不透明な相場に立ち向かう!米国のクオリティ株の状況を確認

株式市場は不透明感が高い状況が続いています。

3月前半に下落したあとに一旦回復しましたが、4月に入りに再び下落しました。
依然として方向感がハッキリしません。

今年に入ってからはグロース株は低調、バリュー株は堅調です。
しかし、この流れがずっと続くとも言い切れません。

こういった時に注目なのがクオリティ株です。

ただし、クオリティの定義は明確なものはありません。
運用会社によっても、その基準が違う状況。

大雑把に言えば、安定成長が期待できる優良株ですね。

イメージする会社としてはジョンソン&ジョンソンP&Gだと思います。
ただし、オールドエコノミーに限定した話ではありません。

IT企業の雄であるGAFAMなども、クオリティ銘柄に選ばれているケースが多いですね。

今回は米国のクオリティ株と呼ばれる銘柄、さらに年初からの成績について確認していきたいと思います。

※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

クオリティ株をスクリーニング機能を使って抽出してみました。

何をもってクオリティ株とするかは明確な決まりがありません。
今回は私の考えをもとに、銘柄を選択していきます。

尚、選別基準で多数派なのは資本効率の指標であるROE(資本利益率)を基準とする考え方です。

一般的にはROEは企業の経営効率や収益性を見る指標で「稼ぐチカラ」なんて呼ばれることがあります。

基本的に10%を超えると「良い」といわれ20%で「超優良」です。
そこで、私はROE20%以上を基準にすることにしました。

ただし、ROEは借入が多くても数値が上昇してしまうので、ROA(総資産利益率)も合わせて見ていくのが一般的ですね。

ROAは5%以上で優良とされますが米国企業の平均は6%くらいです。
そこで、私はROA9%以上を基準にしました。

尚、株価があまりも割高だと困るのでPERは30倍未満としています。

PER30倍は高く感じますが、これを低くすると成長株のクオリティ株が除外されてしまいます。

ナスダック100の実績PERは約32倍だったので、30倍までを許容としました。

尚、これらの条件を満たす銘柄は証券会社のスクリーニング機能を使えば簡単に抽出できます。

今回は マネックス証券「銘柄スカウター 米国株」にあるスクリーニング機能を使って銘柄を選びました。

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クオリティ20銘柄の成績は?S&P500と比較しました。

ROE20%以上、ROA9%以上、PER30倍未満という基準でクオリティ株を選択したところ多くの銘柄があることが判明。

ただし、不透明時期だと中小型の銘柄は値動きが激しくなります。
そこで独断で時価総額が大きい大型株から20銘柄を選択してみました。

尚、参考までに4月11日を基準にしたS&P500とナスダック100の年初来と1年リターンは以下の通りです。

基準日:2022年4月11日 年初来 1年リターン
S&P500 -7.42% 8.35%
ナスダック100 -14.28% 1.76%

年初来は2つの指数ともマイナスですね。

尚、今回は敢えて年初来と1年間という短い期間での比較にしました。
この理由は、今年からは金融引締めとなったからです。

昨年までは金融緩和だったので、データとしてはあまり参考にならないと判断しました。

それでは、スクリーニング機能を使って抽出した大型株20銘柄の状況を見てみましょう。
(時価総額が大きい順番に並べています)

時価総額 銘柄 年初来 1年
1 アップル(AAPL) NYダウ -6.66% 25.37%
2 アルファベット(GOOGL)  -11.07% 13.47%
3 メタ・プラットフォームズ(META) -35.64% -30.72%
4 ジョンソン&ジョンソン(JNJ) NYダウ 5.13% 14.38%
5 P&G(PG) NYダウ -2.50% 19.83%
6 ホーム・デポ(HD) NYダウ -26.09% -1.94%
7 ファイザー(PFE) -8.67% 52.64%
8 コカ・コーラ(KO) NYダウ 7.77% 23.71%
9 シスコシステムズ(CSCO) NYダウ -16.55% 4.25%
10 メルク(MRK) NYダウ 13.03% 23.38%
11 ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS) -10.96% 10.90%
12 クアルコム(QCOM) -25.98% -2.00%
13 ユニオン・パシフィック(UNP) -3.50% 11.02%
14 アムジェン(AMGN) NYダウ 11.51% 4.01%
15 コノコフィリップス(COP) 36.15% 97.56%
16 ロッキード・マーチン(LMT) 30.62% 23.71%
17 ターゲット(TGT) -0.92% 13.30%
18 アプライド・マテリアルズ(AMAT) -26.13% -15.73%
19 マーシュ・アンド・マクレナン(MMC) -1.77% 37.18%
20 スリーエム(MMM) NYダウ -15.49% -21.63%

市場平均(S&P500)を上回っている数値は赤色にしました。

全体的には赤色が多いので、総じて優秀な成績と言えると思います。

ただし、石油を主原料とする会社や半導体関連企業については、クオリティ株であっても市場平均は下回っています。

個人的なクオリティ株への見解としては、準主役のイメージです。

マーケットの中で主役となることは少ないのですが、どのような状況でも一定の成績を残している印象。

長期投資としては有力な選択肢になりそうですね。
投資で迷いがでた時も、クオリティ株はいいと思います。

今回は「不透明な相場に立ち向かう!米国のクオリティ株の状況を確認」について書きました。

記事の中で参考になる点があれば、運用のヒントにしてみてください。

尚、私は個別銘柄ではなく海外ETF(DGRW)を通してクオリティ株に投資をしています。

参考までにDGRWの年初来リターンは-3.45%、1年リターンは12.17%です。
※2022年4月11日時点

S&P500を若干上回っており、クオリティ株らしい成績ですね。

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私はDGRW(クオリティ株)の定期買付を実施しています

米国株の長期投資戦略として海外ETFの積立を実施しています。
現在のメイン対象は【DGRW】米国株クオリティ配当成長ファンド

配当を実施している米国の大型株約300社で構成されるETFです。

ROA・ROEの収益性等の指標から、利益(配当)成長が期待できる銘柄を投資対象としています。

「長期的には利益成長と株価は連動する」という私の方針と合致したことが決定理由。

また、私のメイン証券であるマネックス証券では、DGRWの買付手数料が実質無料になるのも利点です。

更に、この証券は米国株の為替手数料(買付時)無料

DGRWについては、購入コストを気にすることなく投資ができます。

長期運用に向いているETFですので、10年単位の定期積立で大きなリターンを目指す戦略です。

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参考:VOOとDGRWの比較
※2022年6月28日時点

銘柄 年初来リターン 5年/年率リターン
VOO(S&P500) -19.36% 11.97%
DGRW(クオリティ株) -11.75% 12.15%