衝撃!「日本人は投資をしないから資産が増えない」というのは大嘘だった?

資産運用の世界では度々こんな話がされます。

「米国は投資比率が高いから長期で資産が増えてるけど、日本人は貯金ばかりしているから資産が増えない」

TVや新聞では勿論ですが、金融機関やFPなども頻繁に口にしていますね。
これは、私も例外ではありません。

ただし、この話は正しい情報ではあるのですが、ある意味では日本にとって不都合な事実が隠れています。

結論をいうと「米国人は投資をしなくても資産は増えている」という事です。

今回は、ちょっと視点をずらして“日米の家計金融資産の推移に隠れている秘密”について書いていきます。

金融庁の「つみたてNISA」の資料に異議あり!

金融庁が平成29年7月に発表した「つみたてNISA」に関する資料には、こんな記載があります。

我が国の家計金融資産(約1,700兆円)の52%(約900兆円)が現預金。
米英に比べ株式・投信等の割合が低く、家計金融資産の伸びは低い水準(運用による増加に大きな差)。

そして、この根拠の例として提示されているのが以下のグラフ。
米国や英国と比較して日本の家計金融資産は・・淋しい状況です。

このグラフを見れば、日本人の金融資産の伸びが低い理由の一つに、投資比率が少ない事実がある点は間違いないですね。

ただし、これはあくまでも「つみたてNISA」を後押しする資料ですので、投資の部分だけをクローズアップしている点は忘れてはいけません。

冷静に見てみると、運用リターンの部分を除いたとしても日本は米国と英国から大きく劣っていることが分かります。

つまり、投資をしてないというのも理由ですが、それ以外にも資産が増えない秘密があるという事になります。

日本だけが給与が増えていないという現実

外国と日本が比較して家計の金融資産が増えていない理由ですが、一つは投資比率の問題があります。

しかし、もっと重要な点として「日本人の賃金収入が増えていない」という根本的な理由があります。

以下は、OECDの統計をもとにしてフルタイムの賃金収入を1997年と2015年で比較した資料です。(USドルで表示)

単位:USドル 1997年 2015年 差額
日本 約36,200 約35,780 ▲420
アメリカ 約46,420 約58,710 +12,290
イギリス 約34,470 約41,380 +6,910

どうでしょう?
賃金の上昇率を見ると日本だけがマイナスです。

1ドル115円で考えれば、米国は約140万円・イギリスは約80万円も賃金が増えています。

つまり、日本の家計資産が増えないのは投資比率が低い事も理由ではありますが、根本的に給与収入が増えていないという問題があります。

記事の冒頭で「米国人は投資をしなくても資産は増えている」と書いたのはこれが理由です。

この点を勘違いしてしまうと“投資は絶対にしなくてはいけない”みたいな極端な考えてに発展してしまうので注意してください。

給与が一般の人と比べて多い人や既に将来の目標資産に達している人は、投資を選択肢から外すことは全く問題ありません。

現役世代は本気で将来の事を考えよう!

今回は【衝撃!「日本人は投資をしないから資産が増えない」というのは大嘘だった?】について書きました。

資料を見ていくと、日本人の家計資産が増えない理由は「投資をしないから」というより「給与が増えないから」の方が正しいと思います。

実際の話として日本もバブル崩壊前までは、給与が毎年どんどん増えていたので預貯金だけしていれば将来の心配をする必要がありませんでした。

ただし、現在は給与収入が頭打ちになっていく可能性が高い事に加えて、消費税などの税金支出が増えていくことは既定路線?

真剣に将来について考えなくてはいけない状況であることは間違いありません。
できるだけ早く資産運用に取組むべきだと思います。

私はFPや社会福祉士として働く事で、いろいろな人を見てきました。
その中で感じたことは・・

お金があっても幸せとはかぎりません!
でも、お金があることで将来の選択肢は確実に増えます。

「質素な生活をする」と「質素な生活しかできない」というのは全く違うという事です。

やはり、選択肢を持っている人の方が、幸せな顔をしている事が多いです。

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