消費税アップで預金が減るって本当?節約だけでは対応できない現実

2019年10月より消費税が8%から10%にアップします。

もっとも、食品関係は軽減税率が適用されますし、クレジットカードや電子マネー等で買い物をするとポイント還元される施策もあります。

家庭への影響は、あまり感じないかもしれませんね?

ただし、キャッシュレス・ポイント還元制度は9ヶ月間だけの措置ですので、都合が良い話がずっと続くわけではありません。

そして、見落としがちなのが預貯金への影響

消費税が2%上がったからといって預金が2%増えるなんて事はありません。

預金で100万円の車を買おうと思ったら、増税により102万円が必要・・
つまり、預金は資産価値が目減りしてしまうのです。

今回は消費税のアップなど物価上昇に対しての考え方について書いていきます。


耳より情報!投資のヒント

節約だけでは厳しい!家計資産の見直しを検討

増税前に必要なものは買っておくという方法はありますが、苦労の割には効果が小さいのでオススメできません。

例えば教育資金のうち学校の授業料や入学金は非課税ですが、塾や習い事・予備校などは消費税の対象ですから支出増となります。

これらは、原則として前払いできませんから増加分も含めて準備する必要がありますね。

毎月の携帯料金やインターネット通信料も2%アップします!
電気・水道・ガスといった公共料金も・・

スマホに関しても5Gが主流になっていけば、現在の機種は対応していないので新たに購入となる事も想定しなくてはいけません。

つまり、事前にまとめ買い出来ないものが圧倒的に多い
現金(預金)については、増税分だけ資産が目減りすると考えるべきですね。

消費税アップが無くても、預金は目減りしていく?

消費税10%といったインパクトが大きい出来事があると資産減少が意識されます。
しかし、実際には増税が無くても預金(現金)の価値は目減りしています。

以下は日本のインフレ率の推移です(直近5年)。
※情報元:IMF 2019年は4月時点の推計です。

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
0.79% ▲0.11% 0.47% 0.98% 1.07%

2017年、2018年、2019年と右肩上がりですね。

今後のことは分かりませんが、年間で1%程度の物価上昇は覚悟しておいたほうが良さそうです。

つまり、ゼロ金利の場合は増税とは関係なく実質価値が毎年1%づつ目減りしていく可能性があるという事です。

ここで問題です。

Q.毎年1%づつ物価上昇する場合、現在ある1000万円は20年後にどの程度の価値となっているでしょうか?

答えは、820万です。

金額としては1000万で変化ありませんが、購入できる商品は180万円も減ってしまうのです(価値の目減り)。

あくまでも1%インフレが継続した場合の話なので、物価下落(デフレ)となる可能性もあります。

ただし、日本の深刻な人手不足と輸入品が高騰している事実を考えると、物価下落を期待するのは安易な発想です。

消費税10%をキッカケに、家計資産について真剣に考えてみてはどうでしょうか?

家計資産のうち“3分の1程度”を投資にまわす

ゼロ金利で貯蓄が当てにならない以上は、給料(収入)を増やすか投資で運用することで補うのが一般的です。

節約で支出を減らすという方法もありますが、インフレが続けば限界がきます。
また、給料に関しては会社の事情もあるので、不透明ですね。

やはり、“資産運用”というのが私の考えです。

日本人は投資に対して特別な事と感じている人が多いのですが、主要先進国では当たり前の話!

以下は日米欧の家計金融資産のうち、預金と投資の割合を示したものです。
※参考資料:日本銀行(2018年8月)

資金循環の日米欧比較 日本銀行2018年8月

日本とアメリカの預金と投資の割合は、ちょうど正反対ですね。
個人的には、ヨーローッパの投資3割というのが日本人には参考になると思います。

ちなみにグラフでは、現金と投資を足しても100%になっていませんが、残りは個人年金保険や厚生年金基金などです(日米欧とも約30%)。

資産全体の3割程度を投資に回して年間5~6%程度で運用できれば、全体で2%弱の増加が期待できます。

つまり、1~2%のインフレが続いても家計資産全体の資産価値は目減りしません。

これくらいの目標であれば、安定性を重視した投資信託(分散タイプ)でも充分に可能ですから投資未経験でもチャレンジできます。

投資信託や株式投資が怖い場合は、もう少し堅い運用商品を選ぶのも方法。

私の個人的な選定ですが、堅い投資については別ページで紹介していますので、興味がある人は覗いてみてください。

悩んでいてもお金は増えない!行動あるのみです

今回は「消費税アップで預金が減るって本当?節約だけでは対応できない現実」について書きました。

参考になる点があれば今後のヒントにしてみてください。

消費税アップは家計にとっては打撃になると思いますが・・、私はこれで終了だとは思っていません。

少子高齢化による年金・医療等の社会保障関係費の増加や日本の財政状況をみれば、消費税に限らず負担は増えていくと予想しています。

今までは預金と節約で乗り切れたと思うのですが、今後は難しくなりそうですね。

増税やインフレといった支出アップがあるなかで、自分の老後準備も行わなくていけないのがこれからの時代。

世界の主要先進国では資産運用に投資を組込むのは当たり前の話です!
気軽にスタートしてみてください。

尚、私はFPだけでなく社会福祉士としての仕事もしていたので、老後生活の相談も数多く受けてきました。

年齢を重ねたときに「質素な生活を心がけている」と「質素な生活しか出来ない」では、結果が同じでも精神的なユトリが全く違います。

老後資金は、早めに行動していけば思った以上に簡単に準備できますので積極的にチャレンジしてみてください。

私の資産運用は、セゾン投信の積立です!

私自身の運用について話をすれば、「セゾン・バガード グローバルバランスファンド」の積立がメインです(2019年の運用方針

世界分散投資を専門家に丸投げできるので、ズボラな私にはピッタリでした。
資産配分の修正も全部行ってくれますしので何もする事はありません。

参考までに、過去10年の年率リターンは7%弱となっています。

私の資産は年々増えているので「凄い!」と言われる事もあるのですが、実際は丸投げしてるだけというのが本当の話です。

資産運用の王道的な資産配分ですので、興味がある人は確認してみてください。

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