【惨敗】ダウの犬戦略が大失敗!NYダウを大きく下回る成績で終了。

2020年は新型コロナウイルスの影響で株式市場が乱高下しています。

世界的な金融緩和により株価は回復していますが、銘柄によって明暗が分かれている状態です。

相対的にハイテク企業に資金が集まる傾向があり、従来型の産業(オールドエコノミー)は低調な銘柄が目立ちます。

私が年初に100万円を投資した“ダウの犬戦略”も例外ではありません。

★ダウの犬戦略
NYダウ(30銘柄)の中から【配当が高い上位10銘柄に均等投資をする】という非常に簡単な方法で、パフォーマンスも良いので人気があります。

今回は1月から12月間の1年間を経過した状況を報告をしていきます。

尚、NYダウは2020年8月末に3銘柄が入替となっていますが、ダウの犬戦略は原則として1年間保有なので旧銘柄での紹介になります。

結論を先にいうと、過去に例がないほどの惨敗となりました。

現在はダウの犬戦略が少額から可能です

ダウの犬戦略について少し補足をしておきます。

この手法はNYダウの中から配当が高い銘柄を買付けるだけのシンプルな手法ですが、少し厄介な問題がありました。

それが【10銘柄を均等に購入する】という点です。

10銘柄とも株価が違うので、金額を均等にしようと思うと購入株数がバラバラになります。

計算するのが面倒ですし完全均等にするのは難しいですね。

しかし、現在は「米国の○○株を1000円分だけ買いたい」といった金額買付できる証券会社(PayPay証券)が登場したので、均等購入が可能になりました。

この証券は米国株を1000円単位で購入できるので、10銘柄に必要な最小金額は1万円ですね。

「ダウの犬戦略に相性が良い証券会社」なので、2020年はPayPay証券を使ってチャレンジしています。

私は10銘柄で合計100万円(1銘柄10万円)で実施しています。

2020年のダウの犬戦略は、最後まで負け犬でした・・

ダウの犬戦略は【NYダウの配当が高い上位10銘柄に均等投資をする】方法。
非常にシンプルですね。

私は【配当利回り上位15銘柄から10銘柄を選抜】というオリジナル手法でチャレンジしています。

過去のデータでは、NYダウよりも良好になる傾向があります。
先ずは基本となるNYダウの成績ですね。

NYダウに連動する【DIA】SPDR ダウ工業平均 ETF の成績を確認してみましょう。

年初来の当落率は8.2%でした
※米ドル通貨での基準です。

100万円投資をしていれば、現在は108万円になっているという事ですね。
※基準:2020年12月20日(配当込み)

これよりも成績が劣れば、ダウの犬戦略は失敗だったという事になります。

ダウの犬と私の10種はどうなった?

ダウの犬戦略(基本形)とオリジナル・ダウ手法の結果は以下です。
私が選定した10銘柄は以下となりました(マーク)。

ダウの犬・私の10種 開始9ヶ月成績(2020年12月20日 現在)
配当上位15社の基準:2019年12月31日

配当上位銘柄 ダウの犬10(基本) アレンジ(私)
ダウ(DOW) 1.7% 1.7%
エクソン・モービル(XOM) ▲38.8%
アイビーエム(IBM) ▲6.1% ▲6.1%
ベライゾン(VZ) ▲1.5% ▲1.5%
シェブロン(CVX) ▲27.7% ▲27.7%
ファイザー(PFE) 1.5% 1.5%
スリーエム(MMM) ±0% ±0%
ウォルグリーン(WBA) ▲31.0%
シスコシステムズ(CSCO) ▲5.3% ▲5.3%
コカ・コーラ(KO) ▲2.9% ▲2.9%
キャタピラー(CAT) 22.5%
JPモルガン・チェース(JPM) ▲14.6%
平均リターン(評価額) ▲11.0%(89.0万円) ▲3.2%(96.8万円)

成績は悲惨な状況です。

NYダウに連動するDIAが+8%なのに、ダウの犬は▲11%・・
20%弱も下回る結果になりました。

完全な大失敗です。

9月時点ではDIAより15%以上も劣る数値だったのですが、最後の3ヶ月でNYダウとの差が拡大してしまいした。

後半に追い上げる事を目論みましたが、四半期で集計するごとに差は拡大。

半年経過で10%、9か月で15%、1年で20%・・
こういった数値を見ると精神的にガックリしますね。

ダウの犬の正規版よりも私が実践するアレンジ版の方が若干良好なのですが・・

ハッキリ言って、どうでもいいくらい悪いです。

今年に関しては、NYダウに連動する【DIA】SPDR ダウ工業平均 ETF を買った方が良かったというのが結論です。

今回は新型コロナウイルスという特別要因はありますが・・、

過去に成功した手法だからといって“過信は禁物”という悲しい例になってしまいました。

マネックス証券_米国株

【参考】ダウの犬戦略を高配当ETFと比較してみました。

2020年は新型コロナウイルスの影響で銘柄の明暗がハッキリ別れました。
その中でも厳しかったのが高配当銘柄と呼ばれる企業です。

投資家から人気の高い高配当ETFを見ても、軒並みマイナスな状況。

参考までに【高配当ETF】と【ダウの犬】について、年初からの成績を比較してみました。
基準:2020年12月20日

商品名 年初来リターン
ダウの犬戦略(2020年純粋10種) ▲11.0%
ダウの犬戦略(kaoru版) ▲3.2%
【VYM】バンガード 米国高配当株式 ETF 0.3%
【HDV】iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF ▲5.7%
【SPYD】SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ▲12.4%
【VIG】バンガード・米国増配株式ETF 14.5%

年初来リターンは配当を含む数値ですが、代表的なETFも低迷しています。
NYダウよりも好成績を残せたのは、連続増配株の構成されるVIGだけです。

連続増配株は財務体質が良い企業を多く含んでいるので、低迷相場でもシッカリでした。

2021年も不透明要素が多いので、こちらも有力な選択肢だと考えています。

2021年からダウの犬投資法を開始する場合は?

ダウの犬戦略は今年は厳しい結果になりましたが、今から買い戻しの資金が入ってくる可能性も充分に考えられます。

景気回復が順調にすすめば、ハイテク株から資本財や素材・一般消費財に資金が移っていく可能性が高いからです。

そうなると、オールドエコノミーが多いNYダウには追い風になりますね。
低迷していたダウの犬も反転上昇となる可能性も考えられます。

参考までに現時点のNYダウを配当利回りが高い順に並べました。
チャレンジを検討している人は参考にしてみてください。

NYダウ工業株30種の構成銘柄(2020年12月20日)

上記は2020年12月現在のNYダウ銘柄です。
(2020年に入替がありました)

一般証券だと均等に買付するのは難しいのですが、PayPay証券ならば金額買付ができるので1銘柄1000円といった購入も可能。

各銘柄1000円なら10銘柄買付でも1万円、5千円なら5万円(10銘柄)ですね。

尚、表の上位10銘柄の平均配当利回りは約4.1%となっています。

ダウの犬投資法は1年間ホールドというのが良い点です。

2020年の経過の成績を確認したらマイナス状況が酷くてガッカリしました。
ただ一方で、この戦略のメリットも感じています。

それは、実践するにあたり 1年間ホールドという鉄のルール がある点。

今回はマイナス成績とはなっていますが、コロナショックでは▲30%程度まで含み損が拡大しており年後半にかけてだいぶ回復しています。

狼狽売りを避けることができる点はメリットですね。

株価変動が気になる人は、ダウの犬みたいな縛りがあるルールで取引するのも面白いと思います。

今回は『【惨敗】ダウの犬戦略が大失敗!NYダウを大きく下回る成績で終了。』について書きました。

参考になる点があれば、今後の運用をする上でのヒントにしてみてください。

尚、大きなマイナスは避けたいという人は一定水準まで下がったら売却するようなルールで臨んだ方が良いと思います。

私も『損小利大』の王道スタイルが圧倒的に好成績となっているので、個別株ではその手法に絞っていく予定です。

★攻防一体のオススメ手法です。