★Photo by kaoru:祇園 華舞
“一度は行ってみたい高級料亭・割烹”に突撃するシリーズです。
今回は「祇園 華舞」に訪問しました。
こちらは、知り合いから「京都でも屈指の実力店」と聞いていたので楽しみにしていました。
一般的には“料亭おせち”の通販で、高級(プレミアム)おせちの監修をしているイメージが強いかもしれません。
高額な品を扱うのであれば、相当に自信がないとできません。
やはり、実際のお店の水準を“おせちオタク”としてはチェックしたい。
※おせちに使うお金は、毎年30万円以上です。
前評判が高すぎて、期待半分・不安半分での訪問でしたが・・
結論を言うと、予想を大きく超える水準で驚きました。
白旗~♪◇\(o・Q・o)/◇ マイリマシター
この記事の目次
「祇園 華舞」の超高級ランチ?いいえ、これは激安ランチです
会社の事務所が大規模改修工事中の為、ホテルで仕事することが増えました。
しばらく、全国の格安ホテルを放浪することになりそうです。
この前は、京都のホテルで格安プランがあったので利用。
観光する場所が多いエリアですが、仕事が目的なのでホテルに引篭もり・・。
息抜きも必要なので3日に1回だけ外食をするようにしています。
「祇園 華舞」さんでは、お昼のコースは8000円程度からあります。
主人と二人だったので、価格をみてちょっと迷ったのが本音・・。
庶民の私達には敷居が高い金額です。
お店に入る迄は「お昼の値段としては高すぎる・・」という気持ちでしたが、これは料理が出て来るとすぐに間違いだと気づきました。
ヤバすぎる(安い)!
懐石や料亭・割烹の有名店に多く行きましたが、その中でも味はトップクラス。
素材も良いので、原価率の計算はしているのか心配になったほどです。
ここからは、実際にコースで出されたお料理を写真を交えて紹介します。
一休.com
食材の良さはもちろん、手間が非常に掛かる料理がズラリ。
★Photo by kaoru:祇園 華舞、八寸
祇園 華舞さんに訪問した日の気温は35度。
正直言うと、暑すぎて食欲も無い状態でした。
その状況で最初に配膳された料理のが目にも涼やかな八寸(上記写真)。
鱧の南蛮漬け、鴨ロースなどが並びます。
料理長がその場で切り分けた鴨肉は、今まで食べてきたものとは別次元。
鴨肉がこんなに美味しい物だと初めて知りました。
そして、次に出てきたのが鱧の真丈です。
★Photo by kaoru:祇園 華舞、鱧の真丈
これが鱧なの?フワフワで、口に入れると溶けていくような感覚です。
夏場ということもあり鱧のお料理が複数出てきたのですが、いずれも同じお魚とは思えないほど趣向が凝らされています。
驚くのは同じ食材でも調理方法で全く別の味がする点。
しかも、それを薄味で実現するのが凄いですね。
これ以外にも、カツオやイカのお造りや、旬の野菜が天ぷらで揚げたものが出てきたりと超~豪華。
ちなみに、カツオも単純に配膳されるわけではありません。
目の前で豪快に炙ったものを、その場で切り分けていきます。
そして、天ぷらも凄いですよ。
★Photo by kaoru:祇園 華舞、天ぷら
揚げたての天ぷらに、料理長さんがチーズみたいなものを上から削っていきます。
実はこの雪みたい粉の正体は、高級食材のカラスミです。
私はカラスミは苦手なのですが、華舞さんのは本当に美味しかった。
主人に至っては、スプーンですくって食べています。
出てくる料理が、今までイメージしているものと違うものばかりです。
「京都でも屈指の実力店」という話は、偽りなしですね。
土鍋炊きごはんに感激!どの料理も仕込みは数日を要する
いずれの料理も家庭で再現するのは100%不可能!
それもそのはず、仕込みだけ考えても手間が違いすぎます。
料理長の説明に「この料理は先ず72時間・・」みたいに話が普通に出てくるので驚きました。
全てに拘りがあり、単純そうに見える料理も多くの手間をかけています。
後半に出てきた土鍋炊きごはんなどは、レベルの違いを見せつけるものでした。
★Photo by kaoru:祇園 華舞、土鍋ご飯
自家製のちりめん山椒でご飯が見えません(笑)
最終的に料理長がしゃもじを立てて大きく混ぜるのですが・・、
ちりめんの割合が以上に高い!3割はちりめん山椒では?
また、ご飯も今まで食べてきたものとは別物といってよい味です。
どうやったら、こんなに美味しくなるのか・・
理由を聞いてみると、ちりめん山椒との相性を考えて複数のお米を独自にブレンドしているとの事でした。
これだけでも、ランチ代の元がとれそうな気がします。
ちなみに、ちりめん山椒はお客様から「ぜひ、売って欲しい」という声が多数あって別売りもしているとの事。
ただし、手作りなので注文から数日間は待ってもらう形式だそうです。
美味しい物への追求姿勢がこんなところにも見えますね。
八坂神社の脇道から数分の立地!ここは注目ですよ
★Photo by kaoru:八坂神社
この記事で紹介した料理の写真は、コースの一部にすぎません。
旬の素材を大切にしているお店なので、次回の訪問では全く別の料理が出てくると思います。
ちなみに、最後にはデザートもあります。
この日は、旬な果物にお酒をジュレにしたものを加えたもので、宝石のような美しさでした。
暑さで食欲が無かったはずなですが・・気が付けばペロリと完食です。
この水準ならば、強気な価格設定にも納得です
予算枠を大きくオーバーしますが、この店なら高いお金も惜しくありません。
監修おせちの価格が強気に設定されているのも納得です。
行くまでは料理のレベルを疑っていたのですが、見事に返り討ちにされました。
( ‘д’⊂彡☆))Д´) パーン …
【祇園 華舞】さんは、有名な八坂神社の傍にあります。
神社の脇道から2~3分なので、観光に合わせていくのも良いと思います。
ただし、小さなお店で席数に限りがあり事実上の完全予約制。
訪問する時は、事前に予約を入れるようにしてください。

京都に訪れた時は、ぜひ足を運んで欲しいお店です。
旅の記憶が更にステキなものになると思います。