円高で資産が目減り!“為替ヘッジあり”の魅力を実感しました。

新型ウイルスがきっかけとなった経済減速の不安で、2月後半から株式市場が不安定な状況です。

市場を牽引する先進国株も直近一年の成績はプラスを維持していますが、2月25日~3月6日の 2週間だけ見れば10%弱も株価が下落 (円ベース)。
参考: Funds-i 外国株式の騰落率

株式投資を行う上では、数年に一度は大きな下げがあると覚悟しておいたほうが良いでしょう。

そして、頭に入れておきたいのが外国株式や債券は為替の影響も受ける点。

株式相場が不透明な時は【リスク回避の円買い】が実施されることが多いので、予想以上に大きなダメージとなることが多いです。

例えば、2月25日~3月6日の先進国株式・為替ヘッジありの株価下落は6%強ですから、ヘッジなし より3.5%もマイナスが小さい結果となりました。
参考: Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型の騰落率

今回は外国株式に投資をする時の為替ヘッジに対して考えていきたいと思います。

最初に結論を述べると、直近データでは【為替ヘッジあり】の方が好成績です。

好成績なのに不人気!日本人投資家から為替ヘッジ型が嫌われる理由

【為替ヘッジ型】は円高の影響を小さくできるメリットがあります。

為替リスクを抑えられるのですから人気商品となっても不思議ではないのですが、 長期投資家の多くは購入していません。

この理由としては、長期的では【円安】を予想している人が多い点があります。

円安となった場合は、外国株式(ヘッジなし)の資産には追い風!

また、為替ヘッジを実行するには費用が発生するので、その分は運用成績のマイナス要素となります。

つまり、為替ヘッジ型の商品には【 円安の値上がりメリットが得られない 】【 コストが上乗せになる 】というデメリットがあるのです。

普通に考えたら、ヘッジ型はパフォーマンスが悪くなりそうですね。

ただし、これはあくまでも理論上の話です。
近年のデータでは、為替ヘッジあり の方が好成績となっています。

為替ヘッジあり が優秀!データをしっかり確認しよう。

【為替ヘッジあり】の商品は為替変動を抑えるために信託報酬とは別の見えない費用が発生しています。

日本人投資家は理論を重視する傾向が強いと言われているので、コストに対して敏感です。

しかし、これが「コストが高い=成績を確認しない」という勿体無いパターンとなっている事もあります。

先進国株式の【為替ヘッジなし】と【為替ヘッジあり】の過去5年の成績を比較したので確認してみてください。

基準日:2020年3月6日 参考:ドル円105円30銭

過去3年騰落率 過去5年騰落率
Funds-i 外国株式 17.2% 20.7%
Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型 19.0% 31.6%

直近は急激な円高となったこともあり、【為替ヘッジあり】の方が高パフォーマンスとなっています。

ただし、極端な円高なので瞬間的に【為替ヘッジあり】が好成績になった可能性もありますね。

そこで、2019年末を基準にして過去3年と5年を比較してみました。

基準日:2019年12月末 参考:ドル円108円55銭

過去3年騰落率 過去5年騰落率
Funds-i 外国株式 33.7% 35.1%
Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型 34.6% 46.7%

騰落率は変わりましたが、極端な円高になる前でも【為替ヘッジあり】が良好ですね。

今後、円安方向に推移していけば、ヘッジなし(通常商品)の方が好成績となる可能性があるので一概に良し悪しは決められません。

ただし、米国が利下げ方向に舵をきった事や“リスク回避の円買い”ということが続くことも想定されるので【為替ヘッジあり】も選択肢として面白いと思います。

頭に入れておいて欲しいのは、 【為替ヘッジあり】の商品がコストを掛けただけの結果を残している という事実です。

※3月9日はドル円が101円~103円まで進みましたので、【為替ヘッジあり】の優位性は更に高まっていると思われます。

私は【為替ヘッジあり】のバランスファンドを購入しています。

株式や債券、不動産(REIT)など複数の資産に丸ごと投資できることで人気が高いのがバランスファンドです。

値動きの方向が違う商品を組み合わせることで、全体として安定感が出るのが資産運用に向いている商品ですね。

この商品を探すときに注意して欲しいことがあります。

それは“バランスファンド”  はコスト最安値が良い商品とは限らない ということです。

商品の特性がバラバラなので、コストよりも内容が大切な商品。

例えば、私がバランスファンドで積み立てをしている商品にFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型があります。

信託報酬(年間コスト)は 0.55%/税込 の商品です。

この商品を積立していることに対して「もっと低コストのバランスファンドもあるのに?」という質問をうけたことがあります。

例えば、低コストで人気のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は 0.15%/税込ですから、そういった商品と比較すれば数字上は高いですね。

ただし、過去1年のデータをみれば理由はわかると思います。
基準日:2020年2月末

1年リターン 安定(標準偏差)
eMAXIS Slimバランス(8資産) 3.82% 8.51
Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型 5.07 7.29

「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」の方がリターンが良いのですが、これは商品内容が違うので、個人的にはどうでもいいと思います。

重要なのは値動きの 安定感の目安となる標準偏差 です。
基本的に数値が小さいほどリスクが小さいと考えられます。

バランスファンドに対しては安定感を期待している人も多いと思います。
その時に最重要なのはコストではありません。

商品を選択する時は、先ずは内容をシッカリ確認!コストはそれからです。

ちなみに、過去5年の数値も比較してみましたが、安定感・リターンともに「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」の方が良好でした。
※eMAXISバランス(8資産均等型)のデータをもとに試算

コストを優先しすぎると、もっとも重要な商品内容を見落としてしまう可能性があるので注意してください。

安定感を求めたい人は 為替ヘッジあり も選択肢です。

資産運用ではリスクを抑える方法として資産分散や地域分散などの方法が注目されます。

ただし、海外資産を加えることで為替変動という別の不確定要素が発生!
ドル円だと年間変動率は10%くらいあるので、基準価格に大きな影響を与えます。

この部分を緩和するという点で【為替ヘッジあり】の商品は、非常に面白いですね。

大きな値下がりがあると精神的に辛くなる人は、こういった商品で運用していくのもいいと思います。

優れた商品を選択肢ても、すぐに挫折してしまっては運用効果が得られません。

自分のリスク許容度を考えて、 長期で継続できる商品を選択する のが資産運用で成功するポイントです。

今回は「円高で資産が目減り!“為替ヘッジあり”の魅力を実感しました。」について書きました。

参考になる点があれば、資産運用のヒントにしてみてください。

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