長期投資では日経平均などの指数と同じ値動きをするインデックスファンドが良いとされています。
良くも悪くも基準の数値とピッタリなので、「平均点投資」なんて呼び方をされる事もあります。
それに対して、専門家であるファンドマネージャーが独自の銘柄選定で平均点以上を目指すのがアクティブファンドです。
今回のブログ記事は、インデックスファンドに焦点をあてます。
インデックスファンドなんて平凡でツマラナイと思っている人は、ちょっと覗いてみてください。今までとは違った魅力に気が付くかもしれません?
「平均点投資」への大きな勘違い
インデックスファンドで積立投資は、退屈だと言う意見が多いですね。
最初はヤル気満々なのですがどんどんテンションが落ちてくる人が多いです。
基本的に市場の値動きと一緒なので、刺激が少なく面白味が無いので飽きるのは当然です。
投資に慣れてくれば、「自分で選定した方が、良い結果になるのでは?」と考える人も出てきます。
確かに平均点というのは退屈ですね!
ただし、ここで考えて欲しいのが、この平均点の内容です。投資で経験が浅い人の多くは「中学校の学力テストの平均点」と思っている傾向があります。
しかし、現実は国内市場の売買取引を見ても、大半はプロと呼ばれている人達です。
ちょっと強引に例えるならば、平均点といっても「中学校」ではなく「有名大学」くらいのイメージです。こう考えると、途中で中止するのって勿体ないと感じてきませんか?
国内市場は外国人投資家が主役です。
“市場の平均点はレベルが高い”という話をしましたが、現在の市場で影響力があるのは誰かを考えてみましょう。
東京証券取引所では毎週「投資部門別 株式売買状況」を発表しています。この資料を見てくと外国人投資家の存在感が圧倒的です。
東証一部の取引額で約6~7割が外国人投資家!
外国人と言っても、その中身はヘッジファンドや海外の年金基金、超高速取引から長期投資まで巨額な資金で行っているプロ集団です。
これに国内の機関投資家(プロ)も加えるとプロは8割くらいかな?
それに対して国内の個人投資家は2割程度となっています。
日経平均株価を「平均点」なんて言っていますが、どう考えても「プロ仕様の平均点」です。
アクティブファンドは平均点に負ける事が多いのは何故?
そもそも平均点であるインデックスがプロが作った指数と考えれば、アクティブファンドが負けても不思議な事ではありません。
一部のアクティブファンドが好成績なのは、プロ集団の中でも際立つ優秀な人もいるので当然。優秀な人もいれば、そうでない人もいるというだけの話です。
また、プロは説明責任があるので「先行きが明るければ買い、暗ければ売り」というパターンが多くジックリとした運用が難しいのが実情です。
長期で行っているGPIF(年金を運用)でも、少しの期間だけ下がっても‘巨額損失’と報道で叩かれるくらいですから、アクティブファンドはそれ以上に大変。
好成績の「ひふみ投信」などは、長期という視点で銘柄選定をしているので、ちょっと違う印象ですね。
逆に言えば、こういった長期視点という事が許される環境になれば、インデックスを上回るアクティブファンドも増えていくと思います。
今回は「インデックスファンドはプロが運用?初心者に向いている理由がスッキリ解明」について書きました。
インデックスファンドは現在の市場参加者を見ていると、「プロの平均点」という方がシックリくる状況となってきました。
投資初心者は勿論ですが、ベテラン投資家でも充分に利用価値が高いと思いますので、ぜひ活用して欲しいと思います。
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