老後生活への不安について実施される様々なアンケートを調べてみると、ほぼ100%の確率でお金に関する事が1位となっています。
例えば、<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度>によると、自分の老後生活に対して「不安感あり」の回答は85%を超える数字。
そして、不安の中身で圧倒的に1位となっているのが「公的年金だけでは不十分」という回答です。
この点に関していうと、この不安を解消したければ自分自身が動くしかないのが実情です。
今回は、老後の資金対策を早めに行っていくべき理由について書いていきます。
この記事の目次
貰える年金は、給料が半分以下になるイメージ
「将来の年金がいくら貰えるか?」という点に関しては、厚生年金部分については支払う保険料によって変わるので一概には言えません。
ザックリとした年金額ですが、だいたい給料(手取り額)の半分くらいをイメージしておくと良いと思います。
例えば年収400万くらいだと、1ヶ月の年金は13万くらいになるケースが多いです。(年収500万なら15万くらい)
もっとも、これはお一人様のケースですから、夫婦であれば二人で20万程度を期待して良いでしょう。
ただ、健康保険・介護保険、税金発生するので、満額が自由に使えるわけではありません。年金だけの生活はチョット厳しいのが実情です。
このような事情を考えると、家のローンを抱えている場合は、現役引退の時には0にしておいた方が良いでしょう(退職金で完済でもOK)
私のように賃貸派の場合、その費用をあらかじめ準備しておく必要があります。
老後の収入を考えると、資産運用は積極的に行うべき!
老後の収入を考えると、第一に年金があります。
しかし、年金については条件が悪くなる事はあっても良くなっていく事は想像できません。
今後は支給年齢が67歳・・70歳・・となっていくと考えておいた方が良いでしょう。
⇒ マジ?老齢年金の「支給額が減る」「年齢の引き上げ」は覚悟すべし
つまり、会社を退職してから年金支給までに、空白期間(数年間の無収入)を想定する必要があります。
今後は老後生活を年金だけに頼るというのは現実的ではありません。
公的年金は将来に向かって条件は悪くなっていくと考えよう!「どうにかなる?」という甘い考えは危険。
補足:働くという選択もありです
会社を退職した後にすぐに年金が貰えれば良いのですが、今後は数年間の空白期間がある考えるべきです。
その場合に有力なのは、仕事を継続するという選択です。
仮に月に15万円の収入で5年間働けば合計900万円、月20万なら5年で1200万。
年金までの空白期間を埋めるのは勿論ですが、資産の上乗せ効果としても大きなインパクトです。
もっとも、永久に働くというのは不可能ですし、自分自身の体調やその時の雇用環境もあるので「仕事をするから大丈夫!」という発想で蓄えをしないのも危険です。
私自身としては、60歳や65歳で引退をするには惜しい人が多いので、老後資金の有無は抜きにしても働いて欲しいという気持ちがあります。
資産運用の主導権は自分自身にある
老後の生活費としては、年金や労働という方法がポイントになります。
しかし年金については国頼みですし、継続雇用や再就職も会社の状況次第ですので100%とは言い切れません。
老後の生活費が不安が大きい理由には、自分に主導権が無いこともあります(どうなるのか予想がつかない?)
しかし、老後に向けて預金を積立てたり投資を行っていくことに関しては、自分自身の決断がそのまま反映されます。
投資の結果については100%ではありませんが、老後資金を用意する事がプラスになることは間違いありません。
仮に投資や預金で500万円を用意できれば、65~85歳の20年間の生活費が毎月2万円以上もプラスになります。
この2万円プラスは自分が行動することで、シッカリ掴みとることができます。主導権を持っているのは自分自身です。
補足:毎月一定額を自動引き落とし
老後の資金を貯めるには預金や投資があると書きましたが、いずれにしろ給料(収入)から自動引き落としを行うのが有効です。
つまり、給料(収入)ー預金・投資=生活費(支出)ですね。
生活費を切り詰めて残ったお金で投資や預金を考える人がいるのですが、これは継続できる可能性が凄く低い方法です。
常に「節約して預金をしなくちゃ・・」という状態になってしまうので精神的にも負担が大きいです。
残ったお金だけで生活するリズムを作った方が楽ですし、将来に使える金額も予想が立てやすくなります。
老後の不安は行動することで解消できます!
今回は「年金だけで生活なんて甘すぎ?老後の収入は現役時代の半分になる」になるについて書きました。
もしも、ヒントになる点があれば今後の参考にしてみてください。
年金に対しては、支給年齢の引き上げや減額などの不安要素はありますが、無くなってしまうということは考えられません。
つまり、老後資金は全額自己負担とは考えなくてよいので、早めに行動していけば思った以上に簡単に準備できます。
また、投資が苦手な人もいると思いますが、預金は現在の金利状況だとやや非効率かな?
株式や投資信託だけでなく債券という選択肢もあるので、そちらも合わせて考えてみると良いでしょう。
関連:投資信託にダメだしって本当?安定運用がしたければ債券に注目せよ
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