資産運用で人気が高いのは、日経平均株やNYダウ・S&P500といった株式指数に連動するインデックス投資です。
世界株の長期データを確認すると、経済成長に連動する傾向があるので有力な選択肢だと思います。
もちろん経済は常に右肩上がりというわけではなく、コロナショックが直撃した2020年は世界経済の成長率が▲3.3%になりました。
しかし、2021年の成長予想は6%、2022年も4%以上が見込まれています。
新年から株価も順調に上昇していますね。
世界経済については今後も3%程度の成長が続いていくと予想されることから、株式への長期投資が有力であることは間違いありません。
ただし、これが最適解かと言えば必ずしもそうとも限りません。
今回は資産運用で株式投資に集中することのリスクについて書いていきます。
この記事の目次
米国株は下落から回復までに20年も掛った事がある
『インデックス投資なら下落があっても、長期保有しておけば上昇する』という言葉はよく耳にしますね。
実際に株式市場が下落しても、5年も経過すれば1.5倍~2倍になっていることが多いです。
ただし、日経平均株価については30年以上も前(1989年)につけた3万8915円の最高値に回復していません。
これについては『日本はバブルだったから例外!米国株なら有り得ない』なんて意見がありそうですね。
しかし、NYダウが株価下落から回復までに20年以上も掛った過去があることはあまり知られていません。
それが1929年10月に起きた世界恐慌です。
この時は株価が3年間にわたって下がり続けました。
そして元の水準に戻るのには、何と20年以上も掛かったのです。
これを具体的な人生設計でイメージすると『40歳で米国株を買ったら、60歳になっても含み損がある』 という事。
それ以外にも、新興国は世界経済の成長を長く牽引していますが、株価が何年も停滞していた時期がありました。
『インデックス投資なら下落があっても、長期保有しておけば上昇する』という話については、私も基本的に同じ意見です。
しかし、これは100%ではありません。
予想外の結果になることも、絶対に頭から外してはいけません。
“株式投資の長期運用なら大丈夫”なんて保証は一つも無いのです。
資産運用では株式が5年程度の低迷する事も想定しておく
米国株の20年以上も低迷した過去について書きましたが、こういったことが再び起こる可能性は小さいと考えています。
もちろん0%ではありませんが、小さすぎるリスクまで考え始めると貯金すらできなくなってしまいます。
株式の低迷につい言えば、5年程度を想定しておけば充分だと思います。
ただし、ここでとホッとするのは待って欲しいのです。
この低迷タイミングが老後資金の取り崩しの直前に来たらどうなるでしょう?
人生設計が大きく狂ってしまう可能性があります。
現在の状況でいえば、米国株が暴落すれば世界株式も大きな打撃を受けます。
投資エリアを分散しても被害を免れることは難しいですね。
つまり、株式投資が資産を増やす上で有力な選択肢であることは間違いありませんが、最適解と言い切れないということです。
直近のコロナショックは短期間で回復しましたが、これは過去のデータから考えると異例の超スピード。
今までの暴落と比較すれば瞬間下落と言ってもよいくらいです。
つまり、次の大きな暴落では今回のように短期間で株価が戻るというのは甘い考えということです。
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興味がある人は確認してみてください。
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私はどんな状況でも資産は増やすことを目指しています。
投資については市場平均に対して『勝った』『負けた』という話が多いのですが、私は全く興味がありません。
むしろ市場平均を基準にしてしまうと、株価が下落した時は資産が目減りしてもOKという事になってしまいます。
投資の成績評価ならばそれでも良いのですが、資産運用という点で考えると減ってもOKというのは納得できない人も多いと思います。
私も同じ考えで、資産が目減りするような状態は嫌ですね。
そういう状況になると毎日のように株価が気になってしまうので、日々の生活が楽しくありません。
また、資産を取り崩すときに“相場状況を見ながら、タイミングを考えて・・”なんてメンドウです。
そこで、市場平均は無視して『資産が減らない運用』『リターンは小さくても、毎年増え続ける運用』を目指しています。
凄い事を言ってるようですが、実際には簡単な話。
株式とは値動きが違う債券や 不動産REIT・ゴールド(金)といった複数の資産に振り分けているだけです。
例えば2020年はゴールドが先進国株式よりも高リターンになりました。
しかし、2021年は調整で低迷しています。
逆に2020年は不調だったREITは2021年に入り先進国株式を圧倒しています。
私の投資では全ての資産が好調という事はありせんが、 株式投資が不調でも何かしらの資産が好調というパターンが大半です。
そして、金融資産のリターンはここ数年は連続で1000万円以上になっています。
マイナスになるリスクが小さいので大きく投資できることが、結果的に利益額につながっている状況です。
リターン率を求めていた時は、怖くて資産の一部しか投資できませんでした。
○%上昇みたいな感じで成績は良いのですが、肝心の資産が増えない見掛け倒しの状態・・。
私にとっての最適解は、資産が目減りしない(安定して増える)・必要な時にいつでも取り崩せる運用になります。
今回は『インデックス投資も失敗の可能性あり!株式が最適解とは言えない』 について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、 運用のヒントにしてみてください。
私の資産運用は『セゾン投信』 コツコツ投資の代表的な商品
私自身の運用方針は、「セゾン・グローバルバランスファンド」の積立がメインです。
世界分散投資を専門家に丸投げできるので、ズボラな私にはピッタリでした。
資産配分の修正も行ってくれますので手間はありません。
私は積立設定だけして、ホッタラカシている状態です。
私の資産は年々増えているので「凄い!」と言われる事もあるのですが、実際は投信に丸投げしてるだけというのが本当の話。
資産運用の王道的な資産配分ですので、興味がある人は確認してみてください。
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