世界株式の状況を考える上では、米国市場の動向が重要です。
どの地域においても、大なり小なりの影響を受けます。
株式相場を予想する上では、アメリカの状況は無視することが出来ない存在です。
さて、米国株は年初から、物価上昇(インフレ)・FRBの利上げ姿勢・経済の失速不安 などの悪材料が重なり低迷しています。
金融政策が緩和から引締めに転じたこともあり、割高だったグロース株が大崩れしました。
成長株の比率が高い米国市場は、他国と比較しても年初からのパフォーマンスが悪い状態です。
ただし、インフレや利上げ・景気後退などのマイナス材料もだいぶ織り込まれたこともあり株価が反転しそうな雰囲気もあります。
今回は足元の相場状況に対する私の見方を紹介していきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
短期的には反発する可能性あり!ただし、長続きするかは疑問?
最近の米国株は1日で2%程度の上昇する日も見かけるようになりました。
年前半の下がるばかりだった相場とは少し変わってきていますね。
ただし、このまま強気に転じるという雰囲気ではありません。
年前半は株価が急降下していたので売り(ショート)ポジションの人が多くいました。
そして現在は、株価の底が見えてきたと判断した人も出てきている印象。
結果的に、このポジション解消(買戻し)による上昇が断続的に発生していると想像しています。
しかし、これだけでは一時的な上昇にしかなりません。
長期的に上昇に転じる為には、投資家心理が大きく強気に移行しないといけません。
投資家がそこまで強気になれているかというと、依然として疑心暗鬼に見ている人が多いような気がします。
つまり、焦って一括投資すると再び反落する可能性がありそうです!
あくまでも短期的な動向として見る方が良いと思います。
一定の下落で強制的に売却する逆指値などの機能をつかって、損失リスクを抑えながらの投資が有効です。
ファンダメンタルズは株価に逆風のままです
仮に短期的な大幅上昇をしても、深追いは禁物というのが私の方針です。
・・というのも、米国のファンダメンタルズが良好に転じたわけでは無いからです。
株価が悪材料を織り込んだといっても、インフレや利上げ・景気後退の不安は継続中!
「思ったよりも酷くならないかも・・」という希望的観測が出てきた程度です。
株価が急反発した後に、実際に問題が再浮上してくれば雰囲気はすぐに変ります。
過去の状況を思い出しても、投資家が上昇に楽観的になった時が怖いのです。
想定としては、秋から冬になってもインフレが高止まりする(金利も高止まり)、経済指標に失速の数値が並ぶといった状況が出てきた時ですね。
その場合は、株価への強気姿勢がボロボロと崩れてくる可能性があります。
再び急降下ということも否定できません。
ユックリとした相場回復であれば良いのですが、最近は大きく一方向に振れることが増えてきたように見えます。
大幅下落はチャンスと言いますが、その逆も然り。
短期的な大幅上昇には危険が隠れていると考えるべきです。
相場が悪材料をだいぶ織り込んだ可能性は高いと思います。
ただし、ファンダメンタルズから考えて強気に転じるだけに材料が無いのも事実です。
短期と長期!2つの視点で相場を見ていく
足元では株価に悪材料が織り込まれて、反発が期待できる状態。
その点では、ここで利益を取るというは戦略として悪くありません。
もっとも長続きするほどの材料が無いので、短期で利益を狙う投資になります。
半年・1年先を考えると米国経済が景気が現在よりも悪くなっている可能性があります。
深追いはせずに一定の利益を得たら、撤退というのが基本戦略ですね。
一方で5年・10年といった長期視点で考えると、景気後退も貴重な仕込みチャンスとも言えますね。
景気の状況によっては来年の方が株価が下がるというシナリオも出てきますので積立投資のような時間分散が有効です。
さて、短期と長期の2つの戦略を上手に使い分けるのが理想ですが、両方を器用にこなせる人は一部に限られています。
短期で稼ぐのが上手な人もいれば、長期投資が向いている人もいます。
私は完全に後者のタイプ!
現状としては積立投資でシッカリと利益が積み上がっているので、新しい事を加える予定はありません。
世界分散・資産分散・時間分散といった基本を忠実に実行していくだけです。
足元の値動きに一喜一憂せずに、従来通りのコツコツ投資を継続していこうと思います。
今回は「足元の戦略と長期投資!米国市場に対する不透明感は続いています」について書きました。
記事の中で参考になることがあれば、運用のヒントにしてみてください。
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