最近は株価の乱高下が激しいですね。
個人的には常識の範囲内の変動なので心配するレベルでは無いと考えています。経済状態が良好ですから、落ち着けば株価が実態に追いついていくと想像してます。
しかし、預貯金を中心に運用していた人の中には「やっぱり株式投資は怖いなぁ・・」と感じている人もいるはずです。
自分には合わないと思った時は別の選択肢を探すのも重要な事です。
その選択肢のヒントとして、今回は私が実践しているガチガチの債券を利用した資産運用について書いていきます。
この記事の目次
預金よりも魅力!?債券に注目しよう
投資商品の中でリスクが小さい商品と言えば債券です。その中でも個人向け国債(変動10年)は最強と言っても良いでしょう。
また、外国債券の中では為替の影響はありますが米国債は金利も上向いており魅力的な水準になってきました。
この2つを上手に利用すると、ガチガチの堅実運用が可能になります。
以下で記載することは私が実際に行っている運用方法です。
第一段階 預金は中止して個人向け国債(変動10年)を購入
私は普通預金に生活資金は入れていますが、定期預金などは行っていません。
それらの資金は全て、個人向け国債(変動10年)の購入に充てました。
この商品は事実上の元本保証で、一般的な預金よりも金利が高いのが魅力。
また、半年ごとに金利は見直されるのでインフレにも対応。さらに最低金利は0.05%が保証されているのでマイナス金利は関係ありません。
しかも、10年とありますが、実際には1年以上経過すれば途中解約しても元本割れしない優れものです。
ちなみに、個人向け国債(変動10年)は金融関係者から「最も完成度が高い金融商品」と呼ばれる事がたびたびあります。勿論、これは預貯金も含んでの評価です。
キャンペーンを利用で、現金プレゼント!
個人向け国債(変動10年)の金利は、2018年3月時点では超低金利の影響で最低の0.05%です。
先ほども書いたように半年ごとに金利が見直されるので最低金利の時に購入しても不利になるわけではありません。
ただ、本音としてはもう少しリターンが欲しいですよね!実は個人向け国債には、もう一つオススメの理由があります。
それは、金融機関のキャンペーン期間に購入すると現金プレゼントがある点。
証券会社で購入すれば数万円がプレゼントされる事もあります。
ただしネット証券は弱い分野なので、大手証券から購入した方が良いと思います。
以下は私がいつも購入しているSMBC日興証券とネット証券最大手のSBI証券の2018年3月の個人向け国債キャンペーンの比較です(変動10年)。
★2018年3月5日~3月30日(変動10年)のキャンペーン
証券会社 | 100万購入 | 500万購入 | 1000万購入 |
SMBC日興証券 | 2,000円 | 15,000円 | 40,000円 |
SBI証券 | 1,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
一目瞭然で全然違いますね。今回は楽天証券やマネックス証券ではキャンペーンを実施してなかったのですが、以前の内容はSMBC日興証券よりも劣る内容でした。
ちなみに、SMBC日興証券のような店頭型の大手証券に対して不安を持つ人もいると思いますが、現在はネット口座(ダイレクトコース)もあるので心配無用です。
私はSMBC日興証券のキャンペーン目的でネット口座から何度も個人向け国債(変動10年)を購入していますが、電話などで勧誘があったとこは1度もありません。
第2段階 金利水準が日本より高い米国債を購入
個人向け国債(変動10年)だけでも魅力的ですが、現在の低金利はしばらく続きそうですね!
そこで、次に合わせて検討したのが米国債です。
米国は日本とは違い利上げを継続的に行っていることから債券の金利が3%前後と魅力的な水準になってきました。
先日、私は個人向け国債(変動10年)を500万ほど中途換金して米国債に充てました。
少し話は前後しますが、個人向け国債は中途換金ができる点は凄い武器になります。定期預金のように拘束性がないので、良い商品を見つけた時に簡単に乗り換えができます。
再び米国債に話を戻します。債券は価格変動がある商品ですが満期まで保有すれば元金が返ってくるのが大きな特徴。
つまり償還まで保有することを決めている人にとっては、価格が下落したって気にする必要がないのです。
【詳細】増税対策の最有力候補?米国債を知らない人は今すぐ確認
参考までにSMBC日興証券で個人向け国債を途中換金する時は電話で行うのですが、これも余計な質問をされる事はありませんので安心してください。
私は途中換金は何度も行っており、最短では購入から1年1ヶ月で換金していますが、理由を聞かれたり商品を薦められたことは一度もありません。
米国債は満期まで保有しておけば元本は戻ってきますが、注意点としては購入時よりも円高になって入れば目減りしてしまいます。
そういた時は、円で受け取らず外貨MMFなどでそのまま運用しておいて、円安になった時点で受け取れば問題ありません。
SMBC日興証券では、満期時の円や外貨での受取り、外貨MMFの自動購入などはネット画面上でワンタッチで切替え可能。
また、“金利だけは円で受け取る”なども同様にワンタッチ操作ですので凄く便利です。
大手証券の口座は1社は持っておく方が良い
今回は「株価急落なんて関係なし!国債を利用すれば超・堅実運用が可能」について書きました。
株価や投信の値動きを見ていると心配になってしまう人は、債券を利用した運用も検討してみてください。
資産を増やすという点では投信よりも劣りますが、堅実運用という点では非常に魅力的。
ちなみに、個人向け国債や米国債での投資をする時には大手証券の方が圧倒的に有利です。
★大手証券とネット証券の比較(2018年3月現在)
(一般的なイメージで、絶対ではありません)
国債キャンペーン | 米国債の取扱い | |
大手の証券会社 | 金額が大きい | 多い |
ネット専業証券 | 金額が小さい | 少ない |
店頭型の証券会社でも、SMBC日興証券のようにオンライン専用口座があるところを利用すれば、通常のネット証券と全く変わりません(勧誘なんてありませんよ)
ネット証券を中心に取引をしている人も、1社は大手証券を持っておいた方が、選択肢が増えて良いと思います。
参考 SMBC日興証券の大逆襲!ネット証券を圧倒する5つの魅力とは?