★Photo by kaoru:『金田中 庵』
私の楽しみである“一度は行ってみたい高級料亭”に突撃するシリーズです。
今回は日本三大料亭の一つである【金田中】の系列店にお邪魔しました。
ちなみに、日本三大料亭というのは吉兆、金田中、新喜楽です。
金田中と言えば各界の重鎮や著名人をもてなしてきた【新ばし 金田中】。
ただし、基本的に紹介制となっているので、一般人の私では入店できません。
( ゚ω゚ )お 断 り し ま す
もっとも、ここで食事をすれば一人当たり5万円~10万円は覚悟しないといけないので、予算的に無理ですね(笑)
しかし、この超高級店の金田中の味が2~3千円で堪能できるお店があります。
それが“銀座 並木通り沿い”にある【金田中 庵】です。
夜は1万円~2万円ですが、お昼のランチは破格で提供されています。
有名料亭の味が格安で食べられる貴重なお店ですので、知っていて損することはありません。
今回は【金田中 庵】でのランチについて書いていきます。
この記事の目次
お店の雰囲気はチョット恐い?でも、お客さんが絶えない人気店
銀座ってキラキラしていて洗練されたイメージですが、【金田中 庵】が入るビルは昔っぽい雰囲気です。
※金田中の自社ビルです。
入り口を見て主人が『場末のスナックみたいだ』と言っていました。
★Photo by kaoru:『金田中 庵』入口
店舗は古いビルの2階にあり、店内は基本的に割烹カウンター形式でテーブル席もあります。
ただし照明も暗いので第一印象は『私ひとりだと恐くて入れない・・。』という感じでした。ヾノ・ω・`)㍉㍉
しかし、こんな雰囲気にも関わらずお客様が次々と入ってきます。
常連と思われる男性や年配の女性、そして驚いたのは20代~30代の女子二人組や女子のおひとり様も来店してきた事。
男性向けのメニューが中心の店舗に女子が来るケースは、経験的に言うと十中八九で“当たり”です。
この時点で、成功を確信しました。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
では、ここからは食事について紹介していきます。
一休.com
『三色半の東丼』卵かけご飯の最高峰!(っ’ヮ’c)ウゥッヒョオアアァ
★Photo by kaoru:『金田中 庵』三色半の東丼
これは【金田中 庵】の名物の海鮮丼です。
主人は迷わずこれを注文しました。
税込み 3080円
釜炊きの御飯の上に旬の刺身が3種類のせてあります。
(この日は、鮪、鯛、鰤)
しかも、それぞれ違う味の醤油に漬けこまれているんです。
具体的には、黄味醤油、胡麻醤油、生姜醤油です。
主人は『この黄身醤油は絶品だ!卵がけご飯の最高峰』と大興奮状態でした。
ボリューム満点で、これを嫌いな男子はいないでしょうね。
主人もこの海鮮丼を豪快に搔っ込んでいました。
さらに、お椀やデザート、さらに抹茶までつきます。
新鮮な魚と金田中の黄身醤油のバランスは絶妙です。
この価格は超得ですね。
これ以外では、小さなすっぽん鍋のセットが2750円が大人気!
女子はこれを目当てに来店する人が多いそうです。
割烹の味を堪能!少し贅沢な『重ね盆』を注文
【金田中 庵】のランチはは2000円~3000円の料理が中心ですが、1種類だけコースが用意されています。
それが『重ね盆』で税込み6600円。
ちょっとお財布には痛い値段ですが、金田中のコースと考えれば破格。
奮発して注文してみました。
最初に先付として出てきたのが、刻みトマトと若鳥のジュレです。
★Photo by kaoru:『金田中 庵』重な盆①
やはり料理は丁寧ですね。
暑い時期に食べたら、最高の料理。
さらに、ここから盃盆、お椀、飯盆、甘味と次々と出てきます。
★Photo by kaoru:『金田中 庵』重な盆②
見た目はさすがの美しさ!
そして、味も納得です。
私は薄味が好きなので京料理のお店を中心に訪問しています。
【金田中 庵】は関東風で、しょうゆがキリっとした感じがしますね。
濃い味付けは苦手なのですが、こちらは非常に美味しくてビックリしました。
やっぱり凄いですね。( *• ̀ω•́ )b グッ
★Photo by kaoru:『金田中 庵』重な盆③
お刺身も新鮮ですね。
漬け醤油も複数でてくるので、いろいろなパターンが楽しめます。
もちろん、特性の黄身醤油もありますよ~。
ご飯に乗せて食べたら、主人の興奮ぶりが分かりました。
確かに最強かもしれない!
これ以外にも、だし巻き卵とか鯛の切り身が入ったお椀、デザートのプリンとか・・・食べきれないほど出てきました。
品が多すぎて写真を載せきれません(笑)
6600円の価値は充分にありますね。

余談:お魚の内容がメニューと違う?
料亭は日によってメニューが違います。
この理由の一つに、卸業者との関係性がちょっと特殊という点があります。
業者が最高級品を見つけると、料亭が注文していないのに勝手に置いていってしまうのです。
一般的な外食店でこんな事をすれば出入り禁止ですが、料亭は旬を追求するので逆に喜ばれることが多い。
この日の『お刺身』についても、注文してない魚を卸業者が“良いのが手に入った”と勝手に置いていったものだそうです。
※女将さんが教えてくれました
【金田中】のような一流料亭が美味しいのは、常に最高の素材が手に入るような仕組みが出来ている点もあります。
接客のレベルが段違い!レシートを見て感動しました
一流店が凄いのは料理だけではありません。
感心するのは、接客が素晴らしい事です。
今回のお店は【金田中】の系列では非常に安いお店となります。
しかし、着物の女将さんが笑顔で気持ちがいいですね。
料理の説明に加えて、ちょっとしたエピソードなども教えてくれます。
足の悪いおばあちゃんが帰る時には、すぐに駆け寄り手をそえてエレベーターまで案内していました。
人気店で混んでいるのですが、一人一人に丁寧に接しています。
私達がお会計を済ませて帰る時も、ずっと見送ってくれていました。
そして、帰りの途中で凄い事に気がつきました。
電車の中で、主人がレシートを見ていた時に『マジかよ、すげえなぁ』と驚いています。
何と、余白に手書きのメッセージが・・。
★Photo by kaoru:『金田中 庵』手書きメッセージ
拡大して貼ったので印刷のように見えますが、100%直筆です。
女将さんが接客の合間に作業をしているのは気がついていましたが、こういった事をしていたのですね。
ランチの数千円のお客様に対しても、この対応です。
接客レベルの高さは充分に理解できると思います。
日本三大料亭の一つと呼ばれる理由が分かった瞬間でした。
今回は「金田中 庵」銀座でランチ!日本三大料亭の味が格安で食べられる について書きました。
通常のランチと比べれば高いのですが、有名料亭の味が数千円で味わえるのは魅力的です。
興味がある人は、訪問してみてください。
人気店ですのでランチの訪問は、事前予約が必須になります。
おすすめですよ!
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