米国株はコロナショックの落ち込みから急回復して、その後も力強く上昇しています。
一方で企業の成績はコロナ以前よりも低迷している企業も多いので、本来の実力以上の株価になっている状態です。
高すぎる株価を警戒から“売却”スタンスの投資家もいますが、 1年後の状況を想像した場合は現在よりも上昇している可能性が極めて高いと考えています。
あくまでも勘ですが、年末の米国市場は今の水準から10%程度高くなると予想しています。
金融緩和が継続によりマネーじゃぶじゃぶの状態。
引き締め方向への転換が見えてくるまでは強気継続ですね。
ただし、投資対象に関しては方向転換が必要な年だと考えています。
要注意と見ているのがハイテク関連とクリーエネルギー関連。
ここはちょっと、投資対象としては手が出しずらくなってきました。
今回はこれからの米国株で警戒すべき点について考えてみました。
この記事の目次
ワクチン接種が進んでいけば、投資家の興味は分散する
コロナショック以降に大きく株価が上昇した分野に、ハイテク関連とクリーンエネルギー関連があります。
強烈な上昇となった背景には、従来型の産業(オールドエコノミー)が大きな打撃を受けた点が大きいですね。
ロックダウンや外出自粛により先行きが読めない事から投資対象から外されてしまいました。
その結果として、コロナによる業績を受けづらい分野や成長の見通しがある分野に資金が集中する状況が生まれました。
簡単に言うと、消去法による買いですね。
しかし、ワクチンの接種率が高まっていけば、経済も徐々に元の状態へと戻って行くはずです。
今まで業績が低迷していた企業も好材料が出てくれば、当然のことながら投資家も関心を示すはずです。
つまり、投資家の選択肢が増えていく年になると想像しています。
個別株は慎重な選択が必要!ETFはテーマよりも市場全体が安心
ハイテク株やクリーンエネルギー関連株への投資がダメという話ではありません。
今までは何を買っても上昇していた状態でしたが、経済が回復するにしたがい【上がる株】【下がる株】の選別が行われていくという話です。
例えば私はアルファベット(GOOGL)へを保有しており、今後も変わらず継続していく予定です。
これは長期展望に対して強気で考えているからです。
ハイテクならば何でも上昇した状況は昨年でいったん終了。
今後は長期展望が見えない銘柄は厳しい結果になっていくと想像しています。
また、経済回復により投資家のテーマ株に対する見方も変わっていく可能性が高いですね。
ワクチン接種の効果が見えてくる年後半は一般消費財、資本財、素材、金融といった出遅れセクターが主役になる事も充分に考えられます。
ただし、この転換点がいつになるか分からないのが厄介ですね。
こういった時の選択肢として堅いのは【VOO】バンガード・S&P500ETFなどの市場全体への投資。
また、 株式の基本として「長期的には企業利益と株価は連動する」という考えがありますので、優良銘柄の割合が高い連続増配株のETFも面白いと思います。
先行きが不透明な時ほどS&P500の魅力が輝く
今回の記事ではワクチン接種による投資家の関心が変化していくことについて書いていますが、実際には正反対の結果になるかもしれません。
予想よりもワクチン接種率が上がらない、ウイルス変異により効果が出ないなど想定外のことが起きる可能性は残っています。
都市封鎖などが再び実施されれば、オールドエコノミー復活のストーリーは崩れてしまいますね。
こういった時に対応力を発揮するのがS&P500です。
S&P500ならば上昇セクターの比率が大きくなり、低迷セクターは比率が下がっていくので悩む必要がありません。
投資経験が浅い人ほど、S&P500は選択肢として有力になります。
現在の米国株に関しては先走りの印象が強いので、短期的に10%程度の下落する可能性は否定できません。
ただし、 マネーじゃぶじゃぶな状態を考えると、一年が終わってみれば「やっぱり米国株は強かったなぁ」という状態になると考えています。
今回は『今後の米国株に強気姿勢!でもクリーンエネルギー関連に興味なし』について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
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