世界株の中心である米国市場の動きが激しくなっています。
現在の株価を動かしている最大要因はインフレ動向。
実体経済や企業業績は二の次になっている状況ですね。
強気派は、物価上昇の勢いに陰りが見えてきたこともあり、来年に利下げが実行されて金融相場へ転換すると考えているようです。
一方で弱気派は、株価上昇は長期低迷の時に起きる一時的な事象!再び株価が下へと向かって行くと予想しています。
私の考え方は後者ですね。
基本としては下向きの相場という見方です。
今回は私の米国市場に対する見方と、その対応について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
インフレが鈍化しても、すぐに強気相場とはならない?
インフレ鈍化の数値が出ると、株価がプラス方向に大きく反応します。
ただし、こういった時は過剰な期待が上乗せされている事が多い!
冷静に状況把握をする必要があります。
物価上昇が落ち着いてくれば、FRBのタカ派姿勢も弱まる予想も出てきます。
しかし、これですぐに新高値を目指すような気持ちになるのは期待しすぎです。
今期最安値を更新する可能性が小さくなったくらいの事。
直近安値は6月、スタグフレーション(インフレ&経済低迷)が意識されて株価が下落しました。
インフレに陰りが見えてくれば、最悪シナリオのスタグフレーションになる確率は下がったと言えますね。
しかし、景気後退(リセッション)に対しては依然として大きな不安が残っています。
インフレが再加速して最悪シナリオが復活する可能性も消えていません。
そもそも、物価上昇に対してポジティブな数字が出たからといって、FRBがファイティングポーズをすぐにストップするとは思えません。
FRBの目的は物価の安定と雇用の最大化。
雇用については、事実上の完全雇用といってよい状態ですから、物価の安定(利上げ)に対しては妥協せずに推し進めると想像しています。
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株価の低迷は1年くらい続くかも?
ここ数年で大きな下げといえばコロナショックですね。
株式市場は短期間で反転して新高値を達成しました。
ただし、このイメージを持って投資をしていると非常に危険です。
過去の大きな調整では、株価が底をつくまでに1年以上かかるのが普通でした。
コロナショックのような短期で回復した例はありません。
つまり、あの急反発は過去の暴落から考えると例外事項になります。
過去の大きな下落では、大きく下げて少し反発、そして大きく再び下落するというジグザグ相場で沈んでいきました。
下落相場での一時的な反発は普通にある事です。
そして、ここで強気になった人が大損するというのが過去のパターンでした。
足元で相場が上昇しても、従来の流れから言えば一時的と考える方が無難です。
まだまだ、不透明感が高い状態なので下落相場も道半ばくらいに考えおく方が良いと思います。
資産運用では守りが大切!リターンよりもリスクを意識する時期
私は資産運用に対して求めているのは安心と確実性です。
例えば今回のような状況では、大きく下がった米国の成長株などは反発の期待があります。
一方で、インフレが高止まりで金利上昇が続けば、その戦略は裏目に出て損失拡大となる可能性もあります。
このように両方の可能性が考えらえる場合は、迷わず悪い場合を想定して守り重視の選択をするようにしています。
実際に私は昨年にQQQから撤退、先月はアルファベット(GOOGL)も全て売却しました。
その資金は株式に限定せずに債券・ゴールド・REIT・キャッシュなど幅広い資産へと移動。
これにより、相場が大きく崩れても資産は守られると考えています。
成長株が大きく上昇すれば戦略ミスとなりますが、この場合でも資産は増えていくと想像しています。
集中投資と比べればリターンが劣るかもしれませんが、その程度の話です。
強気な投資は成功すれば良いのですが、失敗した時はダメージが大きすぎます。
そして大きな失敗をすると取り戻すのは本当に大変・・。
相場から退場となるパターンも、損失を取り戻すために無理な投資が原因になる事が多いです。
株価が割安水準であれば多少強気でも良いと思うのですが、米国株は割高といった方が良い水準。
相場が上昇したとしても、強気姿勢になるのは時期尚早というのが私の考えになります。
今回は「相場の再下落を想定して運用!高値更新の期待は封印した方が良い」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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