投資に対して積極的な人が増えてきました。
WEB上では資産運用の状況を YouTube や Twitter、ブログなどで発信する人も増えていますね。
ただし、会社の同僚や友人・知り合いを見渡すと“投資している人が少ない”という状況がまだあります。
ネット上からの個人投資家の発信は、仲間を身近に感じることができるので嬉しいことですね。
その中には、 専門家に負けないような質の高い情報を発信している人もいる ので、参考情報として活用できるものも多いです。
ただし、 ネット情報は【玉石混淆】!
明らかな間違いは論外ですが、“正解に見える・・ミスリード”が厄介です。
※本人に悪意が無いだけに分かりにくい
今回は個人投資家の情報をチェックする時に、注意点について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
“資産が大きい人”と“同じくらいの人”、参考にするならどっち?
結論から言うと、参考にするならば自分よりも資産が大きい人の方が良いと思います。
相談で時々あるのが、『私のような一般庶民には、お金持ちの人の運用は参考にならないのでは?』 といったもの。
自分に近い収入や同じ資産水準の人の運用を参考にするという考え方ですね。
正しいようにも感じますが、自分と同じ水準の人を参考にするのはお勧めしません。
この理由は冷静になればとても簡単です。
自分と同じ水準という事は、その人も資産運用の途中段階ということです。
試行錯誤しながら迷いながら実施しているケースもあります。
特に注意したいのは、運用開始して3年未満の方が発信する情報 。
私の経験では半分ぐらいの人は資産運用の形が出来上がっていません。
市場動向や情報を気にしすぎて投資商品が頻繁に変わってしまうパターンも多いですね。
何を隠そう、投資を開始したころの私もそうでした。
σ(o’∀’o) 私
もちろん、シッカリと運用スタイルが確立できている人もいるのですが、それを見極めるのは難しいですね。
それに対して、資産が大きい人(運用で成功した人)というのは、スタイルが出来上がっている人が多いので、方針のブレは少ないですね。
ただし、あまりにも成績を前面に押し出してくる人は、詐欺などの怪しい系というケースもあるので注意が必要!
資産や運用状況を発表していると真実味がありますが、現在はパソコン上で数字は簡単に加工できるので注意してください。(証券・預金通帳の数字も改ざんも可能)
数字は信頼の材料となりますが、騙す材料としても有効という事です。
それ以外に、私が第一印象で注意するタイプを書いておきます。
設定5年未満の商品を絶賛している情報は警戒しよう
正直に言うと私は、個人投資家の情報はあまり確認していません。
以前はチェックしていたのですが、独立してから忙しく時間がない状況・・。
仕事で『○○さんの情報ですが、どう思いますか?』と聞かれた時に確認するくらいですね。
昨年多かった相談は、 高配当株を集めたETF(主にSPYD) や 債券にレバレッジ掛けたバランスファンド です。
最初に結論を言うと、長期運用でしっかりと資産を築いている人であれば、手を出さない商品だと思います。
商品の内容云々という問題もあるのですが、それ以前に決定的なことがあります。
それは、設定からの期間が短すぎて商品の良し悪しが判断できない点です。
設定から5年ぐらい経過していれば、市場環境が良い時と悪い時を経験していますので、概ね実力は判断できます。
堅い運用をしている人は、理屈だけでなくリアルを確認する作業を行います。
高配当ETFとレバレッジ型バランスファンドは、この作業ができない状態にも関わらず、都合のよい情報(メリット)ばかりが発信されていました。
経験を積んでいる人であれば、買付に対して慎重になるのは当然ですね。
新商品の紹介で過去データが表示されるケースがあります(仮定のデータ)。
これらは成績が良い時期のデータだけを抜き取るパターンが多いので話半分で見る事。
個人投資家からの情報で、設定からの期間が短い商品の情報が多い場合は、ちょっと気をつけた方が良いと思います。
自分の運用が確立できていて成果が出ていれば、新しい商品への興味は小さくなります。
資産運用が順調な人は、頻繁に商品を変えたりしないのが普通ですので、その点を頭に入れた上で情報を集めてみるといいでしょう。
投資情報が参考になるのは、株価が低迷(急落)した時!
資産を増やしたい気持ちから、日々情報収集に励んでいる人も多いと思います。
目的に対して貪欲なのは素晴らしいことです。
ただ、私はそれほど頻繁に確認する必要は無いと考えています。
市場全体が好調であれば、よっぽど変わった商品を買付でない限り資産が増えていきます。
平常時と好調時については、乱暴に言い方をすると“情報はなくてもいい”のです。
ちなみに、私が米国株に注力しているのは、100年以上も右肩上がりを継続している市場だからです。
多少のミスであれば市場の強さが吸収してくれるのが魅力だと思います。
注意すべきは市場が下落した時ですね。
この時に周囲のバタバタに惑わされることなく、冷静に対応することが大切。
参考になるのは、長期で運用を行って資産を大きくしてきた人です。
10年も継続している投資家は、急落は何度も経験していますので、いい意味で慣れています。
ドッシリ構えている人が多いので、参考になると思います。
投資は急落時や低迷時期を無難にやり過ごせれば、悪い結果になる可能性は非常に小さくなります。
個人投資家の発信情報について、リターンを追いかける情報の方に注目が集まるのですが、 守りの部分に注目 したほうが成功確率が高まります。
資産が大きい人ほど守りの意識が強いので、堅い運用をしたい人は注目ですね。
尚、私は相場急変(大幅下落)に対して冷静に対応できませんので、最初っから資産が減りずらい運用方針にしています。
今年は既に前年の確定利益を超えているので、過去最高益になる見通しです。
ただし、金融市場が平常・好調な年は、100%に近い確率で米国株の平均よりも見劣りしてきました。
※昨年のリターンは米国株インデックスの半分程度
資産がマイナスにならない事を最重視しているので、リターンを期待する人にとってはガッカリするスタイルですね。
今回は『【疑問】個人投資家から発信される情報って本当に役に立つの?』について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
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