米国株は今年も堅調に推移しており、S&P500・ナスダックは最高値を更新しています。
代表的な指数に投資をしている人は利益がグングン伸びている状態。
敢えて無理に個別株を選択しなくても良い状況ですね。
私自身もETFや投資信託が中心で、米個別株の保有は数銘柄に限定。
成長株で購入している銘柄はアルファベット(GOOGL)のみです。
この銘柄は数年前から継続的に買付しているのですが、購入候補として最後まで悩んだのがVISA(V)でした。
どちらにするかで凄く悩んだことを憶えています。
最終的には私の保有資産が堅いものばかりという理由から、敢えてヤンチャな方を選択することにしました。
しかし、「今すぐに米国株に投資するなら?」と考えた場合はVISA(V)を選択すると思います。
今回はカードの国際ブランドであるVISAに注目している理由について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
VISAが勝ち組だったのは昔の話?直近はボロボロの負け組です。
VISA(V)については米国株の中でも優良銘柄と言われています。
個別銘柄を探すときは安定性重視か成長性重視のとちらかを選択する必要がありますが、この企業に関しては両方を兼ね備えている貴重な存在です。
過去5年の株価を見るとS&P500を圧倒しています。
ただし、これを見て「VISAは素晴らしい」「VISAは絶好調」なんて言葉を信じてはいけません。
これは長期視点で見た時の話です。
直近1年の成績をS&P500と比較したチャートが以下です。
完全に市場平均を下回っています。
年初来、過去1年・・・もっと言えば過去2年のデータでもS&P500よりも見劣りする成績です。
VISAをの成長性に期待して保有していた人にとっては、ガッカリする状況が続いています。
しかし、私はVISAを今から購入するのは面白いと考えています。
その理由について書いていきます。
VISAはコロナ直撃!出遅れ銘柄のリバウンドを期待する
米国株はコロナショックで急落しましたが、その後は金融緩和や財政出動の影響で大幅上昇となっています。
その中で、グズグズと伸び悩んでんいるのがVISA(V)ですね。
足元の株価は市場平均より大きく見劣りしています。
この理由の一つが海外旅行の低迷です。
世界各国での新型コロナ感染再拡大や抑制措置により旅行需要が急降下(国境を越えた決済が減少)。
決算は悪くないのですが、コロナ再拡大というニュースが流れるたびに失望感が漂い株価が抑えられている印象。
ただし、私はワクチン接種の加速により旅行需要はV字回復を予想しています。
ワクチン接種を証明する仕組(ワクチン・パスポート)の導入も急速に広まっていることから今後の見通しは明るいと考えています。
ちなみに、マスターカード(MA)も選択肢ですが、PERをみるとVISAよりも割高感があります。
リバウンド期待という点ではVISAの方が面白いと考えています。
VISAで大失敗するイメージが湧かない!
私がVISAに注目するのは成長だけでなく安定感もあります。
電子商取引という視点で言えばぺイパル(PYPL)も注目です。
単純に値上がり期待だけなら、電子決済では最有力だと考えています。
ただし、こちらはPERが高いので株価は下がる時のインパクトも大きくなります。
私は保有率が小さかったとしても値動きが大きい銘柄があると毎日のように相場を確認したくなります。
将来的な期待が高くても、ストレスを抱えながらの運用にメリットは感じません。
VISAについてはリバウンド期待があることに加えて、大きく下がるイメージが無いのも魅力。
変異ウイルスの影響が広がればVISAの低迷は続く可能性もありますが、大幅下落になる事は想像していません。
最悪でもS&P500をやや下回る程度だと考えています。
過去1年の成績はボロボロと記載しましたが、それでも株価は上昇しています。
逆風の時でも株価がゆるやかに上昇するのがこの企業の強さです。
世界経済の先行きは不透明感こそありますが、景気が回復に向かっているのは間違いありません。
将来的に旅行需要が回復した時には、VISAはS&P500を大きく上回ると想像しています。
米国市場が高値圏にある時は海外ETFを中心にすべきだと思いますが、私にとってVISAはそういった時でも買付ができる貴重な個別株です。
今回は「今すぐ米国株を買うなら何を選ぶ?私はVISAに注目しています」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。
私はDGRW(クオリティ株)の定期買付を実施しています
米国株の長期投資戦略として海外ETFの積立を実施しています。
現在のメイン対象は【DGRW】米国株クオリティ配当成長ファンド。
配当を実施している米国の大型株約300社で構成されるETFです。
ROA・ROEの収益性等の指標から、利益(配当)成長が期待できる銘柄を投資対象としています。
「長期的には利益成長と株価は連動する」という私の方針と合致したことが決定理由です。
先行きが不透明な時にはピッタリなETFだと考えています。
長期運用に向いている設計ですので、10年単位の定期積立で大きなリターンを目指していこうと思います。
尚、私はマネックス証券を米国株のメインにしています。
米国株の為替手数料(買付時)無料と時間外取引に対応してる点が魅力。
詳細マネックス証券、米国株取引で人気の理由!デメリットは何?