「仕事をしたくない」「会社を辞めたい」
誰もが、一度くらいは考えたことがあると思います。
“資産形成に成功して現在はリタイア生活をしている”なんて話を聞くと、羨ましくなってしまいますね。
ただし、リタイア生活をしている人の全員が幸せかと言うと、そうでもありません。
私の仕事上で接した経験で言うと、リタイア生活を満喫している人とそうでない人の落差が大きいです。
最初の一年目というのは一様に満足度が高いのですが、2年・3年と経過するにしたがい格差が出てきます。
今回はリタイア生活を楽しんでいる人とそうでない人との傾向について考えていきます。
この記事の目次
リタイア生活で最も楽しそうなのは、仲良し夫婦パターン
仕事の中でリタイア生活をしている人をたくさん見ていますが、セカンドライフを満喫しているのは夫婦仲良しパターンが多いですね。
独身でも楽しんでる人はいるのですが、やはり夫婦の方が目立ちます。
夫婦の場合はリタイアする前にしっかりと話し合っているので、実現した時は考え方も前向きです。
気持ちにユトリがあるので、“パートナーに対して優しくなった”というケースが多いですね。
あるリタイアしたご夫婦と話をした時に、お互いが「幸せだと感じるのは、パートナーと話をしている時」と言っていたのが印象的でした。
こんな状態であれば、毎日が楽しいに決まっていますね。
私が仕事で接する範囲ですが、リタイア生活では独身者よりも夫婦の方が楽しんでいるケースが多いですね。
リタイア生活がつまらない人は、孤独を感じているかも?
会社を辞めてから1年くらいは、気分が開放的になり全ての人が満足度が高くなります。
退職後の手続きなどもあり退屈する事もありません。
最初は勤めていた会社の知り合いも興味を示してくれるので、対人関係もそれほど変わりません。
しかし、月日が経つにしたがって、だんだん人間関係は疎遠になっていきます。
会社関係については、数年で無くなるくらいに考えておいた方が良いでしょう。
他に親しい人がいないと【孤独】を感じてしまうパターンがあります。
リタイア生活も想像とはだいぶ変わってきてしまいますね。
ただし、勘違いしてはいけないのは【孤独】と【ひとりでいる】ことは全く違いますから“独身=孤独”ではありません。
趣味の仲間がいたり、気軽に話せる友人がいる人には、意図的にひとりでいる事を選択している場合も多いです。
ここで言う孤独とは、“相談できる人がいない”、“話す対象者がいない”というケースです。
「リタイア生活が退屈でつまらない・・」という話もよく耳にしますが、詳しく話をしていくと【孤独】が原因だったりすることも少なくありません。
“孤独は1日15本の喫煙に匹敵する健康被害をもたらす”という研究も実際にあるくらいですからね。
ちなみに、【孤独】については女性よりも男性の方が解決が難しい気がします。
女性の場合は【孤独】を感じたらアクションを起こすケースが多いのですが、男性はその一歩を踏み出すのが苦手な人が目立ちます。
夫婦で別れた場合に男性の自殺率が急増することがデータも、こういった事と関係がありそうです。
【余談】私の主人は孤独死タイプかも・・
私達夫婦は事業を行っていますが、精神的にはリタイア状態に近いです。
金銭的には困っていないので、いつでも完全リタイアに移行できます。
もっとも、仕事にヤリガイや楽しさを感じているので当面は継続予定です。
さて、そんな状態ですが主人に関しては見ていて不安になる事も・・。
起業した時から四六時中仕事をしていたので、友人が全くいなくなってしまいました。
※話すのは仕事絡みの人だけ。
結婚した当初は『kaoruがずーっと笑顔でいられるように、僕が一生守るから』と言っていました。
( • ̀ω•́ )キリッ✧ ←王子様でした。
それが、今では・・
『将来は僕が先に死ぬからね。kaoruしか話す人がいないから、残されたらヤバすぎだよ』
d(`・д´・ )キッパリ ←当初の発言は?
主人の場合は、根本的に変化する事が苦手な性格がありそうです。
切り替えが下手で臨機応変に動くのはできないタイプ・・。
また、仕事関係で仲良くなる人はいますが、それが一生続くケースが少ないことは起業から実感したようです。
独りになっても積極的に仲間を見つけようとするタイプとも思えません。
だんだん引き籠りになっていく可能性も・・。
お金の心配はありませんが、万一の事を考えると・・主人の場合は商売抜きにして事業を継続した方が良いかもしれません。
適度なストレスがあった方が元気でいられると思っています。
リタイアは賛成!「会社を辞めたい」以外の理由もあると良い
リタイア生活をしている人の話を聞くと【本当に楽しい】という人と【予想とだいぶ違った・・】というパターンにハッキリ分かれます。
思わしくないケースでは「会話する能力が格段に下がった・・」「思考能力が低下しているような・・」という人もいます。
リタイアの目的が【会社を辞める事だけ】になっている人が多いので、その先の目標も見つけておいた方がいいですね。
パートナーがいるとお互いの意見から目標が生まれるパターンもあるのですが、ひとりだとズルズルと時間だけが過ぎてしまう事も・・。
特に男性は仕事に一所懸命になりすぎて、プライベートも仕事の延長になっているケースがあります。
仕事とは全く関係ない仲間を作っておくことは、楽しいリタイア生活を送る上で重要だと思います。
せっかくリタイアしても、笑顔の数が減ってしまっては勿体ないですからね!
今回は「リタイア生活が楽しいのは1年だけ?退退屈な日々と孤独という現実」について書きました。
リタイアについては、成功(満足)している話はドンドン発信されていますが、反対の話は隠れてしまう事が多いです。
投資の世界と一緒ですね。
(σ・∀・)σ 禁句で~す(笑)
私は仕事で様々な人と話をしますが、「リタイア生活は予想したよりもつまらなかった・・」という人の方が多い印象・・。
実際にリタイアをしてからドンドン若返る人もいれば、反対のケースもあります。
※特に男性がハッキリ別れるように感じます。
リタイアを目標に頑張る事は賛成です。
さらに、その後の目標も考えていけば、より素晴らしいリタイア生活になると思います。