積立投資に「iTrust世界公益株式」を追加!守りながら資産を増やす

私は「値動きを気にしない運用」を目標にしています。

相場は常に変化しているので実践するのは口で言うほど容易くはありません。
日々の変動を無視できるようになるまでには何年も掛かりました。

株式だけでなく現物債券の買付をしてきたのが良かったですね。

債券の金利収入が定期的にあるので、株式が多少下がっても全く気になりません。

ただし、現在は超低金利なので魅力的な債券を見つけるのは困難な状態・・。

株式に目を向けるとハイテクセクターの比率が高まってきており、世界市場がその動きに大きく影響を受けるようになってきました。

この状況では、地域分散してもリスク抑制効果は限界があるような気がします。

そこで、ディフェンシブの代名詞とも言える公益株(電力・ガス・水道など)の積立投資をスタートしました。

今回は新たに加えた「 iTrust世界公益株式」について書いていきます。

iTrust世界公益株式の商品概要

公益株に対しては“積立に加えたい”と以前から考えていましたが、面白味を感じる銘柄が見つけられずにいました。

世界の高配当利回りの公益株に投資する投資信託で有名な銘柄では【ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド】があります。

ただし分配金を頻繁に出すタイプなので資産を増やす目的では“少し難あり” ・・。

そんな中、2019年に【iTrust世界公益株式】が設定されました。

投資対象 先進国の高配当公益企業
運用会社 ピクテ投信投資顧問
投資手法 世界分散で約50銘柄・アクティブ運用
為替ヘッジ ヘッジなし/ヘッジあり 2タイプあり
設定日 2019年5月
決算:分配金 年1回:分配金実績0円
買付け手数料 0%
信託報酬 年1.111%
信託財産留保額 0%

さて、ここから「iTrust世界公益株式」で、注目すべき点をクローズアップしていきます。

簡単に言うと『守り』という要素が強い投資商品です。

投資対象はどうなってるの? 基準2020年9月末

投資対象としているのは約50銘柄で、先進国を中心に8ヶ国に分散しています。

組入れ銘柄は配当利回りが高めの銘柄が多いですね。

ただし、長期的な基準価額の上昇をの方針なので分配金は基本的にでません。
配当は投資収益に含まれる形になります。

長期で資産形成を考える人にとっては有難い内容ですね。
尚、投資対象の業種や地域は以下のようになっています。

順位 業種 比率
1位 電力 55.1%
2位 総合公益事業 33.4%
3位 不動産投資信託 2.2%
4位 水道 2.1%
5位 陸運・鉄道 1.8%
順位 地域 比率
1位 米国 65.3%
2位 英国 8.5%
3位 ドイツ 6.8%
4位 スペイン 6.8%
5位 イタリア 6.5%

世界の公益株に投資をするといっても、全体の65%は米国地域となっています。

銘柄選定は個別企業の分析を基本とするボトムアップ型で、配当利回りが高く株価変動が小さい点などを考慮しています。

【余談】私の配当生活
私は高利回り海外ETFの【PFF】に投資をしています。
年間50万円以上の配当があり、生活にユトリができました。
目指せ配当生活!利回り5%のiシェアーズ 優先株式 & インカム証券(PFF)

安定感が魅力!値動きの荒い銘柄との組合せが面白い

公益株式は 電力・ガス・運輸・廃棄物処理といった日常生活に不可欠なサービスを提供する企業です。

景気の良し悪しに関係なく業績が安定しており、実際に倒産する可能性も極めて低いというデータもあります。

しかし、一方で景気が良くても業績が大幅上昇とならないので、投資家からは無視されてしまう傾向もあります。

世界経済は基本的に上昇していくことを考えると、リターンでは世界株よりも見劣りするのが実情です。

基準日:2020年1月末基準(過去10年

商品名 リターン 標準偏差
世界株式:MSCI世界株価指数 10.6% 11.4%
世界公益株式:MSCI世界公益株価指数 8.0% 10.1%

株価の安定感の指標となる標準偏差(数字が小さい方が安定)は公益株の方が魅力ですが、リターンについては世界株ですね。

ただし、世界景気の 先行きの不透明感が高まると投資家に注目されて強気に転じる 傾向もあります。

例えば過去1年リターンでは公益株の方が良好な成績となっています。

基準日:2020年1月末基準(過去1年

商品名 リターン 標準偏差
世界株式:MSCI世界株価指数 18.4% 10.4%
世界公益株式:MSCI世界公益株価指数 24.3% 8.1%

2019年は株式パフォーマンスが非常に良好だったのですが、「そろそろ経済も減速するのでは?」という空気も出ていた時期です。

そういった投資家心理が公益株への買いに向かったと想像しています。

先進国株の中において成長株の存在が大きくなってきました。
これらは景気回復局面や拡大局面でパワーを発揮する銘柄です。

公益株は経済減速期・後退期などで強さを発揮するので、組合わせると資産全体を安定に導く効果が期待できます。

少し前に成長株のナスダック100(QQQ)と米国公益株(VPU)の組合せについて紹介したのですが、値動きが正反対になっている年があったので添付します。

期間:2015年10月~2016年10月の1年間

いつでも同じ結果になるわけではありませんが、投資家から注目される時期がズレているのは間違いありません。

公益株に関しては一本に集中というよりも、全体資産に加えることで運用の安定性を高める効果があると考えています。

「iTrust世界公益株式」のデメリットは?

「iTrust世界公益株式」についてデメリットも確認しておきましょう。

第一点に設定日が2019年5月なので、 運用期間が短い という不安があります。
私は基本的にアクティブファンドは最低でも3年以上は運用していないと投資をしません。

今回は異例の決断となりますが、投資対象が公益株というディフェンシブの代表セクターという点があります。

業績が安定している分野なので失敗する可能性は小さいと考えました。

また、ピクテ投信投資顧問は公益株については【ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド】で15年以上も運用しているので、その経験を期待した面もあります。

更にデメリットとしてはアクティブファンドで コスト(信託報酬)が高い点 です。

年1.111%は、正直なところ悩みました。

私は「成績さえ出してくればコストは高くてもいい」という考えなので、信託報酬が1%以上でも気にしません。

ただし、公益株は高いリターンを期待するのは難しい商品。
コストはもう少し下げて欲しいのが本音です。

※最終的にデメリットよりも投資するメリットの方が大きいと判断したので、100点とは言えませんが充分に満足しています。

「iTrust世界公益株式」毎月5万円の積立を設定

「iTrust世界公益株式」は2021年から毎月10万円の積立を実施していきます。

投資額を増やすのではなく、今まで積立していた【野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型】を停止して公益株式に変更する形式です。

尚、内外7資産バランスがダメという話ではありません。
(1本ほったらかしのオススメ投信です)

この投信の中身はREITが3分の1を占めるのですが、今年はJ-REITの個別銘柄だけで500万円以上買付しており重複を避けることが理由です。
※7資産の積立は停止しますが、そのまま保有を継続します。

この投信は「為替ヘッジなし」と「為替ヘッジあり」の2つがあり、私は「為替ヘッジあり」を選択しました。
※ドル資産を多く保有している為。

今回は『積立投資に「iTrust世界公益株式」を追加!守りながら資産を増やす』について書きました。

記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。

iTrust世界公益株式 主な取扱証券

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