「株式投資で期待できる国は?」
こんな質問があれば、多くの人が米国と答えると思います。
アメリカは先進国の中では平均年齢が低く人口増加が続いている貴重な存在。
イノベーションを創出して新しい製品・サービスを生み出す企業文化も魅力です。
こういった背景もあり、長期的な成長が期待されています。
ただし、「米国株の投資しておけば大丈夫」といった最近の風潮については気になっています。
私自身も米国を最有力の市場だと考えていますが、期待を超えて過信になっているケースもあるような気がします。
米国市場が魅力なのは間違いありませんが、投資に100%はありません。
どんなに凄い成績を残している人でも、必ず失敗はあります。
アメリカ市場に期待するのは良いのですが、信じすぎるのは危険です。
今回は自分への戒めの意味もあり、米国市場への思い込みについて書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
米国株が最強というのは思い込み?ポジショントークだらけです
私は投資先でもっとも有望なのは米国市場だと考えています。
しかし、大好きすぎて贔屓目になっている可能性が高いのも事実。
株式投資では、自分の保有するものに対して高い評価を与えてしまう心理がある点は注意しなくてはいけません。
都合の良い情報ばかりを選択して、悪い話については耳を塞いでしまうケースがあるという事。
例えばですが、NYダウと日経平均株価のチャートなどが分かりやすいですね。
私の頭に浮かぶのは、米国市場が日本市場を圧倒している図です。
30年チャートなどがイメージにピッタリです。
※マネックス証券のチャート比較をもとに私が加工しました。
これを見ると、やはり米国市場が魅力ですね。
日本市場は全く成長していませんので、ここに投資をしている人が心配になってしまいます。
・・・・・
しかし、完全な勘違いです。
(゚∇゚ ;)エッ!? …
30年という長期チャートだけを見て、全てを理解するなんて不可能です。
次に20年チャートと10年チャートを見てもらいます。
投資のイメージが大きく変わると思います。
日米20年比較と10年比較では別世界になっています。
細かい事を文字で説明するよりも、実際のチャートを見てもらった方が分かりやすいと思います。
日経平均株価とNYダウの20年チャート比較を確認してみましょう。
先ほど見たチャートとは全く違いますね。
20年だと日米投資の差が小さくなりました。
米国市場の方が有利な状況ですが、圧倒しているとまでは言えませんね。
なるほどφ(-Ò。Ó-”)
さて、次に10年チャートを見てみましょう。
かなり衝撃的ですよ。
…( ゚д゚)ポカーン …( ⊃д⊂)ゴシゴシ …(*゚д゚)エッ?
日本株の方が強い!
ちょっと意外な結果ですね。
市場(インデックス)や選択期間のよって違う結果になりますが、必ずしも日本株が米国株より大きく劣るとは言いきれません。
これは米国株投資家が嘘を言っているという事ではなく、都合の良い情報だけを選択してしまうケースが多いという事。
無意識でポジショントークをしてしまうのです。
米国株に投資をしていると「日本株なんて儲からない・・」と思いがちですが、日本株で大儲けている人はイメージよりも遥かに多いのです。
米国株は好調を維持できるのか?雲行きは怪しい・・
私は米国株に対して期待しています。
しかし、近年と同じペースで上昇するとは思っていません。
米国市場はコロナショックから短期間で復活を遂げました。
その背景は金融緩和と財政出動があります。
ある意味では株価上昇は当たり前の話です。
コロナ前を思い出してみると、市場では「米国もそろそろ不景気になるのでは?」という空気が蔓延していまいした。
実際に経済指標も悪いものがポロポロと出てきましたからかね。
つまり、そのまま不景気突入のシナリオもあったわけです。
それが、コロナショックによって強力な支援が乱発されました。
米国株の好調は、運が良かったという面もあるのです。
ここからは、外部の追い風材料はどんどん無くなり、株式に逆風となる利上げへと向かって行きます。
私は米国株に対して大きな期待をしていますが、停滞期に突入する可能性も頭に入れながら運用しています。
自分の間違いに気付けない!だから私のメインは分散投資です
ここまで投資に対する思い込みについて書きましたが、常に冷静な対応ができるかと言うと・・たぶん無理です。
私は10年以上投資をしていますが、思い込みによるミスは一向に改善されません。
厄介なのは投資の調子が良い時ほど市場の変化に気が付けない点。
残念ながら、今後も大きなミスはあると思います。
そこで、私が重視するのが分散投資です。
投資のコア部分は世界分散にして、米国株はサテライトの範囲で実施するようにしています。
この堅いスタイルを貫くのは、自分の判断が間違っても資産が増えていくことを理想としているからです。
私の場合は市場平均を上回ることよりも、安定して資産が増えることを重視しているので保守的な方針になります。
そして、この方針だからこそ投資に資金をガツンとまわせています。
これからも周囲の雑音は気にしないで、世界分散のコツコツ投資を続けていきたいと思います。
今回は【投資は米国株だけでOKって本当?私が世界分散を中心にする理由】について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
クレカ積立はマネックス証券!還元率1.1%(主要ネット証券で最大)
私の 運用方針 は【長期・分散・積立】が基本スタイルです。
そして、積立投資で活用しているのがクレカ積立!
積立の決済に対してポイントが付与されるのが魅力です。
このサービスで注目は マネックス証券 。
マネックスカードで決済すれば、投信つみたての還元率1.1%!
主要ネット証券でNO.1の水準です。
毎月5万円の積立した場合、年間で6,600円分のポイントが貰える計算になります。
仮に20年間の積立投資を継続すれば、累計13万円以上のポイントが貯まることになります。
どうせ積立投資をするならば、利用した方がお得ですね。
※マネックスカードは、証券口座のオンライン上で申込する方式。
※カード積立を希望する人は、最初に口座開設を行ってください。
★マネックス証券は米国株投資でもメリットが大きい
米国株で時間外取引が可能な貴重な証券会社!
また、逆指値(リスクヘッジ)をしながら上値を追う戦略は私の鉄板手法です。
関連情報:セゾン投信 カード積立3年間の実績