新型コロナウイルスの影響で大荒れとなった株式市場ですが、各国から経済対策が発表されるにしたがい“投売り状態”は一旦落ち着きました。
予断を許さない状況ですが、米国株の買付を来月くらいから再開したいと思います。
さて、米国株のメリットの一つに多様な選択肢がありますね。
ディフェンシブ銘柄と成長株の両方で優良企業が多く存在する貴重な市場です。
業種においても、金融からヘルスケア、生活必需品、情報技術まで幅広くあり、それぞれに世界を代表する会社があります。
ただし、現在の市場は新型ウイルスの不安から全カテゴリーが叩き売られている状態ですので“どの銘柄が強い”とは言いずらい状況です。
ちょっと悩みますね・・。
私自身はハイテク関連など情報・通信分野を中心に買付していく予定。
大幅下落から1ヶ月程度を目途に少しづつ購入していこうと思います。
ナスダック100に連動する インベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)は有力候補の一つですね。
ザックリですが年末までに情報技術関連については500万円~900万円程度の買付を予定しています。
今回はテクノロジー関連株に対する私の考え方について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
長期リターンを目指すならば、IT関連を増やすのは必然?
「IT関連の株=堅い投資」のイメージは小さいのですが、一般的な銘柄よりも安心して投資しできると考えています。
そもそも私は、生活変化を見ながら投資を考えていくタイプ。
例えば、自分自身や周囲がクレジットカードを以前よりも利用する頻度が増えたと感じた場合は、VISAやマスターカードに注目するようにします。
あるいは、外出時にスマホを家に忘れた場合に、「うわぁ~最悪だぁ~」と強く感じた場合はアップルも検討対象ですね。
簡単に言うと、 生活する中で不可決な存在だと思ったものを投資対象 とする考え方です。
私にとって堅い銘柄といのは、業種云々は関係ありません。
世の中にとって重要なものであれば、必然的に堅い銘柄になると考えています。
【独り言】ITバブルの話はもう止めよう!
金融セミナーなどに参加すると、「IT関連は上昇パワーは強いのですが、過去にはITバブルの崩壊があったので注意しましょう」なんて話が時々出てきます。
個人的には「そろそろ、その話は終わりでいいのでは?」という感覚ですね。
過去とは状況が違いすぎて、 現在に当て嵌めるのには無理がある からです。
ITバブルの時はテクノロジーが生活に浸透する前の段階で、将来の期待値だけで上昇していました。
実績がともなっていないのですから、警戒と失望があれば急落するのは当然の結果。
現在は「iPone とコーラ で無くなったら困るのはどっち?」と聞けば、一定数の人はスマホを選択するような気がします。
つまり、生活インフラとして根ずいている状態!
こういったものを扱う企業が無価値になるとは想像できません。
勿論、IT銘柄の中には期待先行で株価が上昇している企業もあるので、全てが安全という話ではありません。
ただし、これを言い出すと全てのカテゴリーが同じリスクを抱えています。
例えば、ヘルスケアはデイフェンシブとして有名ですが、個別銘柄では業績が低迷している企業も少なくありません。
次世代医療技術(バイオ)は効果に対して否定的な内容がでた瞬間に叩き売られたり、大手医薬品メーカーも訴訟リスクから急落するケースがあります。
ディフェンシブと呼ばれるカテゴリーでも、堅い銘柄かどうかはシッカリ吟味する必要があります。
ハイテクは全カテゴリーにとって不可欠な存在となった
生活への浸透度という点からIT関連を増やしていく考えですが、個人以上に情報技術に期待しているのは企業だと思います。
例えば自動運転などはITが無ければ話が進みませんね。
小売店などは人手不足から将来的にはレジを通さずに販売する方法も検討されています(例:Amazon Go)。
医療診断システムにおいても医師をサポートする存在として期待されています。
手術支援ロボットのダビンチのように、分野によっては人の手術よりも安心なもの存在しています(インテュイティブサージカル)。
また、コスト削減といった多くの企業にとって課題となる話でも、テクノロジーの活用は不可欠!
さらに、スピード化やオートメーション化、効率性が求められる今後についても、テクノロジーの活用は必須です。
つまり、情報技術分野はカテゴリーとしては独立しているのですが、幅広い産業に関わっている状態。
IT関連銘柄を危険という発想は、そろそろ終わりにしたほうが良いと思っています。
リーマンショックの時を考えても、落ち込みが浅く回復が早かったのは高配当株ではなく成長株というのが現実です。
ちなみに、2020年の年初来リターンをみると、米国市場(S&P500)よりもハイテク勝ち組のQQQの方が株価下落が約10%も小さくなっています。
基準:2020年3月25日
私は株価の回復に関しても、ハイテク関連株に優位性があると考えています。
商品名 | 年初来リターン |
バンガード・S&P500ETF(VOO) | ▲23% |
インベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ) | ▲14% |
【投資のヒント】日本株が中心の人も、米国のIT関連は注目です。
個人的な考えですが、日本株を中心に投資をしている人は米国株のIT関連株は相性が良いと思っています。
日本には自動車、電気、機械などでは世界的に有名な企業があるので、そこに投資をすればグローバル投資も実行できていると言えます。
ただし、IT分野においてはGAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)のように世界の先頭を引っ張るような企業がありません。
つまり、カテゴリー分散という目的で米国株のIT関連を加えるのは面白いと思います。
補足:IT分野はPERが高くでもOKって本当は?
最後にハイテク関連銘柄のPERについて補足しておきます。
※PERが小さい方が割安と言われています。
「IT関連株はPERが高くて(割高)投資できない・・」という事を耳にします。
確かにディフェンシブ銘柄と比較すると2倍くらいの数値が当たり前です。
ここで注意したいのが、PERは割安度を判断するための指標でもあるのですが、期待値を判断する物差しでもあるのです。
※PERの数字は成長期待に比例する傾向あり。
つまり、IT関連銘柄でPERが下がって来たときは、「成長期待が下がってきたのかなぁ?」と警戒すべきとも言えます。
“PERが低いからチャンス”というは、 すべの銘柄にあてはまる話では無い ので注意してください。
個人的にはアップルのPERは、もっと高くても不思議でないと思っています。
目先は新型ウイルスなどの影響もあると思いますが、5Gのスマホ買い替え特需も期待できるので中長期的には追い風が続くと想像しています。
ハイテク関連の注意点としては、技術革新により今後もトップ企業の入れ替わりが予想される点。
私のようにホッタラカシが多いタイプは、個別銘柄よりも【インベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)】のような集合体のETFが無難だと思います。
また、個別企業に関しては決算発表が4月中旬から本格化します。
投資に本腰を入れるのは、それを確認してからですね。
どの銘柄も投資を行うのには面白い水準ですので、慌てずに時間をかけて買付していく予定です。
今回は「米国株の追加投資は何にする?私がハイテク関連を重視する理由」について書きました。
投資の参考にになる点があれば、ヒントにしてみてください。
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