資産運用として積立投資を開始する人が増えてきました。
ただし、投資を始めてから不安や疑問から出てきて、せっかく開始した運用をストップしてしまうケースも見られます。
特に積立投資は、通常の投資とは違う考え方の手法なので、正常な感覚を持っている人ほど不安になる傾向があります。
「購入直後から、どんどん基準価格が下がって・・」
「世界分散の投信を買っのに、ぜんぜん資産が増えない・・」
このような場合、通常投資であれば戦略を根本的に練り直す必要があるかもしれません?
でも、積立投資においては“いい感じだね”となります。
この点が理解できると、すごく気楽に投資ができるようになるのですが、預金と同じ感覚で見てしまうと不安になってしまいます。
今回は積立投資の考え方について書いていきます。
この記事の目次
積立投資のマイナスは歓迎すべきこと?
積立投資に関して含み損が出てしまうと多くの人は不安になってしまいます。
これは、預金文化が長く続いていたので当たり前の話。
預金では増えることこそ正義!預けて資金が目減りしたら詐欺ですからね(笑)
でも、積立投資に関しては“含み損が出ていて良かった”という事が普通にあるのです。
その理由を今から説明していきます。
積立は不思議:落ちこぼれがエリートに逆転勝利?
投資信託を購入するなら安定してプラスになる商品で運用したい人が多いと思います。預金みたいに毎年シッカリ増える方が安心ですから当然です。
ただし、積立投資に関しては毎年リターンを出す商品が最良とは限りません。最初はマイナスになってしまった方が良いケースもあります。
以下は積立シミュレーションで作ったグラフです。
毎年一定額の積立を実施した例(仮想:投信Aと投信B)。
普通に考えたらA投信の方が資産が大きくなりそうですが、このシミュレーションではB投信の方が大きくなりました(全てが同じ結果ではありません)。
B投信の最終的な基準価格は1年目よりも2000円も低い状態。さらにA投信と比較すれば約5000円も低くなります。
しかし、総資産が大きく増えたのはB投信。
一度たりとも含み損を出すことなく毎年プラスリターンを出し続けたA投信よりも、1年目の基準価格を一回も回復できなかったB投信の方が資産運用としては成功という結果となりました。
この理由は、次に説明します。
積立は不思議:基準価格が低くてもOK?
積立投資で基準価格が低くても良い理由を説明します。
これが理解できると、値下がりが続いても落ち着いていられます。
以下は積立投資の総額を出す時の式。
資産総額を決める要素が基準価格に加えて購入口数も関係しています。
つまり基準価格が低くても、購入口数が多ければプラスになる可能性があるという事。
「積立投資は基準価格が下がると、その分だけ口数を多く買える」という話を聞いた事はあると思います。
10万円の資金で基準価格が1万円の投信は10口購入できますが、基準価格が半分の5000円ならば20口で2倍購入できます。
積立投資で資産アップを目指す時に購入口数が増えることがとても重要。
仮に300円上昇した時に、100口と200口ではリターン総額が2倍の差になります。
ベテラン投資家が積立投資で基準価格が下がって喜ぶというシーンを見かける事がありますが、これは購入時に多くの口数が買えるからです。
積立投資では基準価格も重要ですが、途中の過程においては「口数を増やす」ことも重要な事なのです。
極論を言えば、基準価格は最後だけ上がってくれれば良いわけで、途中なんて関係ありません。
投資信託は現在よりも将来性!
今回は「積立投資の価格チェックは意味なし?コツコツ継続した人が勝者になる理由」について書きました。
日々の基準価格は気になると思いますが、積立過程において重要なのは口数を増やす事である点は頭に入れておいてください。
尚、補足となりますが、積立投資は最後に基準価格が上昇することが大切です。
つまり、現在よりも10年・・20年後に向かって大きく伸びていく投信を選択する事が重要。
逆に現在が大きな含み益を抱えていても、最後に急落すればマイナスになってしまう可能性があります。
目標利益まで達した場合は、いったん売却というのも選択肢です。
関連:ひふみ投信だって失速の可能性あり?日本株ファンドは1年ごとにチェックせよ!
ちなみに私の積立投資は世界分散がメインになります。
その理由としては、地球全体では人口は爆発的に増えており経済成長は右肩上がりが予想されているからです。
つまり、世界分散投資であれば途中に下がるような局面があっても長期的には上昇となる可能性が高いと考えているからです。
これから10年以上は積立を継続していく予定なので、今は基準価格よりも口数をシッカリ増やす事が大切な時期!コツコツ投資を中断させる事無くしっかりと継続していきます。
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私の 運用方針 は【長期・分散・積立】が基本スタイルです。
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仮に20年間の積立投資を継続すれば、累計13万円以上のポイントが貯まることになります。
どうせ積立投資をするならば、利用した方がお得ですね。
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