インデックスファンドの過信に注意!投資家の味方ではありません

投資信託の人気ランキングは、10年前と比べて大きく変わりました。

10年前は情報が少なかったので、基本的にアクティブファンドばかり・・。
毎月分配型で埋め尽くされている時もありました。

現在はベスト10の半分くらいは インデックスファンド です。
コストを意識する投資家が、増えたことが大きいですね。

インデックスファンドは株価指数などに連動するように設計された投資信託。
誰でも市場の平均点が獲得できるのが魅力!

市場のメインプレーヤーがプロであることを考えると、超ハイレベルの平均点ですね。

知識がゼロの初心者でも、この商品であれば簡単に市場平均が狙えます。

ただし、指数が次々と開発されたことで危惧すべきことも出てきました。

今回はインデックスファンドに投資をする時の注意点について書いていきます。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

銘柄選別型の指数が人気!それはホッタラカシ投資で大丈夫?

10年前のインデックス投資と言えば、世界株や先進国株、新興国株・S&P500・TOPIXなど・・

簡単に言うと、株式市場全体に投資をするものが主流でした。

市場全体ですので、バリュー株、グロース株、クオリティ株、大型株、小型株などいろいろ混ざっている状態です。

好景気に強い銘柄、不景気で踏ん張る銘柄など様々ですね。

その結果、インデックスファンドなら相場を予想しなくてOKと言われるようなになったわけです。

しかし、現在はいろいろな指数が開発されており、銘柄を選別しているものが乱立状態です。

割安株・成長株・高配当株といった銘柄選別があり、更に地域(国)・AIや自動運転といった業種を絞り込むような指数も出てきました。

そのこと自体は問題ありません。

困ったことは、テーマ選別型指数に対しても「インデックスだから、ホッタラカシでOK」という風潮がある点です。

例えば、2年前は ナスダック100指数 が大人気で、割高水準でもガンガン上昇していましたね。

こちらも大型成長株に特化しているので「テーマ型インデックス」ですね。

「テーマ型のインデックス投信(ETF)」は利益確定(損切り)も意識しながら運用したほうがいいです。

しかし、実際には「インデックスだから・・たぶん大丈夫。」という人が多かったような気がします。

結果的に長く持ちすぎて利益が小さくなったり、損失が出てしまったケースもあります。

ベテラン投資家が言う「インデックス投資(従来型の市場全体)」は、様々な特徴を持つ銘柄が混在しているので「ほったらかし」が可能なのです。

銘柄選定の指数に投資をする行為は、市場予想しているとも言えます。

当然ですが、予想がはずれたら売却という選択を考えなくてはいけません。

最近はインデックスへの過信も広がってきているようなので、敢えて欠点を書いておこうと思います。

インデックス投信は、投資家の味方ではありません。

「インデックスファンドはコストが安くて素晴らしい」
こんな風潮があるような気がします。

しかし、インデックス投信はそんな立派なものではなく、単純に指数に連動するだけの商品です。

指数に連動することで評価されるのですから、指数が下がれば同じように下がっていきます。

仮に一週間後に株価が急落することが分かっていても、粛々と指数をなぞって暴落します。

100%下落する未来が分かっていても、半分を現金化してリスク回避するなんてこともしてくれません。

目的は「指数連動」だけで投資家の資産を増やすことでは無いからです。

基準価額が3分の1になったとしても、指数に連動すれば評価されるのがインデックスファンドです。

つまり、インデックス投資ならば「ホッタラカシはOK」とは言えません。

世界株やS&P500のように市場時価総額型ならば、長期的に回復する期待があるので理解できます。

しかし、テーマ選別型が下落した場合は低迷がずっと続く可能性があります。

回復までに相当な時間が掛るケースや下がり続けることも考えられます。

テーマ選別型の指数は、出口戦略も考える必要あり!

では、売却を検討するタイミングですが、いつがいいのでしょうか?
経験が少ない人には難しいですよね。

次の項目で私が売却を検討するタイミング(危険信号)について紹介します。
参考にしてみてください。

靴磨きの少年?私は投資信託等の新商品に注目しています

投資の世界では「靴磨きの少年の話」が有名です。

これは、投資と関係ない人が株の話を始めたら、そこは市場の天井圏(その後は暴落する)といった話です。

しかし、現在は情報が誰でも簡単に手に入るので、なかなか見極めが難しいです。
現代の「靴磨きの少年」は何かと言われると難しいですね。

参考までに、私が売却の検討タイミングですが、投資信託やETFの新商品をヒントにすることがあります

例えば成長株の暴落前を思い出してみてください。

ナスダック100(成長株)の投信やETF、成長株のレバレッジ商品などが急激に増加したように感じませんでしたか?

実は過去の中国株や世界リートが暴落した前にも、それらをテーマにした投信が急速に増える現象が起きました。

この理由は、投資商品が作られる過程を考えれば簡単!

運用会社は多くの人が興味を持ち始めてから商品を作りはじます。
投資家が関心が無い商品を作っても売れませんからね。

重要なのは、商品(投信・ETF)の完成から発売までには一定の時間が必要な点。

その結果、発売時期が株価ピーク、もしくは天井近くというケースが出てくるわけです。

次々に似たような投信が発売される時は要注意ですね。
その時は既に高値圏という可能性があります。

選別型の類似投信が増えてきたと思ったら、採用銘柄をチェック!

投信に含まれる上位10銘柄の株価やPER・PBRを見てみましょう。
割高水準になっているかの大まかな判断ができるはずです。

話題性・注目度が高い投信(ETF)の陰には、過熱感(買われすぎ)が隠れている点は忘れないでください。

ホッタラカシならば、従来の時価総額型の指数がいい

投資は大きなリターンを狙わなければ、簡単には負ないと私は思っています。

「少しでも多く儲けたい・・」

この欲から難しいものに手を出して失敗するケースが目立ちます。

先進国株や世界株・S&P500などは面白味は無いかもしれませんが、いろいろな銘柄が混在しているので大ハズレはしません。

仮に下落しても長期運用で報われる可能性が高いと考えています。

しかし、テーマ選別型はチェックが必要です。

例えば私は口癖のように「米国投資は大型優良株が良い」とブログに書いていますね。

しかし、少し前にNYダウのPERを確認したら凄く高くなっていて驚きました。

現在は情報が発達しており「低迷期には優良株やクオリティ・連続増配が良い」ということを多くの投資家が認識しています。

つまし、情報共有が進んだことで割高になってしまう可能性があるという事。

過去のデータが今でも通用するとは限りません

「株価は利益に連動する」と言っても、株価水準が高くなりすぎていれば利益が増えても上昇しません。

過去データだけでなく現在の実績状況を踏まえて総合的に判断しなくてはいけません。

こういった作業がメンドウだと感じる人は、やはり従来型の市場全体のインデックスファンド(ETF)の方がいいと思います。

私が米国の個別株や投信・ETFを全て売却して世界株に変更したのは、投資判断が難しくなってきたのが理由。

私の実力では苦労に見合ったリターンが得られないと判断しました。

そもそも、世界分散投資で充分に資産が増やせています。

過去を振り返ると、私が失敗したケースは欲張った投資をした時がほとんどです。

一方でリターンが小さいと思っていた堅い方法が資産形成に対して大きく貢献してくれています。

これからも周囲に流されることなく、コツコツ投資をマイペースで実行していきたいと思います。

今回は「インデックスファンドの過信に注意!投資家の味方ではありません」について書きました。

記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。

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私自身の運用方針は、「セゾン・グローバルバランスファンド」の積立がメインです。

世界分散投資を専門家に丸投げできるので、ズボラな私にはピッタリでした。

 

資産配分の修正も行ってくれますので手間はありません。
私は積立設定だけして、ホッタラカシている状態です。

 

私の資産は年々増えているので「凄い!」と言われる事もあるのですが、実際は投信に丸投げしてるだけというのが本当の話。

資産運用の王道的な資産配分ですので、興味がある人は確認してみてください。

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