株式投資については米国株・日本株・世界株・新興国株など、いくつかのカテゴリーがあります。
ただし、株価は相互に影響しあっているので対象地域だけを確認すれば良いという訳ではありません。
やはり、注目は圧倒的な影響力を持っているのが米国株。
アメリカの動向確認は最重要と言ってよいでしょう。
厄介なのは、ネット等で流れている米国株の情報が役に立たないものが大半という事実。
正確には長期投資家向けの情報が少ないという意味です
私の感覚だと9割は短期売買の情報!
この部分を理解していないと、毎日のように値動きを見てドキドキすることになります。
今回は米国株の動向確認で頭に入れておきたいことを紹介していきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
米国株の年末の行方はブレブレ状態!決め打ちは危険な状態です
多くの投資家が気にしているのは「年末に向けて米国株はどうなるのか?」という点。
私の描くストーリーは年末上昇です。
11月の米中間選挙を通過した後は「アク抜け感」から買いが強まると考えています。
さらに、時間経過で今よりもインフレの先行き読みやすくなっていると想像しています。
不透明感が無くなっていけば投資意欲は高まりますね。
ただし、この方針に沿って全力で戦略を組むわけではありません。
予想がハズレる可能性が高いからです。
2022年末 S&P500に対する専門家の予想は3500~5000ポイントくらいで散らばっています。
凄い幅がありますね。
残り4ヵ月しかないのに上下の差がとんでもなく広い!
かなり異例な状況と言って良いでしょう。
つまり、どっちの方向に動いても不思議ではない状況。
ネット情報だと、ついつい自分にとって都合が良い情報だけを拾いがちです。
私も強気派なので、上昇しそうな話に目が向く傾向があります。
しかし、現実は専門家の予想はバラバラで混沌とした状態。
決め打ちの投資はリスクが高すぎます。
強気派と弱気派が真っ二つです。
個人的には強気派の話は希望的観測が多すぎて説得力に欠けます。
ただし、弱気派も極端な悲観論が多すぎる印象。
今期については米国株の情報で正しいと言い切れるものは無いと考えた方がいいと思います。
方向感を予想して投資するのは良いのですが、ハズレた時の対処を想定しながら行う必要があります。
インフレに対する指標は、トレンドをしっかりと判断する
米国株は6月に底打ちして反転上昇しました。
しかし、8月後半のジャクソンホールでFRBパウエル議長のタカ派的なメッセージを受けて再び下落しました。
もっとも、これは株式投資家が勝手に楽観的なシナリオを描いてだけでパウエル議長のタカ派姿勢は以前から何も変わっていません。
株式市場は、先走りが多いので注意が必要です。
それは、経済指標の発表に対する動向ついても言えます。
現在の注目指標としては、雇用統計、消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)、米小売売上高などがあります。
これらの指標は本来なら最低でも3ヶ月トレンドを見た上で判断すべきものです。
現在の株式情報は1回ごとに大きく反応していますが、これは短期筋の動きなので長期投資家が気にする事ではありません。
また、WEB情報なども1回ごとに分析して今後を予想しているものが目立つのですが、ハッキリ言って無意味です。
繰り返しますが、経済指標はトレンドが重要なので「今日の何時に○○指標が発表されるぞ!」なんてドキドキするものではありません。
もちろん短期投資がメインならば重要なのですが、私のブログを読んでいる人の多くは長期投資家だと思います。
瞬間的な指標の動きを見て一喜一憂しても疲弊するだけです。
投資情報は大切なのですが、短期情報と長期情報の見極めが出来ないならば見ない方が良いと私は考えています。
尚、私の情報収集は週に1回だけです。
毎日のようにチェックすると頭が混乱して冷静に判断できないというのが理由。
長期投資ならば月に1回でも充分だと考えています。
米国株についてはネガティブな指標が多い!強気になりすぎない
米国株に投資をしていると、ポジティブな情報が欲しくなりますね。
しかし、それを言ったところで株価が上がるわけではありません。
現状の把握をシッカリすることが重要!
直近に対して個人的な印象を述べておきます。
指標でトレンドとして良好なのは雇用統計くらいです。
他はイマイチか、判断がつかないので様子見というものばかりですね。
また、4-6月期の企業決算について『予想以上に良かった』という声もありますが、これも都合の良い解釈だと思っています。
個人的には『思ったよりも悪くなかった』という表現の方がしっくりときます。
各社の決算をみても成長性の鈍化は明確です。
今後についても業績の下方修正が出てくる気がしています。
残念ながら現在の米国企業は前年までのような成長性はありません。
「米国企業は日本企業よりも成長性が高いから有利」というお決まりの定型文は、今年・来年は当てはまらないということ。
現在のところは株価は下降トレンドにありますので、強気になりすぎないことが大切だと思います。
今回は「米国株の予想は無視するのが得策?投資情報に騙されてはいけない」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
【+α】投資の情報収集ってどうするの?
投資の情報について『調べる方法が分からない・・』という相談が多いです。
私は週に1回、「グローバルウィークリー」という情報を確認するのを習慣にしています。
これは、岡三証券で発行している情報誌ですが、岡三オンライン(岡三証券)の口座を持っているとWEBで無料で読む事できます。
「グローバル」「日本株式」「米国株」「債券」「為替」など各項目について、 直近の状況と今後の見通しがコンパクトにまとめられていてます 。
ユックリ読んでも20分程度!
私は週の頭にこれを読んでスタートします。
私の活用方法をまとめていますので、興味がある人は確認してみてください。
ちなみに、業界では“情報の岡三”と呼ばれるほどシッカリした会社です。
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