投信のコストが安いって本当?松井証券の現金還元サービスを検証

証券会社の手数料競争が激化しており、主要ネット証券の多くは投資信託の買付手数料が0円となっています。

買付コストが横並びとなったことで、クレジットカード払いやポイント付与といったサービスで差別化をはかっている状況です。

そんな中、松井証券が「 投信毎月現金還元サービス 」を発表しました。

信託報酬(コスト)の中には販売会社である松井証券の取り分が含まれていますが、この一部をキャッシュバックする仕組み!

コスト削減効果が期待できます。

こういったサービスはフィデリティ証券が大口保有者(3000万円以上)に実施していますが、大手ネット証券では初めてです。

今回は松井証券の【投信毎月現金還元サービス】について特徴をまとめました。

全ての投信がサービス対象となるわけではないので、確認したうえで利用を考えてください。

「投信毎月現金還元サービス」の概要!注意点と活用方法

2020年4月1日より、松井証券が投資信託を保有しているだけで現金を毎月お客様の口座に入金する「投信毎月現金還元サービス」を開始!
※従来のポイントサービスは終了になります。

概要を簡単に説明していきます。

まず、最初にこのサービスは松井証券で投信を保有している人は全員が対象ですので、エントリーなどの作業は一切不要です。

では、対象条件を確認してみましょう。

①松井証券が受け取る信託報酬が0.3%(税抜)を上回る投信が対象

投信を保有しているだけで現金を毎月受け取れる嬉しいサービスですが、全銘柄が対象ではありません。

 松井証券が受け取る信託報酬が0.3%(税抜)を上回るもの に限定しています。
現時点では、取扱い1,240本の約73%となる905本が対象です。
基準:2020年3月27日時点

②松井証券の口座で保有する投信が対象。

投資信託は松井証券で保有していることが前提です。
この会社での購入実績は判定材料にならないので、他の証券会社から移管した場合も対象となります。

長期運用で金額が増えるとコストも大きな金額になるので、対象投信であれば移管するのも選択肢になります。

③信託報酬が還元されるだけなので、運用成績は影響ありません。

“毎月現金を還元”とありますが、毎月分配型投信のような運用を妨げるサービスだと意味がありませんね。

結論としては、コストの部分から還元しているので投資成績とは全く関係ありません。あくまでも経費が一部バックされるだけです。

特徴を3点並べましたが、普通に考えれば他証券で運用するよりもお得です。
ただし、それはあくまでも対象投信に限っての話です。

この点に、落とし穴がありました。
次の項目で説明します。

あれっ?松井証券が受け取る信託報酬は0.3%が上限だけど・・

松井証券が【投信毎月現金還元サービス】を2020年4月1日からスタートすることを決定!

プレスリリースには以下のような文面が書かれています。

当社が受け取る信託報酬の上限を0.3%とし、それを上回る部分について、毎月、当社からお客様に現金還元することを決定しました。
※松井証券の発表より一部抜粋

さて、これを見ると単純に信託報酬が0.3%以上の投信は、全てキャッシュバックがあるように感じますよね。

例えば、私が積立投資をしている『野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型』は信託報酬が0.5%です。

0.3%以上がキャッシュバックだと0.2%が現金還元されそうですね。
しかし、実際にはサービス対象外です。

シッカリ読んでみると「当社(販売会社)が受け取る信託報酬・・」と書いてあります。
実は信託報酬は【運用会社・販売会社・信託銀行】の3社で分け合っています。

上記投信の0.5%を分解すると以下のようになります。

3社の内訳 運用会社 0.23%
販売会社(松井証券) 0.23%
信託銀行 0.04%
信託報酬率(合計・税抜) 0.5%

販売会社の松井証券の取り分は0.23%しかありません。
つまり、0.3%以下なのでキャッシュバックの対象外となります。

このようなルールだと インデックスファンドの大半は対象外 になりそうですね。

事実上はアクティブファンドを対象としたサービスと考えた方が良いでしょう。
次に活用方法を紹介します。

松井証券の公式ページを見てみる

日本株の投資信託では利用価値あり!

一般的に米国株や世界株などの投信信託では、アクティブファンドよりもインデックスファンドの方が好成績になることが多いです。

その結果として、インデックスファンドが良いと言われているのですが・・
これは、あくまでも米国株や世界株の話です。

日本株に投資する場合は、インデックスだと大手企業の株価が冴えないので成績がイマイチです。

実際に日本株投信の場合はアクティブファンドの方が好成績になるケースも目立ちます。

この点については、以下の記事で詳しく説明していますので興味がある人は覗いてみてください。

日本株は優秀なアクティブファンドが多いので、松井証券で運用したほうが有利な気がします。

実際に私が積立をしているファンドを例に、現金還元のメリットを確認してみましょう。

【補足】私の運用商品で還元サービスを確認

私は分散の一つとして「スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)」という日本株のアクティブファンドを積立しています。

長期成績はTOPIXを継続的に上回っており米国株にも引けを取りません。
ただし、信託報酬が高いのが難点でした。

内訳は以下の通りです。

3社の内訳 運用会社 0.90%
販売会社(松井証券) 0.70%
信託銀行 0.04%
信託報酬率(合計・税抜) 1.64%

松井証券の受け取る信託報酬は0.7%ですので基準となる0.3%を超えていますね。
単純計算だと 年間0.4%は現金還元サービス で戻ってくることになります。

これは、他社で運用するよりも魅力的ですね。

全ての銘柄で恩恵があるとは言えませんが、対象投信の基準を満たしていれば検討の余地は充分にあります。

仮に上記の商品で1000万円を運用していれば、年間で4万円も現金バックですから無視することは出来ませんね。

アクティブファンドの運用であれば、一定のメリットはあると思います。

松井証券の投資信託は急成長しているので注目!

松井証券は個別株式のイメージが強いのですが、近年は投資信託のサービスが飛躍的に向上しています。

投信数は1200本を超えているので、有名ファンドは高い確率で取扱っています。

また、毎日積立もワンタッチで可能なので利便性もいいですね。
ロボアドに関しても他社よりも評判が高いです。

さらに、株主優待やIPOでもファンが多い会社。

特にIPOでは前受金不要で抽選に参加できるので人気が高まっています(ネット5大証券で唯一の0円申込)。

口座開設をしておいて損は無い会社だと思います。

今回は「投信のコストが安いって本当?松井証券の現金還元サービスを検証」について書きました。

記事の中で参考になる点があればヒントにしてみてください。

松井証券「特徴まるわかり」 手数料や専門家の評価は?

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私が500万以上の取引をしているのは以下の4社です。

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