資産運用では1つの銘柄に集中するより複数銘柄を購入する分散投資が基本。
私自身も世界分散を運用のメインにしてます。
堅い設計の投資信託を中心にして、NYダウなどの優良指数(インデックス)や米国株をスパイス的に加えるのが私の手法。
ただし、日経平均株価やTOPIXといった国内株インデックスは全く購入していません。やはり経済成長の弱さが気になります。
IMFの経済予測は以下のようになっています。
2020年 | ※2021年 | ※2022年 | |
世界 | ▲3.1% | 5.9% | 4.9% |
先進国 | ▲4.5% | 5.2% | 4.5% |
米国 | ▲3.4% | 6.0% | 5.2% |
ユーロ圏 | ▲6.3% | 5.0% | 4.3% |
日本 | ▲4.6% | 2.4% | 3.2% |
新興国 | ▲2.1% | 6.4% | 5.1% |
中国 | 2.3% | 8.0% | 5.6% |
インド | ▲7.3% | 9.5% | 8.5% |
※2021年・2022年はIMF予想(2021年10月12日)
※前回7月より21年の世界経済見通しは0.1%の下方修正。
過去にオリンピックが開催された先進国の中で、ここまで弱い数字が並ぶのはちょっと記憶にありません?
こういった数字を見ると、あまり積極的に慣れないのが本音です!
ただし、昨年末の下落をみると日本株が売られすぎている印象もあります。
今回は日本株に対する個人的な考えや注目している銘柄について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
割安って本当?売られすぎで反発期待も!
2018年を振り返ると、世界の株式市場は全滅に近い状態でした。
ただし、その中でも日本株は売られ方が強烈だった印象があります。
NYダウが1年で▲5.6%で日経平均株価は▲12.1%ですから2倍以上の下落・・
米国の影響で下がった点が多いのに、下落率は日本の方が厳しい状態。
これだけ見ると悲惨そのものですが、割安度を示す指標であるPERを見ると面白い水準に見えます?
NYダウのPERは19~20%くらいで通常の範囲内なのですが、日経平均株価は12倍前後となっています(数値が低い方が一般的に割安)
あくまでも個人的な感覚ですが、過去の日本株は13倍くらいでも相当な割安でしたので、売られすぎている可能性はありそうです。
ただし、3月には米中貿易問題と英国EU離脱という市場を混乱させるイベントがあるので、積極的には買いずらい状況でもあります。
タラレバの話となってしまいますが、現在でも安い水準なので3月に急落すれば購入チャンスとなるかもしれませんね?
余談:中長期的にはインドも面白味あり
2018年の主要株式市場は全滅に近いと書きました。
しかし、例外的に上昇した国があります!それがインドです。
主要市場 | 2018年騰落率 |
日経平均株価 | ▲12.1% |
NYダウ | ▲5.6% |
中国上海 | ▲24.6% |
インドSENSEX | +5.9% |
IMFの主要国経済成長率を見ても、2017年6.7%、18年7.3%、19年7.5%、20年7.7%と理想的な右肩あがりとなっています。※19年と20年は予測
人口も増加が続いており、2025年にも中国を抜くとも言われています。
家電製品などの普及率に関しては、冷蔵庫が約2割でエアコンは5%くらいだと思うので、日本の高度成長時期(昭和30年くらい)のイメージですね。
新興国に関して明暗がハッキリ分かれているので、投資をするならば勝ち組だけに絞るのも方法だと思います。
インド投資については、別記事で詳しく書いていますので興味がある人は覗いてみてください。
関連:インド株は別格!新興国株を避けている私が例外的に購入している理由?
人口減少を吹っ飛ばせ!日本にも内需期待が高い企業がある
私が日経平均株価やTOPIXを避ける理由として、日本の将来性(経済成長)に対して不安があるからです。
やはり、人口減少というのは大きなマイナス材料!
IMFも日本の成長率が低いことについて『人口減少』『社会保障費の増加』を指摘していますからね。
ただし、見方を変えるとチャンスも転がっている気がします。
年金費用・医療費用・介護費用といった分野が増えているということは、高齢者は増えていくとい事です。
このニーズを掴んだ企業は“長期的に成長が続く可能性”がありますね!
日本は高齢者マーケットの潜在力は世界一ですので、この分野で成功すれば株価が安定的に右肩上がる可能性も充分に考えられます。
余談:個人的に気になっている企業は?
個人的に日本株でチェックしている銘柄を書いておきます。
ただし、これは推奨ではありませんので暇つぶし程度に読んでください。
私はFPだけでなく社会福祉士として高齢者の生活相談をする業務も経験しています。
その時に、この企業は面白いなぁ~と感じたのが『ALSOK』(2331)です。
※仕事上で魅力を感じた企業を書いているだけですので、投資判断は各自の責任で行ってください。
警備の事業がドンドン拡大していて、賃貸住宅にも対応してくれるようになりました(以前は一軒家のみだった)
また、高齢者向けの緊急通報サービスや介護事業にも参入しており、伸びシロがまだまだあるような気がしています。
私は日本株は原則として購入していなのですが、市場が大きく崩れた場合(急落)は購入を検討してみたいと思います。
今回は「日本株の投資戦略を考える!経済が弱くてもチャンスがあるって本当?」について書きました。
日本株は海外市況の影響を受けて昨年は大きく落ち込みました。
永久に下がり続ける相場というのは考えづらいので、いずれ反発する局面があると思います。
大きく下げた時こそ、長期の有望株を仕込むチャンスかもしれませんね?
ただし、今年は株価に影響を与えるイベントが多いので、昨年同様に乱高下する可能性は高いと考えています。
損切り設定などは必ずするようにしてください。
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関連 SMBC日興証券の大逆襲!ネット証券を圧倒する5つの魅力とは?
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