私の資産運用は国際分散投資がメインです。
投資を始めたころは短期売買も行っていたのですが、予想がハズレまくりでセンスの無さを痛感!
現在はリスクが小さい分散&長期積立を淡々と実行しています。
私とは違う短期売買をメインにしている人もいますね。
大きなリスクを取ってハイリターンを狙う戦略です。
難しい手法ですが、経験をつむことで成功している人がいるのも事実。
5億、10億なんて稼ぐ凄腕も存在します。
従来は「低リスクで長期投資」と「ハイリスクの短期売買」の大きく2つのスタイルでしたが、最近はちょっと変わった手法も行われているようです。
それが『レバレッジ商品の積立投資』です。
戦略としては ハイリターンを長期t投資で狙う みたいな感じかな?
イイとこどりを狙った手法のように見えますね。
先に結論を言うと、リスクが高いだけでメリットは小さいと私は思っています。
今回は、レバレッジ商品の積立投資について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
イイとこどりは難しい!むしろ積立は相性が悪い気がします。
レバレッジ投資は、少額で大きなリターンが狙えるので人気があります。
価格変動率が日経平均の2倍に基本設定されている「日経レバレッジETF」は、東証の売買代金ランキングの常連です!
海外ETFでは、アメリカの情報技術セクター指数×3倍の「TECL」や半導体関連の指数×3倍の「SOXL」が人気がありますね。
レバレッジをかけることで大きな利益が狙えるのが魅力。
ただし、相場が下落相場に転じれば大きな損失を被る可能性があります。
ハイリスク商品は、パッと買って利益が出たら即売却するのが基本になります。
レバレッジ商品の積立投資というのは、大きな値動きに対するリスク低減という考えだと思うのですが・・・
商品の特性上から考えると積立投資には非常に相性が悪いと思います。
そもそも、時間分散することにメリットがあるかも疑問!
損失リスクが小さくなるようには思えません。
実際に22年は成長株が大きく下がった時は、レバレッジ商品は大きなダメージを受けました。
具体例を見ながら次の項目で説明します。
積立投資の基本は「将来の期待資産」と「小さい価格変動」
積立投資を選択する時に重要なのは、将来に向かって成長が期待できる商品を選択することです。
当り前の話ですが、将来の向かって下がり続ける商品に時間分散しても含み損を増やし続けるだけになります。
その点では、アメリカの情報技術セクター指数×3倍の「TECL」も条件はクリアしているようにも見えますね。
気になるのは 激しい値動き です。
積立投資の基本である「小さい価格変動」とは正反対ですね。
これが問題の理由としては、下落時に今まで貯めた含み益を全て吐き出して損失に転じる可能性があるからです。
参考までに「TECL」の過去3年の動きを確認してみましょう。
コロナショックの底値付近から23年2月までの値動きです。
3ヶ月ごとに積立をした場合の位置が●(青丸)です。
順調に上昇していたのが、後半に急落しています。
その結果、積立も高値掴みが多くなってしまいました。
これは、積立投資で絶対に避けなくてはいけないパターン・・。
途中まで順調でも、最後に急落したら全て消し飛んでしまいます。
利益がゼロになるだけならいいですが、高値掴みが多いので損失ですね。
結論としては、分散よりもスポット買いの方が良かったパターン。
もちろん、積立の最後に下落すればレバレッジ商品に限らず結果は同じです。
そこで重要になるのが「小さい価格変動」です。
参考までに、同期間のS&P500(VOO)のチャートを確認してみてください。
株式なので値動きは大きいですが、TECLと比べれば小さいですね。
22年は成長株と同様に下落していますが、その下げ幅はレバレッジETF(TECL)と比べれば許容範囲です。
高値掴みとなっているのは一部だけですので、含み益は大きく残る結果になります。
積立投資は最後(後半)に大きく下げたら、途中経過がよくても失敗となります。
それを避ける為に、値動きの違う商品を組合わせるなどで変動リスクを抑えているわけです。
積立投資は時間分散で買付額を平準化できるのですが、TECLのように強烈に下げてしまとそれがマイナスに働いてしまいます。
レバレッジ商品は市場全体が上昇している時に買って、ある程度の目標を決めて売却が基本。
あるいは、上昇トレンドが終わったと思ったら即売却ですね。
ハイリスク商品は、積立投資よりも逆指値(下落時の強制売却)の設定をしながら上値を追う戦略の方が好相性ですね。
大きく下がった時なら、レバレッジ商品の積立もOKでは?
「レバレッジ商品の積立は、大きく下がった地点からスタートするのが良い?」
こんな意見もあると思います。
成功するか?失敗するか?それは分かりません。
ただし、この考え方はとても危険です。
問題なのは、過去の高値と比較して「今は安い」と判断している点です。
しかし、現状の米国成長株のPERは、過去平均よりも高い状況。
一株あたり利益も以前のような成長パワーはありません。
株価が下落しているので低く見えますが、実態は割高水準!
つまり成長期待が裏切られた場合は、強烈に下がるリスクは残ったままという事です。
ちょっと話が変わりますが、新興国株のように過去と比べてPERが割安水準にあるものもあります。
成長期待はあるけど割安水準というパターンですね。
本来は値動きが大きい資産なので積立NGですが、この場合は下値は限定的と考えられるので積立投資という選択肢も許容できると私は考えています。
ここで言いたいのは、過去との株価比較と割高・割安の判断はまったく別物という事です。
「割安だから買い」という事です。
国際分散投資が良いと言われる理由は、値動きが違う商品を組合わせることで価格変動幅を小さくしているからです。
マーケットの主役は毎年変わります。
現在有望であっても、10年後も有望とは限りません。
長期で積立投資をするならば、分散投資はやはり有力な選択肢だと思います。
新しい手法や流行りの投資は毎年のように出てくるのですが、時間が立つと話題にもならなくなるケースがほとんどです。
結局はずっと評価されているのは、基本の王道スタイルということ。
投資の将来予測は難しいのですが、失敗する確率は自分自身で小さくできます。
私は引き続き堅い商品でコツコツ投資を継続していきます。
今回は「レバレッジ商品の積立って大丈夫?成功するイメージが湧きません」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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私は積立設定だけして、ホッタラカシている状態です。
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