今年の前半は株式相場が大きく下落する展開となりました。
足元は若干回復していますが、米国株は現地通貨ベースで見ると依然として年初来はマイナスとなっています。
相場で怖いのは、少し上昇するとそれまでの低迷が無かったことのように浮かれた雰囲気が出てくる点。
昨年のようにマネーがどんどん供給されている時であれば、それも問題ありませんでした。
コロナ前のベースマネー3兆ドルが6兆ドル迄ふくらんだのですから、金融商品が軒並み上昇したのも理にかなった話です。
ただし、今年からは米国で「量的引き締め(QT)」に転じています。
そして引締めは、9月から毎月600億ドルへと急加速(倍増)!
金融商品にとってはマイナス材料・・。
株価下落が以前よりも起きやすい状態になると考えるべきですね。
以前よりも守りの意識を高める費用があると思います。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
下落相場になった時に適切な行動がとれる人は少ない
株式投資は「安く買って、高く売る」が儲けの基本です。
ただし、未来を完全に予想するのは不可能!
当然ながらマイナスになる事もあります。
そこで理想となるのが【損小利大】です。
損失は早めに切って、利益が出ているものは長く保有するという話です。
この事は頭では理解していると思いますが、実際にその通りに行動が出来る人は一握りしかいません。
例えばナスダック100は年初から最大で約35%の下落をしましたが、多くの人が売却できずにいました。
実際に下落が起きたら、行動できないのが普通なのです。
これは、私についても同様です。
結論としては、事が起きる前から準備しておくしかありません。
簡単なのは一定水準まで下がったら強制売却する逆指値です。
私はこの方法を取り入れてから、ほとんどの暴落は回避できています。
ただし、これも最初から簡単に実施できたわけではありません。
上昇を信じて買っているのですから、売却への抵抗は大きかったですね。
現在のようにスムーズに実施できるようになったのは、暴落回避を何度もできた成功体験があるからです。
損切りが強いストレスになってしまう人だと、習慣化するまでに少し時間が掛かるかもしれませんね。
精神的な負担が小さいという点では、分散投資で全体のリスクを下げるのが有効。
こちらは、売却という行動が無いのが利点です。
余談:私の課題は金投資!現在、再チャレンジしてます
私は分散投資を基本としていますが、必ずしも資産配分が想定通りとなっているわけではありません。
その中でもゴールド(金)の継続保有が失敗ばかり・・
含み益がある程度まで増えると売却という行動を繰り返しています。
値動きが予想できない事に不安を感じているのかもしれません。
ただし、それは分散投資で有効な理由でもあります。
売却後に、いつも後悔している状況。
この資産は絶対に必要と考えており、現在も再チャレンジ中です。
過去を振り返るとリーマンショックでは、日本株・先進国株・海外REIT・先進国国債・新興国株・新興国債券が円ベースでマイナスになりました。
この時にプラスだったのが、日本国債とゴールドです。
ゴールドは2倍以上に跳ね上がったので、円高も一蹴するほど大きなリターンとなりました。
また、米ドルの動きに反応することが多い点も注目!
米ドル安に転じるとゴールドが上昇する傾向があります。
ここで大切なのは、ゴールドは資産分散と同時に通貨分散としての魅力もある点です。
基軸通貨のドルが弱くなれば、世界共通通貨ともいえるゴールドに注目が集まるという理屈ですね。
私はゴールド(金)を全資産の1割程度は保有したいと考えています。
もちろん、債券・REIT・株式といった幅広い資産に分散投資をすることが前提あることは説明するまでもありません。
最後にちょっと投資への戒めです。
「株式は何度も暴落があったけど、その後に上昇している」という言葉があります。
このことが株式の長期投資が有力とされる理由となっています。
しかし、実際にはポジショントークの要素も多く含まれています。
過去に大きな暴落は数回~10回くらいしかないので、その程度の数をもって大丈夫なんて言えるわけがありません(圧倒的なデータ不足)
次の株価暴落で回復しないようなことがあっても、統計学から考えれば例外事項ではないということ。
長期の株式投資なら絶対上昇ではありませんので過信だけはしないでください。
仮に上昇が決定したものであっても、自分が崩そうとしている期間だけ低迷という事も考えられます。
大切な資産を運用しているわけですから、リターンよりも安全性を優先というのが私の方針になります。
今回は「相場が良い時に守りを固める!悪い事が起きてから行動しても遅い」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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