新型肺炎の感染拡大により株式市場が不安定になっています。
世界経済に悪影響を及ぼすという懸念から、株式が大きく売られている状況。
一方で、株式は“安く買って高く売る”が基本ですので仕込み買いのチャンスと考えている人も少なくありません。
そして、こういった時に増えてくるのが「今は買いですか?」という質問。
正直に言うと、この発想で資産を増やすのは難しいと思います・・・
理由は、私が損失を出した時と似ているからです。
今回は、専門家や運用成功者の方法などを参考に 継続的に利益を出す人の考え方 について書いてみました。
また、 私自身が現在の相場に対して、どういった姿勢で臨んでいるかも合わせて紹介します。
この記事の目次
「どうなったら買う」という視点に切り替える
私は投資を始めてすぐに数百万円の損失を出しています。
当時は「今は買いですか?」という質問を頻繁にしていました。
値ごろ感だけの投資で、基準といえば“前よりも安いから” といった乱暴なもの・・
良い結果になることもあるのですが、当てが外れることの方が多かったですね。
後々にわかってきたのですが、安定的に利益を出している人は「今は買いですか?」という感覚の投資をしていません。
“こうなったら買う”という明確なルールを持っている人が多いので、その時がくるまでは何もしないという人が目立ちます。
その瞬間がくるまでは、“ずっと買いでは無い”という事です。
残念なのは、その瞬間というのが投資家によってルールが異なる点。
これでは話が終わってしまうので、私が実践して成功しているルールを一例として紹介したいと思います。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
NYダウは200日移動平均線を下値に反発する傾向がある
仕掛けのポイントは人それぞれです。
短中期の売買であれば、直近の高値・安値を参考にする人が多い印象。
私の場合は、NYダウが200日移動平均線に近づいてきたらスポット買付を実践するようにしています。
過去のデータを見ると、NYダウはこのラインが下値となって反発する傾向が見て取れます。
200日移動平均線で反発するのは不思議と感じる人もいるかもしれません?
この理由は、プロの多くが下値の基準として意識している移動線だからです。
NYダウが200日移動平均線で反発する傾向があることは誰もが知っているので、そこから反転すると買いが次々に入ることが多いです。
たぶんですが、AI取引でもデータとして入っていると想像しています。
※これは確認していないので分かりません。
この位置は、現在の水準で言うと 2万7000ドル付近(NYダウ平均) となっています。
この付近に、買い指値を入れるのが私の方法。
S&P500を基準にした場合も同じ考え方ですね。
(以下はVOOの200日平均移動線)
また、NYダウがそこから反発すると仮定するならば、インデックスに限らず優良銘柄を買っていくのも選択肢です。
日経平均株価もNYダウとの連動性が高いことから仕掛けのヒントになると思います。
ただし、ここで上昇することが100%確約されているわけではないので全力買いは禁物。
大きく仕掛けるのは反転が完全に確認できてからですね。
何故なら、 200日移動平均線を下回った瞬間に加速度的に売られるパターン があるからです。
(損切りラインとして設定している人がいる為)
確率は高いのですが、万能な手法ではないことは頭に入れておいてください。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
積立投資を合わせて、チャンスロスを避ける
200日移動平均線をポイントにして、そこで大きく投資をするのが私の成功パターンです。
ただし、このラインまで下がることは非常に稀なので、固執しすぎると“全く買えない”という事態も考えられます。
これでは資産運用になりませんね。
そこで私は積立投資を合わせて実践しています。
正確に言えば、 積立の方がメイン ですね。
200日移動平均線まで達することなく反転しても、積立買付が実行できていればチャンスロスにはなりません。
別の言い方をすれば、200日まで達しない程度の下げならば仕込みチャンスとは考えていないという事。
ちなみに米国市場の投資信託では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の積立を実践しています。
積立をメインにして、スポットは“勝率が高い時までジックリ待つ”というのが私の成功スタイルです。
海外ETFのスポット投資については、 90日間の指値 を利用しておけば手間は掛かりませんね。
買い急ぎに注意!株価の底値は誰も分からない
新型肺炎で株価低迷していますが「市場の不安がいつ収まるのか?」「経済への影響はどの程度になるのか?」は誰にも分かりません。
心理面で動いている状態なので、第2弾・第3弾と下がり続けることもあれば、何事も無かったように反転することもあります。
つまり「今はチャンスです」なんてことは、天才か詐欺師でないと言えません。
※タイミングが関係ない積立投資は例外です。
最も堅い方法としては株価が底まで達すのをまって、 反転してから買っていく 手法だと思います。
また、個人的な経験では“買うタイミングよりも銘柄をシッカリと精査”したほうが長期的に良い結果になります。
将来性の高い優良銘柄であれば買い付けタイミングが多少間違っていたとしても神経質になる必要はありません。
長期的には大きなリターンとなることが期待できますからね。
今回は【緊急企画「今は買いですか?」株価急落時の買付タイミングを考察】について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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