★Photo by kaoru:菊乃井 露庵
一度は行ってみたい高級料亭・割烹”に突撃するシリーズ。
今回は京都の【菊乃井 露庵】でランチをしました。
菊乃井といえば、ミシュランガイド2023で「菊乃井 本店」が3つ星を獲得。
これで14年連続の3つ星となります。
スッスゴィ…(゚Д゚ノ)ノ
さらに今回のランチで訪問した【菊乃井 露庵】は2つ星。
同じ店で3つ星を2つ出せないルールなので、ほぼパーフェクトですね。
いったい、どんなお店なのか興味が湧きますね。
通常であれば予約がとれない人気店ですが、奇跡的に席を確保できたので突撃しました。
今回は京料理の最高峰と言われる「菊乃井 露庵」のランチについて書いていきます。
※海外観光客が増えると、予約を取るのが困難になるので注意
献立表の意味なし?料理は驚きの連続です
私は老舗料亭や日本食の有名店でランチをするのが大好きです。
ブログでも度々紹介していますが、実際に訪問した店はその3倍以上!
ただし、庶民ですから約5000円(1名)を価格上限にしています。
今回の【菊乃井 露庵】で注文したランチは1名 約1万円。
最安値がこれだったので、自動的に決定です。
夫婦二人で行ったので、合計2万円強・・・。
(llФwФ`)ガクブル ←過去最高額のランチ
さて、日本食の店をたくさん訪問すると、献立表をみだけで料理のイメージができるようになります。
【菊乃井 露庵】でも献立表が置いてあったので、内容を確認。
メニューから、料理は何となく想像はできました。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(献立表)
しかし、すぐに過去の経験は意味がないと判明します。
実際に出てくる料理が、イメージと全然違う・・・
こんな経験はちょっと記憶にありません。
何これ?初めての感覚の料理ばかりです。
菊乃井の料理は、今までの経験が全く役に立ちません。
とにかく、想像できない料理ばかりです。
例えば、先ほどのメニューにある「八寸」です。
鶏卵の〇〇・・、鱧の△△・・、ささげ黒ゴマ会え・・・
そんな献立が書いてありました。
そして、出てきたのがこれです。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(八寸①)
ホオズキがてんこ盛り・・・
( ゚д゚)ポカーン
しかし、これを開くと中に料理が入っています。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(八寸②)
奇をてらった料理に見えますが、これがビックリするくらい美味しい。
どれも丁寧につくられており、素材の味を舌で実感できます。
あとは、「蓋物」ですね。
献立表には、加茂なすの揚げ出し・・、エビつみれ・・・
さすがに、これは予想がつきます。
出てきたのが、こちらです。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(蓋物①)
そのまんま、加茂茄子です。
(*ノ´O`*)ノオーイ、菊乃井さ~ん
・・が、違いました。
本物の加茂茄子は蓋の部分だけで、その下は黒いお椀です。
蓋を開けると中身が入っています。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(蓋物②)
中身はイメージ通りでしたが、味はヤッパリ凄い・・
お出しが抜群で、加茂茄子の食感やエビの味が今まで食べてきたものと全く違います。
見た目で驚きましたが、味はそれ以上の感動がありました。
そういえば、「向付(お造り)」もビックリしました。
内容は、鯛と鱧落としです。
出てきたのが、こちら。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(向付①)
立派な鯛、こんな美味しいのは食べたことがありません。
素材がいいのはさすがです。
さらに京都の夏定番『氷水に通して身を引き締めた鱧落とし』ですね。
今回はようやく想像通りです。
フフッ(´ー+`)キラッ
・・が、これも鱧を食べた瞬間にぶっ飛びました。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(向付②)
この鱧落とし・・・熱々なんです。
(/ロ゜)/アタシハダアレ?
しかも、今まで食べてきた鱧落としの中でダントツに美味しい。
梅肉ダレもこれだけで食べられる。
菊乃井さんでは、湯がいた状態ですぐにお出しするのが普通だそうです。
料理は全部こんな感じで、予想がつかないものばかりが出てきます。
見た目も凄いのですが、やっぱり驚くのは味です。
知っている食材ばかりなのに、味の旨味が全然ちがいます。
写真だと伝えきれないのですが、本当にビックリしたのは味という点は強調しておきます。
接客や雰囲気も超一級品!おもてなしの精神が凄い
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(個室)
今回のランチは完全個室でした。
非常に広々していて、ユックリできます。
そして、着物姿の若い仲居さんが驚くほどシッカリしています。
マスク越しにも伝わる笑顔。
驚いたのは、主人がお盆に少しだけ汁をこぼした時に、料理を下げるタイミングでそれを一瞬で拭き上げたこと。
主人は全く気付かず(笑)
お客に恥をかかせるような事はしません。
また、料理の演出と言う点では、鮎ご飯が凄かった。
板前さんが、炊きあがったばかりの鮎ご飯を目の前に持ってきてくれて、その場でほぐして馴染ませていきます。
このライブ感は、思い出になりますね。
★Photo by kaoru:菊乃井 露庵(鮎ご飯)
もちろん、こんなの美味しいに決まっています。
(o・∀・)b゙最高
ただし、それまでいっぱい食べているので、ご飯を食べる量に限界が・・。
泣く泣く、お代わりを辞退しました。
その様子をみた若い仲居さんが、『折詰にいれて持帰ることも出来ますけど、どうしますか?』と提案をしてくれました。
さすがの対応ですね。
鮎ご飯は折詰にしてもらって、夜のご飯として綺麗に完食させていただきました。
ミシュラン2つ星の味は本物でした!
「菊乃井 露庵」で食事をして、今まで食べてきた料理とはレベルが違う印象を受けました。
食べたランチを冷静に振り返ると超高級食材は使われていません。
でも、『こんなに安くていいいの?』という感想です。
さすが、ミシュランの星を連続で獲得している店ですね。
少し前までは『コンビニの惣菜って進化したよね~』と夫婦で話していたんですけど、本物の料理は全くの別物でした。
料理方法も素材の良さを引き出すことを徹底しており、味の深みが違います。
お値段だけみると割高に見えますが、食事を実際にした立場ていうと割安という感想です。
素晴らしい経験となりました。
今回は 「菊乃井 露庵」でランチ!ミシュラン2つ星の評価は本物でした について書きました。
興味がある人は、京都に行った時にぜひ訪問してみてください。