★Photo by kaoru:井中居
おせちは『不味い!』と思っている人は、けっこう多いです。
以前、私はその中の一人でした。
一方で美味しいという人もいます。
この理由ですが、購入しているおせちの値段と深い関係があります。
不味いと感じる人の多くは、三段重で1万5千円程度(値引き後の価格)のおせちを食べているケースが目立ちます。
私は100種類以上のおせちを食べてきましたが、この価格ラインは失敗おせちが多い危険ゾーン・・。
コスパが良いように見えますが、実態は「ただの安物」というケースが主流。
おせちの美味しさの目安ですが、満足度から言うと基本は一段重で1万円!
二段重なら2万円以上と考えて下さい。
では、2万円未満(1万円台)だと失敗かと言えば、そんなことはありません。
種類は少ないですが質・内容で「合格おせち」があります。
今回は私の実食経験から、2万円未満で買えるオススメおせちを紹介していきます。
※おせち写真は、実際に購入したものを使用しています。
※味比べ評価は個人の実食により主観になります。
この記事の目次
おせちが不味い理由!1万5千円前後の三段重は危険
おせちの人気ランキングを見ると1万5千円(三段重)くらいが中心です。
私は一通り食べてみましたが、ほとんどのものは「この味と内容は・・コスパ悪すぎる」という印象を持ちました。
どうして格安おせちが不味いかは、値段の構造を考えれば簡単です。
通販おせちには、料理の食材以外にも多くの費用が掛かります。
重箱代・配送代(クールなど)・ネット利用料(約10%)・人件費・広告費・・無数に出てきます。
更に会社の利益を引いて、残りが食材費です。
普通に考えれば、安いおせちは食材費に使える金額はとても小さいことが想像できますね。
低価格の大容量おせちが不味いのは、素材自体の品質が低いからです。
一方で高いおせちですが、こちらは価格が高くても諸費用(重箱代や配送代など)は格安おせちと大差ありません。
つまり、食材費に多くのお金を掛けられるのです。
高いおせちが美味しいのは当然の話ですね。
おせちについて言えば、価格が高い方が『コスパが良い』のが実態です。
私が自信を持ってオススメできるおせちは、いずれも2万5千円以上となっています。
さて、ここからは2万円未満で私が合格と判断したおせちを紹介していきます。
今から紹介するおせちは、同価格帯との比較ならば満足度が圧倒的に高いので注目です。
ぜひ、おせち選びの参考にしてみてください。
①婦人画報:特大和一段(2~3人前)
★Photo by kaoru:婦人画報 特大和一段
婦人画報は富裕層の女性をターゲットにしている雑誌です。
ザックリ言うと、世帯資産で1億円以上や年収2千万円といった層ですね。
この層は普段から良い物を食べている人が多い。
また、品質が低いものを提供すればアッサリと離れていく傾向があります。
つまり、2万円未満のおせちだから質が低くてもOKなんて事は許されません。
結果として、1万円台でもレベルが高いおせちを提供しています。
その中でもリピーターが高く好評なのが『特大和一段』です。
公式婦人画報のおせち 特大和一段(2~3人前)価格:税込18,900円
私は「この内容で2万円未満とは・・」と驚きました。
食材をお皿に移するとレベルの高さが分かります。
★Photo by kaoru:婦人画報 特大和一段②
婦人画報のおせちは、本当に凄いです。
特大和一段に限らずレベルが高いですね。
他にも素晴らしいおせちが多いので注目してください。
個人的には最高級のプレミアシリーズがイチオシです。
通常のおせちよりも割高ですが、衝撃的な美味しさです。
尚、こちらはスタッフがほぼ女性とうこともあり、華やかなおせちが多いのもメリット。
おせち品評会に行ったことがありますが、他社とは緊張感が全く違います。
会社の姿勢として本気度のレベルが2段階くらい上の印象を受けました。
婦人画報のおせちについては、現物写真をたくさん撮っていますので、ぜひ確認してみてください。
②オイシックス:和洋折衷二段重「慶梅」
★Photo by kaoru:オイシックス「慶梅」
オイシックスのおせちは、良い意味でオーソドックスです。
普通は価格・量・味の3つのうち何かしら欠点があるのですが、オイシックスは全てが及第点という珍しいタイプ。
誰が食べても一定以上の満足度があるのが魅力。
迷ったらオイシックでいいと思います。
その中でも「慶梅」は、ローストビーフがたっぷりですので“お肉好き”には嬉しいですね。
もちろん魚介もしっかりありますので、幅広い層から支持があります。
公式オイシックス 和洋折衷二段重「慶梅」
価格:税込17,064円(慶梅)
※10/31 14時迄の注文:税込16,211円
尚、この二段重に蟹甲羅盛やアワビ甘煮を加えて三段重「上慶梅」も人気があります。
★Photo by kaoru:オイシックス「上慶梅」
三段重だと2万円を超えてしまうのですが、二段重から約5千円をプラスするだけで格段に豪華になります。
価格:税込22,680円(上慶梅)
※11/30 14時迄の注文:3%OFF
個人的には少し背伸びして【上慶梅】を選択する方が満足度が大きいと思います。
質と内容については、平均点を越えており抜群の安定感を私の舌で確認済み。
「失敗したくない」と思ったらオイシックから探してみるのが良いですね。

③完売 家庭画報:オリジナル二段おせち(2~3人前)
★Photo by kaoru:家庭画報オリジナル三段おせち
家庭画報も婦人画報と同じで富裕層の女性をターゲットにしている雑誌。
※名前は似ていますが、完全に別会社です。
こちらも毎年おせちを販売していますが、アイテム数が少なく目立たないので知らない人が多いですね。
知る人ぞ知る!隠れたおせちの優良店。
以前はオリジナルおせちは三段重のみでしたが、今年から二段重と一段重が加わりました。
私が食べたのは三段重ですが、やはりレベルが高かったです。
富裕層を満足させる内容!
価格:税込23,000円
例えばローストビーフなどを見てもらうと分かると思います。
★Photo by kaoru:家庭画報 ローストビーフ
こちらのローストビーフはブロックで入っているので、カットは自分で行います。
そして、それこそが美味しさの拘りです。
味に対する追及姿勢が素晴らしいですね。
今年からは、オリジナル二段おせち(税込17,820円)、ひとりぶんおせち(税込9300円)が新商品として加わりました。
残念ながら新商品なので実食経験がありませんが、三段重のレベルから考えると合格おせちと想像しています。
公式尚、個人的には三段がオススメです。
2万円を超えますが、それでも内容から考えるとコスパがいい!
このおせちについては、現物写真をたくさん撮っていますので、ぜひ確認してみてください。
尚、三段重は和が2段・洋が1段の構成。
全てお正月に食べてもいいのですが、年末に洋の重、新年に和の重といった楽しみ方も可能ですね。
④大丸松坂屋百貨店:おつまみ玉手箱 2023
★Photo by kaoru:大丸松坂屋百貨店 おつまみ玉手箱
おせちの品揃えという点では百貨店がやっぱり凄いです。
ECモールサイトでもおせちの取扱いがありますが、老舗・名店・人気店は一部しかありません。
百貨店で扱ってもらえないおせちがECサイトに流れているケースが多いのが実態。
ネットのおせちランキングがあてにならない理由でもあります。
やはり、美味しいおせちの取扱い数という点では百貨店が大きくリードしています。
その中で独自性という点で魅力なのが大丸松坂屋百貨店!
オリジナルおせちを次々とヒットさせています。
注目は「人気料理研究家・大原千鶴 監修おせち」、「
酒場詩人 吉田類 監修 おつまみ玉手箱」です。
この2つは大丸おせちの看板的な存在!
尚、おつまみ玉手箱は、酒類と相性が良い料理に特化して詰め合わせした珍しいタイプ。
ある意味では偏ったおせちですが、これが大ウケしてヒット商品となりました。
彩も豊かでリピーターが多い人気商品です。
価格:税込16,800円
実はこのおせちは冷蔵タイプ!
価格的にも相当頑張ってますね。
酒飲みの人には注目のおせちです。
大丸松坂屋おせちは、それ以外にもたくさん魅力的なおせちがあります。
見どころを別記事にまとめていますので興味がある人は覗いてみてください。
京都吉兆など老舗の有名料亭おせちもありますよ。
(京都吉兆の品揃えは最多です)
今回は「【特集】1万円台の美味しいおせち4選!安いおせちが不味い理由」について書きました。
記事の中で参考になる部分があれば、おせち選びのヒントにしてみてください。
今年はおせち販売が活況で、現段階で完売が続々発生しています。
有名料亭のおせちについては、即日完売というケースもありました。
選択肢は日ごとに少なくなるので、注文は早めに実施するようにしてください。
関連ふるさと納税 注目のおせち(返礼品)