全部で100万円だと仮定した場合、 保有株1位の アップル(AAPL) は約35万円となります。
それに対してVOOとSPYは、100円~200円といったレベルの話。
現状としては、保有というレベルの話ではありません。
私が個別銘柄を買うときに、重要視していること。
バフェットの行動を米国株投資に活用しているのですが、これ以外にも私が買付する時に注目している点があるので、それについて書いていきます。
結論を先に言うと、NYダウ(S&P500)よりもリターンが良い銘柄から選択するようにしています。
※期間は1年~3年の期間で確認。
個別株に関してはETFよりもリスクが高いので、リターンが ETF(DIA、VOOなど)よりも低いのであれば無理して買う理由はありません。
ちょっと難しいのは、株価が順調に上昇していると“お得感が小さい”ように見えてしまう点です。
個人投資家は逆張り思考が強いので、下がった銘柄を好む傾向があります。
確かに“大きく下がった銘柄がチャンス”には見えるのですが・・
私の経験ではこういった銘柄ほど長期保有で結果が出ていません。
下がりすぎた銘柄は、自立反発で短期間で10%程度は上昇することがあります。
問題は、その後・・・。
一時的には成功したように見えるのですが、3ヶ月・・,6ヶ月・・,1年・・過ぎると 市場平均に抜かれている ケースが目立ちます。
米国市場の個別株については、“注目50銘柄”のページもあるので、こちらも確認してみてください。
最後に補足ですが、大きく下がった時に買付する手法については、現在の市場では相性が良くありません。
下がった時に反発期待で買いつける手法(ボトムフィッシング)は、基本的に レンジ相場で強みを発揮 する点は頭に入れておいてください。
分かりやすい例だと、 為替のドル円ですね。
コロナショック起きるまでは、数年間にわたり105円~115円の 間で変動していました(レンジ相場)。
このような規則性がある動きをしている時は、下限で買うという手段も有効です。
※想定レンジを越える動きがあれば決済すること(理由はコチラ)
現在の株式市場に関して言うと経済低迷が長期化して企業の倒産も今から増えていく可能性があります。
底値が予想できませんので “下がったら買う”という手法を肯定するほどの材料がない 状態です。
安く買いつけることよりも、財務体質が良くて将来期待が高い銘柄を探すことに注力した方が良い結果になると思います。
今回は「【最新版】バフェットの保有株と米国株投資の新基準!」について書きました。
記事の中でヒントになる点があれば参考にしてみてください。
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