今年は新型コロナウイルスの影響で世界経済が大きな打撃を受けました。
それに対して、株式投資は堅調に推移しています。
主要国で大規模な金融緩和や財政出動が実施されたことが追い風になった結果ですね。
正直な話、コロナショックから半年で米国市場のS&P500が史上最高値を更新するとは全く予想していませんでした。
その中でも、ハイテク株の強さは際立っており一人勝ちともいえる状態。
投資家の話題も成長株に集まっています。
私は株価の本格上昇については、来年以降になると想像してたので完全に読み違えたことになります。
現時点については嬉しい誤算なのですが、今後ということについては不安点もあります。
スピード違反とも言える株価の急回復は、来年以降の成長の先取りの可能性が高いので上昇ペースの鈍化する可能性があるという事です。
今回は“これからの相場見通”しについてて考えていきます。
この記事の目次
2021年への強気姿勢は修正!金融緩和の効果は鈍化へ
私がコロナショック直後にイメージしたのは、株価は年末に向けて上昇して来年は大きく飛躍するというものでした。
しかし、株価はすでに以前の水準に戻った状態です。
経済状況から考えれば、割高と言ってもいいかもしれません。
この背景には、金融緩和によってジャブジャブに溢れたマネーが株式市場に流れ込んだことが大きいですね。
ただし、金融緩和による株価を押し上げ効果は、現在のマーケットを見ると一区切りついたと私は見ています。
効果がゼロになったという話ではありません。
株価に対する下支え効果は期待できますが、株価を押し上げるほどのパワーは無いという事です。
(既に株価に織り込み済み)
つまり、ここからは経済や企業の業績がハッキリした形で回復が株価上昇に不可欠!
経済回復は間違いないと思いますが、それが投資家の期待する水準まで達するかは分かりません。
また来年以降の経済状況に関しても、ちょっと気になることがあります。
今年の世界経済見通しは上方修正された!そして来年は・・?
IMF(国際通貨基金)から 10月13日に世界経済見通しが発表されました。
テレビや新聞でも取り上げられていましたので知っている人も多いと思いますが、今年の見通しは上方修正されています。
6月の発表時よりも世界全体は0.8ポイントのプラス。
先進国の中でも米国は3.7ポイントの大幅プラスとなっています。
経済が戻ってきては嬉しいのですが、投資を実践する中では重要なのは今年よりも来年です。
2020年の回復が強いということは2021年の回復分を先取りしたとも言えるので、来年の見通しは下方修正になります。
この点については、表にまとめましたので確認してみてください。
( )が6月見通しからの修正数値になります
IMF世界経済見通し
2020年(修正) | 2021年(修正) | |
世界 | ▲4.4%(+0.8) | 5.2%(-0.2) |
先進国 | ▲5.8%(+2.3) | 3.9%(-0.9) |
米国 | ▲4.3%(+3.1) | 3.1%(-1.4) |
ユーロ圏 | ▲8.3%(+1.9) | 5.2%(-0.8) |
日本 | ▲5.3%(+0.5) | 2.3%(-0.1) |
新興国 | ▲3.3%(-0.2) | 6.0%(+0.2) |
中国 | 1.9%(+0.9) | 8.2%(±0.0) |
インド | ▲10.3%(-5.8) | 8.8%(+2.8) |
※2020年、2021年はIMF予想(2020年10月13日)
2020年が上方修正されたので、2021年は逆に下方修正となりました。
これは当然の話ですね。
ただ、来年の成長ペースが当初よりも鈍化する予想になった点は、投資をする上では頭に入れておく必要があります。
私が実践する【短時間・簡単】な方法は、以下の記事で紹介しています。
興味がある人は確認してみてください。
⇒ 投資情報はどうやって集めるの?私が実践するのは週20分の簡単術
世界経済の成長にのっていく堅い投資をメインにする
新型コロナウイルスという過去に例が無い出来事があったので、IMFから世界経済見通しか発表されるたびに大きく内容が変わっています。
ただし、これだけの大きな出来事があったにも関わらず、世界経済は来年にはそのマイナスを取り戻す見通しとなっています。
アフターコロナで世界がどう変わっていくかは分かりませんが、世界全体が右肩上がりで成長していくストーリーは変化してないということです。
前例が無い出来事があった時は、完璧な予想を立てるのは不可能です。
株価の上昇ペースや低迷する時期もわかりません。
こういった時こそ世界分散の積立投資が有効だと思います。
ちなみに、私は来年の状況が不透明だからといって現金で持つという事は選択肢に入れていません。
世界経済が右肩上がりで成長しているストーリーは何も変わっていませんので、投資をしないのは機会損失になると考えているからです。
少し堅めに運用をシフトして、コツコツ投資で資産をじっくりと成長させていきたいと思います。
今回は「金融緩和による株価上昇は終了?今後1年間の景気は薄曇りを想定」 について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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どうせ積立投資をするならば、利用した方がお得ですね。
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