昨年から米国成長株への投資を休止して、大型優良株(バリュー・クオリティ)にシフトしました。
今のところ、資産は順調に増えています。
全て想定通りと言いたいところですが、完全に大ハズレだった予想があります。
それが強烈な円安です。
米国は利上げして名目金利は上昇していますが、実質金利はマイナスです。
地政学リスクもあるので円高になる可能性もあるのですが・・・
結果は約20年ぶりの水準となる円安でした。
予想と結果が正反対になった事で、大幅修正したのが日本株への考え方。
多くの有力企業で業績が上昇修正される期待が出てきました。
今回は日本株への投資について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
下値は限定的?悪材料が出尽くした可能性あり
今期の世界株は1年を通してジグザグ状態になると予想。
ただし、日経平均株価については3月9日につけた2万4千円台が底値になる可能性あり。
再び2万5千円割れになれば最高の買いチャンスだと思いますが、ここまでの下げは難しいと考えています。
この理由は悪材料の出尽くしです。
まず、ロシアによるウクライナ侵攻ですが、ニュースに対するマーケットの反応が初期の頃と比べて弱まってきています。
ロシアに対する制裁やデフォルトについても、株価に織り込まれてきておりショック的な乱高下も起きずらくなってきた印象。
また、米国利上げやFRB資産縮小についても、既にタカ派の意見が出揃っています。
投資家が最悪パターンを想定できている状態。
さらに、中国の上海ロックダウンがあり、景気減速についても投資家は意識できました。
1年を通して考える波乱要因が、ここ1ヵ月で先出しされた印象。
悪材料が早い段階で株価に織り込まれていくことで、今後の下値は強固になったと考えています。
ロシアの侵攻で核使用などがあった場合は別ですが、現在の材料だけなら底割れする可能性は小さいと思います。
ここからはマイナス材料を消化するごとに、株価が切りあがっていくというのが私のシナリオです。
米国株ではなく日本株の比率を増やす理由は?
私は世界分散投資をメインとしており、投資エリアで有望なのは米国だと考えています。
しかし、それは長期視点の話です。
今年に限った短期的な動向については、日本株に注目しています。
この理由は、まず第一に円安効果による業績の上方修正への期待です。
円安で業績がマイナスになる企業もありますが、大型株に多いグローバル企業には追い風ですね。
ただし、日本の経営者は慎重な人が多いです。
ロシアによる混乱が一定の落ち着きをみせるまでは、強気な見通しは控えると思います。
本格的に業績の上方修正を発表してくるのは、年半ばから後半と予想!
仕込むならマーケットが混乱している今の時期ですね。
尚、米国株も上昇する期待はあります。
気になるのはPER水準が依然として高い事。
また、為替(円安)もちょっと行き過ぎているように見えます。
積立投資ならば前向きですが、スポット買いをするほどの魅力は感じていません。
それに対して、日本株のPERは過去のレンジから考えても低い水準。
円安により業績上方修正が加われば、PERは更に下がります。
割安感からの買いが期待できますし、仮に下落した場合でも下値は限定的と判断しました。
アクティブ型の日本株投信に注目しています。
投資信託は指数に連動するのでインデックスファンドが良いと言われています。
しかし、これは米国株(世界株)の話です。
海外は株価上昇を牽引しているの優良大型株なので、指数連動型の方が有利になります。
一方で日本株についてはインデックスファンドが有利というデータはありません。
日本株の場合は、古くからある大型株が指数の上昇を妨げているケースがあります。
米国株とは反対の状況ですね。
つまり、日本市場に投資をする時は、銘柄選別が実施されるアクティブファンドも有力な選択肢になります。
特に今回は、円安による業績アップが期待できる企業を選ぶ方が有利!
年内の売却も考えているので、アクティブ型の方が良いと判断しました。
私が選択したのは「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」です。
日本株投信で好成績を残している銘柄は中小型株を対象とするものが多いのですが、大型株で優良という珍しいファンドです。
尚、約1ヵ月前の3月前半~中旬にも300万円分のスポット買いをしてい現在も保有中。
日経平均株価が2万7千円の水準を下回ってきたので4月11日から購入を再開しました!
今回の購入目標も300万円としています。
次の売却のターゲットとしては、日経平均株価が29,500円~30,000円時を想定。
先月の購入では28,000円~28,500円を目標としていましたが、現状の相場環境をみて大幅に引き上げました。
シナリオ通りに進めば、年半~年末に利益確定となります。
良い結果になることを期待したいと思います。
今回は「日本株ファンドに追加投資!国内市場の見通しに対しては強気姿勢」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
余談ですが、私が買付した「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」はアクティブ型なので信託報酬は高いです。
こういった信託報酬が高いファンドについては、松井証券で運用するとコストの一部をバックしてくれるのでおススメです。
凄いぞ松井証券!投資信託の現金還元サービス
買付手数料は証券会社によって差がありますが、信託報酬は基本的に同じです。
ただし、松井証券だけは例外!
この証券会社は、信託報酬の販売会社の取り分のうち 0.3%を上回る部分を現金還元 するサービスがあります。
※ポイントバックだと更に還元率アップ
具体的に【スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)】について確認してみましょう。
信託報酬の年率1.804%(税抜1.64%)を分解すると以下のようになります。
各社の内訳 | 運用会社 | 0.9% |
販売会社(松井証券) | 0.7%(0.4%還元) | |
信託銀行 | 0.04% | |
信託報酬率(合計・税抜) | 1.64% |
松井証券の取り分である0.7%のうち、0.3%を上回る部分が現金還元されるので、対象となるのは0.4%ですね。
毎月、 年率計算で0.4%は戻ってくる ので、事実上のコスト削減となります。
私はこのサービスが始まってからは、アクティブファンドは基本的に松井証券で買付しています。
この証券は投信の買付手数料は0円ですし、毎日積立もワンタッチで設定可能。
『ポイント・現金還元サービス』は非常にお得なので、投信を中心に運用している人は口座を持っておいて損は無いと思います。
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