今期は円安のおかげで目標利益が得られる見通しが立ちました。
実力よりもラッキー要素が多かったのですが、結果が出ているので良しとします。
一定利益額が確保できたので、気持ちとしては2022年の資産運用は終了。
現在は2023年・2024年に目が向いています。
例年はあまり方針をいじらなかったのですが、来年は変更することになると思います。
メインが世界分散投資の積立であることは変わりません。
変更するのは補足(サブ)の部分。
そのエース格である米国株です。
10年は世界市場をリードすると予想していましたが、金融政策の変更でシナリオが狂ってきました。
今回は米国株の現状について冷静に考えていこうと思います。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
上昇材料が乏しい米国株!数年間にわたって低迷する可能性あり
米国株は世界市場をリードしてきた優良資産です。
潜在的なパワーについては、誰もが認めると思います。
ただし、数年間は世界株式に劣後する可能性が高いと考えています。
大きく下落するという意味ではなく、「上昇しずらい」というイメージですね。
昨年までは先進国の中で成長率が際立っていたのですが、今年は他のエリアよりも弱さが目立つ状態です。
しかし、その割には株価水準がは高い・・。
PERは下がってきたのですが、他の市場はもっと低いので買いずらい状態。
年末については反動上昇を期待できますが、その後は世界株に劣後していくと想像しています。
この点については、次の項目で書いていきます。
利下げに転じるのは25年?投資家が現実を認識する
現在の米国株を支えている要因には、来年に利下げが行われ再び金融相場に突入する期待があると思います。
FRBが厳しいことを言っても、株式市場はどこかで楽観論を頭のスミに持っている気がしてなりません。
ただし、データを見る限りはインフレは高止まりする可能性が高い・・
『エネルギー価格が下がれば・・』と考えている人もいますが、それは日本や欧州の話です。
米国はちょっと厄介な状況・・。
消費者物価指数から生鮮食品を除いたコアCPIで、もっとも高い割合は家賃(約4割)となっています。
現在の米国は住宅不足が顕著で、空室率については歴史的な低水準。
貸主が有利な状況なので、家賃の上昇圧力が強いのです。
また、人手不足から賃金上昇も続くと想像しています。
企業は求人数率は凄い勢いで上昇しているのですが、米国の労働参加率はコロナ前よりも低い状態。
労働参加率が低いのに求人率が高いのですから、人の取り合いになりますね。
必然的に賃金上昇という流れとなっています。
更に米国企業はコスト上昇にたいしては、利益確保の為に商品やサービス価格に上乗せしてきます。
日本企業のように我慢しませんので、物価が上がりやすいという事。
エネルギー価格が下落すれば物価上昇が緩和する可能性はありますが、そこで利下げをすれば再び物価上昇に転じる構造があるのです。
残念ながら株式市場が考えるほど、米国のインフレは簡単におさまりません。
利上げは来年の途中でストップすると考えていますが、そこから利下げに転じる迄には1年~2年の時間が掛ると考える方が自然です。
23年に利下げは難しく、24年どころか25年へとズレこむ可能性もあります。
尚、FRBは当初から高金利を維持する姿勢。
株式市場だけが勝手に早期利下げをイメージしているというのが実態ですね。
米国の成長率は低い!しかしPERは高いというギャップがある
米国は利上げに対して積極的な姿勢を打ち出しています。
インフレを抑えるという目的ですが、その内容をシッカリと認識する必要があります。
これは景気を減速させて実質GDPをマイナスにする行為です。
その結果として求人率が下がり、賃金上昇にも歯止めが掛かります。
ただし、それを定着させるために高金利を長く維持する必要があるので、米国は低成長が続く可能性があります。
投資家の中にある『米国=高い成長』という認識は過去のものということ。
今後は米国企業の業績下方修正も予想されます。
S&P500と日本株ではEPS成長率は同水準と予想されていますが、現状をみれば半分くらいまで成長鈍化しても不思議ではありません。
米国株の高PERは、高い成長によって許容されてきました。
しかし、日本企業に大きく劣後する可能性が高まっています。
低成長&高PERという状態で、株価の大きな上昇は難しいですね。
もっとも、個人消費の強さから考えて強烈な景気後退も考えずらい。
その点では米国株の大幅下落も想像していません。
私はS&P500が3500ポイントを下回れば、強気に買っていきたいと考えています。
逆に言えば、そこまで下がらないと投資妙味に欠ける状態です。
私が実践する【短時間・簡単】な方法は、以下の記事で紹介しています。
興味がある人は確認してみてください。
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利下げで株価反転を予想!ただし、予測不能な点も多い
数年間にわたって米国株は低パフォーマンスになるというのが私の予想。
ただし、いずれは利下げに転じますので、そのタイミングで株価上昇すると考えています。
中小型株などは大きく跳ねる可能性が高いですね。
ただし、FRBはインフレ率が再加速することを恐れているので利下げも慎重に行っていく可能性があります。
量的引き締め(QT)により時間経過で金余りも解消されていくので、以前のような大幅上昇が続くかは不透明です。
いろいろと考えていくと、米国株に注力するだけのメリットがあるかは疑問がありますね。
潜在パワーが高い国なので投資をすることは問題ありませんが、比率を下げるなどの調整は実施したほうが良いと考えています。
私は既に成長株を中心に米国株の多くを世界株式などに移動済みですが、更に比率を下げていく計画です。
米国株に強気一辺倒でしたが、あっさりと方向転換!
「どうして」と感じる人もいるかも?
私は投資の才能が無いので「誰でも儲かるところで勝負をする」という考えです。
現在の米国市場がその状況にあるようには見えません。
いずれ米国株が主役にもどる時期がくると思うので、それまではアンテナを張りながら分散投資を淡々と実行していこうと思います。
今回は「米国株に投資するメリットが小さすぎる!現状を冷静に考えてみた」について書きました。
従来とは違うことが起きているのですから基本に戻るのが正解だと思います。
資産(通貨を含む)の分散、エリアの分散、時間の分散といった、資産運用の当たり前を実践すれば良いというのが私の結論です。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
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