高金利が注目の貸株サービス!損失のデメリットがあるって本当?

貸株サービスは保有株を証券会社に貸すことで、金利を受け取れるサービス。

証券会社の提示する金利は銘柄によってもバラバラですが、年率換算で0.1%~10%程度となっています。

この金利を見ると銀行預金よりもズット魅力的ですね!

ただし、各社の状況を見ると「金利」が中心になっていて、デメリットに関しては小さな表記になっているのが実情。

ちなみに、貸株をしている会社が倒産した場合は預けていた株が戻ってこない可能性があります。

もっとも、突然の倒産というは非常に確立が低いので、神経質ならなくて良いと思います。ここで取り上げるデメリットはもっと現実的な問題です。

貸株サービスを利用する時の注意点と活用する時の方法について紹介します。


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貸株金利を貰ったのに損するってどういこと?

貸株を利用していても、通常の時と同じように売却ができるので株は自分の物と錯覚しがちですが、実際には所有権が証券会社に移動しています。

つまり、配当金は証券会社が受け取る権利を持っている事になりますね。

ただし、これでは貸出した本人が不利になるので、証券会社は「配当金相当額(源泉税徴収後の受取配当金に相当)」を口座に振り込むようにしています。

実はこの「配当金相当額」が厄介なんです。状況によっては貸株金利よりも大きなマイナスが発生することがあるので注意してください。

配当金相当額だと税金が2重に取られる

貸株サービスを利用している時に振り込まれる「配当相当額」は、配当金から約20%の税金が差し引かれた時の金額になっています。

基本的に、金額だけ見れば「配当金」で貰うのと何ら変わりがありません。

ただし、金額は同じでも内容は全くの別物です。

分かりやすい例で言うと、「配当相当額」は副業収入(雑所得)と同じ扱い。つまり、確定申告の対象になります。

「配当相当額」に対する税金はその人の所得額によって違いますが、所得税+住民税で15%~55%になると考えられます!

もともと税金を取られた金額しか振り込まれていないのに、更に税金が発生するので事実上の2重課税ということです。

貸株金利が0.1%などの低い銘柄であれば完全にマイナスですね。ただし、これを回避する方法もあるので安心してください。

結論を言うと、「配当相当額」ではなく「配当金」として受け取ればOKです。(この方法は後で書きます。)

ちなみに、マネックス証券は「配当金の自動取得サービス」があるので、手間を掛けずに配当金として受け取ることが可能です。

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配当金相当額は損益通算もできない

2重課税の問題については、会社員は「20万円以下の人は確定申告不要」という制度があるので、金額によっては「配当相当額」でも良いと感じている人もいるかもしれません?

※この点は人によって状況が違うので税理士や税務署に確認してください。

しかし、ここから記載する損益通算ができない点は、多くの人に当てはまるデメリット。

先ほども述べたように「配当相当額」は副業の収入と同じ扱いですから、株式で損が出ても損益通算ができません。

例えばですが、配当金が100万円だと税金20%が差し引かれるので手元に残るのは約80万です。

この時に株式売買で100万円の損失確定があれば、損失額+配当利益の合計で利益0円(損益通算)とすることが可能。

配当金で差し引かれた税金20%(約20万円)は利益が0円なので返却(還付)されます。

「配当相当額」では、この仕組みが利用できないので同じ状況であっても、1円たりともお金の返却はありません。

このような理由もあり、ベテラン投資家は貸株サービスは利用しない人の方が多いのが現実です。

配当金として受け取れば、問題は解決

2重課税・・、損益通算不可・・、何だかデメリットばかりが目立ちますね。
もっとも、「配当相当額」を「配当金」として受け取れるようにすれば全ては解決します。

結論を言うと、配当の権利日までに貸株サービスを解除すれば、株の所有権は本人に戻りますから「配当金」として受け取ることが可能。

作業自体はネット上でワンタッチすれば完了する会社が多いので、貸株サービスを利用するなら、権利日までに返却の申請をした方が無難です。

ただし、銘柄数が増えると自分で行うのはメンドウですし、忘れてしまうリスクもあるので「配当金の自動取得サービス」を実施している会社を選択する方が安心です。

貸株サービスは第3の利益!?

今回は「高金利が注目の貸株サービス!損失のデメリットがあるって本当?」について書きました。

このサービスは、株式投資において「値上がり益」「配当金」に続く第3の利益として注目の存在。

株式の長期保有を検討している人にとっては、配当金と貸株金利という2つの利益が期待できるようになるので、選択肢の一つとして検討してみてください。

デメリットをしっかり理解して、配当金として受け取れる対処さえ行えば、非常にお得感があると思います。

マネックス証券の貸株金利が大幅にパワーアップ!

マネックス証券の貸株で「配当金自動取得サービス」は以前から良いサービスだと思っていたのですが、今まではオススメしていませんでした。

理由はマネックス証券の貸株金利が他証券よりも低い印象があったからです。

また、「配当金自動取得サービス」を選択すると、少し金利が下がってしまうのでメリットが小さくなってしまいます(0.05%だけマイナス)。

しかし、2018年1月末からいきなり貸株サービスの大改革があって金利が大幅に上昇しました。

従来は金利0.5%の銘柄が1000銘柄で、それ以外は0.1%とみたいな感じだったのですが、現在は1%以上が約400銘柄になりました。

5%以上の超お得金利の銘柄も80以上で「配当金自動取得サービス」と合わせて考えるとメリットが大きい状態。(2018年1月29日データ)

貸株については金利ばかりが注目されますが、「配当金」として受け取らなければデメリットの方が大きくなってしまう可能性があります。

マネックス証券のような貸株サービスを展開している会社ならば、金利が高い事に加えて「配当金自動取得サービス」が利用できるので魅力的です。

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個人的な考えですが、マネックス証券は相場状況が悪い時に「休むも相場」を発信する貴重な存在だと思っています。

「情報力という点で初心者にオススメ」と言われる会社ですが、それは単純に量を指しているのではなく質の高さを指している点は付け加えておきます。