海外ETFの投資戦略!足元の市場からVOO・QQQ・VIGの役割を考える

投資で年々人気が高まっているのが海外ETFです。

『世界』や『地域』といった市場全体の投資の王道から、『高配当』『生活必需品』『成長株』などテーマを絞った商品(インデックス)も選択できるのが魅力。

複数の銘柄が1つにパッケージされている状態なので、個別銘柄の細かい分析が不要なのも人気の理由です。

ただし、銘柄選択が簡単だからといって全く勉強しなくて良いわけではありません。
最低限の知識は持っておく必要があります。

今回は個人投資家から人気が高い米国株を対象にしたETFについてです。

具体的には、VOO(S&P500)、QQQ(大型成長株)、VIG(連続増配)の3つのETFの違いを比較していきます。

紹介する内容は非常に簡単なことですが、それを知っているだけで投資戦略が格段に立てやすくなります。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

漠然としたイメージがスッキリ!ETFの投資セクターを確認しよう

VOOは平均点、QQQは成長株で上昇パワーが強い、VIGは配当銘柄・・。
こんなイメージを持っいる人が多いと思います。

実際に投資をする上ではもう少し知識を持っておく方が良いでしょう。

これらのETFは、投資しているセクターをみると特徴がハッキリ分かります。
以下の表を確認してみてください。
※基準:2021年4月20日

投資セクター VIG VOO QQQ
生活必需品 defensive 15.4% 6.5% 4.9%
ヘルスケア defensive 15.8% 13.1% 6.7%
公益事業 defensive 3.0% 2.4% 0.9%
情報技術 IT・半導体 14.6% 23.5% 44.4%

一般的に景気変動の受けにくい(ディフェンシブ)と言われているのが『生活必需品』『ヘルスケア』『公益』の3セクターです。

連続増配のVIGディフェンシブセクターの割合が高いですね。
特に生活必需品はQQQやVOOの3倍くらいの比率となっています。

VIGと正反対なのがQQQです。
IT・半導体といった成長分野の割合が非常に高く、ディフェンシブは少ないのが特徴。

そして、VOOは2つのETFの中間的な位置となっています。

この表を頭に入れておくと、投資方針が組みやすくなります。

例えば私は、最初はVOOを中心にQQQを加える運用を行ってきましたが、ここ数年はVIGを中心に据えています。

安定性を重視するように変更したという事ですね。

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QQQを中心の運用で、VOOを小さく買っても意味が無い?

VOOとQQQを組合わせて運用する人が増えてきました。
平均点+アルファを目指す投資スタイルですね。

私も以前は『VOO:QQQ=8:2』くらいで運用していました。
コア・サテライト戦略として面白いと思います。

ただし、注意したいのが、QQQを中心にしていてVOOを加える時です。
“成長株で上昇狙いだけどリスクを下げたい”という考ですね。

このパターンで、中途半端にVOOを加えてもリスク低減効果が得られるかは疑問があります。

例としては『VOO:QQQ=2:8』みたいなケース

これについては、説明するよりもVIG・VOO・QQQの投資対象の上位5銘柄を見てもらう方が簡単です。

以下の表を確認してみてください。
※基準:2021年4月20日

銘柄 VIG VOO QQQ
1位 JPモルガン アップル アップル
2位 J&J マイクロソフト マイクロソフト
3位 マイクロソフト アマゾン アマゾン
4位 ウォールマート フェイスブック テスラ
5位 ユナイテッドヘルス アルファベット フェイスブック

一目瞭然ですね。
VOOとQQQの1位~5位は非常に似通っています。

もっと言うば、VOOの6位はテスラ、QQQの6位はアルファベットなので限りなく一致しています。

つまり、QQQを中心にした運用でVOOを少量だけ加えても、ほとんどリスクが減らない可能性があります。

リスクを抑えたければ、1:1くらいにしてシッカリ組み込む方が良いでしょう。

また、リスク低減が目的ならば、ディフェンシブの割合が大きいVIGの方が好相性だと私は考えます。

ただし、この場合もVOOと同じで、ある程度の量を組込まないと気休め程度にしかならないので注意が必要です。

方向感がハッキリしない時は、守りを意識した運用をする。

QQQ中心でVOO(VIG)を補助的に加える事に対してネガティブなことを書きましたが、市場が好調な時であればその選択も良いと思います。

慎重に考える必要があるのは、現在のように先行きが不透明な時(下落リスクがある時)ですね。

現在は経済の回復局面ですが、株価上昇が継続するかは分かりません。
株価は景気回復が織り込まれていると考えるべきです。

上値を追う為には、期待をこえる回復が必要になります。
期待が過剰すぎると判断されれば、調整(下落)するという事です。

また、スムーズに好景気に移行しても、主役が何になるかはその時点にならないと分からないのが現実。

こういった時は成長株と割安株の両方を同じ割合で持つ、あるいはVOOのような中間商品を中心にするのが無難な戦略だと思います。

避けたいのは、市場を見ながらチョコチョコ方針を変える方法。

裏目に出ると変更するたびにマイナスを繰り返すことになります。

そもそもETFの多くは、長期でリターンを目指す設計ですからね。

『この方向でいきたい』と決めたら、ある程度はジックリと運用する方が良い結果になると思います。

今回は【海外ETFの投資戦略!足元の市場からVOO・QQQ・VIGの役割を考える】について書きました。

記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。

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