投資では、それに関する様々な情報があります。
経済指標の発表後は、それに反応して株価が大きく動くこともありますね。
米国株に投資についても「どの指標に注目したらいいのかな?」という疑問を持っている人もいると思います。
一般的に注目される指標としては、以下のようなものがあります。
- ISM製造業景況感指数:毎月第一営業日
- 雇用統計:第一金曜日
- 消費者信頼感指数:月中(25日~月末)
- 中古住宅販売件数:月後半(25日前後)
- 耐久財受注:月後半(25日前後)
他にも注目される指標はあるのですが、経済ニュースや雑誌・新聞で取り上げられる事が多いのは上記です。
さて、結構なボリュームですが、私がこれらを全てチェックしているかと言えば、答えは NO です。
短中期のトレードならば指標のチェックは細かく行う必要があるのですが、長期投資では確認すべき指標は限られています。
極論としては、雇用統計だけでいい と考えています。
今回は米国投資をする時に経済指標に対する考え方について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
情報を気にしすぎて、投資スタイルを乱すこともある
インターネットの発展により、誰でも簡単に米国株に関する情報を得られるようになりました。
ただし、個人投資家とプロの間には情報力の差は大きいのが実情です。
情報力・スピード・分析力など、個人では限界があります。
100%ではありませんが、安定的に資産を増やしている人は情報を絞りこんでいる人が多いですね。
「多すぎる情報は迷うだけ!投資方針がブレる原因になる」と言っている人もいました。
細かい分析や理論を語る人は多いのですが、実際に投資で好成績を出している人を見るとシンプルな考え方をする人が目立ちます。
ウォーレン・バフェットなどは、その代表といっても良いでしょう。
私は米国株を長期スタンスで行うならば、雇用統計だけで良いと考えています。
この理由について説明していきます。
米国経済の中心は個人消費!雇用統計が最重要の理由。
米国GDPの約70%は個人消費です。
個人的には、この点だけを見ていけば大きく失敗することは無いと考えています。
例えば、2018年の相場は後半に大崩れしたのですが、米雇用状況はシッカリしていました。
この点を重視していた人は、相場変動に狼狽することは無かったと思います。
ちなみに、米景気が後退していた時期をみると、 失業率が上昇する傾向 があります。
現状は事実上の完全雇用状態ですので、経済が大崩れする状況はちょっと想像できませんね。
また、この指標が重視される理由としては、米経済の構造は雇用が出発点になっている点もあります。
つまり、スタートの雇用さえシッカリしていれば、いずれは消費や生産も活発になると考えられるわけです。
補足:ISM製造業景況感指数は見なくていいの?
ISM製造業景況感指数に注目している人は多いと思います。
これは、製造業の景況感を示す指数で購買・供給管理責任者に対するアンケートがもとになっているので 先行指数として注目 されます。
※50を超えると景気拡大、50を下回ると景気後退
ただし、現在の米国はサービス業が中心なので、毎月第3営業日に発表がある『ISM非製造業景況感指数』とセットで見る方法が主流。
製造業で悪い数字であっても、非製造業がシッカリしていれば良しとする考える専門家が多いですね。
また、2つの指数が悪い場合も、最終判断としては“ 雇用統計をチェック ”という流れになります。
これは、先ほど書いたように米経済の流れは雇用が出発点だからです。
(雇用が良いならいいね!という結論です)
ISM製造業景況感指数は重要指標ですが、雇用統計の方が重要度は圧倒的に高いという事です。
過去に重要度が低い指標に振り回されて、チャンスロスをした投資家をたくさん見ています。
テレビ・新聞・雑誌・ネットなどは、興味を引くために影響が小さい出来事でも強めに発信する傾向がある点は憶えておいてください。
投資経験が浅い人は、雇用統計を中心に見た方が良いというのが私の考えです。
米国は人口増加!あまり細かく考えすぎないことが大切です。
米国は 先進国の中では今後も人口増加が続く異例の国 。
大きなアドバンテージを持っているので、目先の細かいデータに振り回されないことが大切だと思います。
ちなみに現状の数値を見る限り、私は今後の相場に対して不安を感じていません。
今年もNYダウに関しては10%程度の上昇を期待しています。
景気後退を心配する声もありますが、私は2019年に利下げを実施した時点で“不安は消えた”と考えています。
引き続き強気姿勢で投資をしていきます。
今回は『米国株投資でチェックすべき指標は?雇用統計の確認だけでOKの理由』について書きました。
運用をする時の参考になる点があればヒントにしてみてください。
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