相場の不透明の時期が長く続きそうな雰囲気です。
こういった時に強引な取引をすると、だいたい裏目にでるのでしばらくは慎重に行動したいと思います。
今年はローリスクやミドルリスクの商品に注力していく予定。
その中でも、安定性が抜群なのが債券です。
ただし、海外債券については為替リスクがあります。
大きく円高に振れると、金利収入を越えてマイナスになる可能性がある点は注意ですね。
やはり、資金計画が組みやすい点では国内債券(円貨建)。
私の23年運用方針の中でも注力資産の一つです。。
今回、購入したのは 楽天モバイル債
正式:楽天グループ株式会社 第22回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
現金比率が高くなっていてので、好タイミングでした。
国内預金は超低金利で物価上昇には対応できない状況。
現金のまま放置というのも、ちょっと不安です。
外国債券は利回りが魅力的ですが、円高の可能性を考えると強気にはなれません。
その中で、楽天グループ株式会社の円貨建社債は嬉しいですね。
今回は、23年1月30日から発売された『楽天モバイル債(楽天グループ株式会社 第22回無担保社債)』の購入について書いていきます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
楽天モバイル債(楽天グループ株式会社 第22回無担保社債)
現金ばかりが増えて投資先に悩んでいたところ・・
「楽天モバイル債(楽天グループ株式会社 第22回無担保社債)」が1月30日に発売!
以下が社債の概要になります。
商品名 | 楽天モバイル債(楽天グループ株式会社 第22回無担保社債) (社債間限定同順位特約付) |
格付 | A(JCR) |
期間 | 2年 |
利率 | 年3.3%(税引前) |
満期償還日 | 2025年2月10日(額面金額の100%を償還) |
利払日 | 年2回(毎年2月10日・8月10日) |
申込 | 1月30日(月) ~ 2月10日(木) |
申し込み単位 | 50万円以上、50万円単位 |
販売会社 | 楽天証券、SMBC日興証券![]() |
購入したのは、全部で1,000万円です。
今回は2社から購入しました。
早期完売の可能性も考えて、受付時間が午前0時からの楽天証券で先に500万円分を買付けしました。
初日で上限額達成(完売)したようです。
やはり、人気ですね。
残りの500万円分は、本命の SMBC日興証券 で買付。
取引開始(午前9時)から即注目!
債券投資家が多い証券会社なので、こちらは30分程度で完売となりました。
予想していましたが、早々に完売!
今回は好条件だったので、やはり・・という感じです。
尚、社債は安全性が非常に高い金融商品ですが、預貯金のように元本が100%保証されているわけではありません。
会社が倒産したりすれば元本が棄損することもあるので、念のため発行体の状況を確認しておきましょう。
今回の社債は楽天グループ株式会社です。
最近のマスコミ報道を見ると、楽天グループには厳しい内容が多い・・
実際の状況として、携帯通信事業(モバイル部門)で基地局の建設費用が膨らんで直近の決算は同期間の赤字は過去最大です。
赤字の拡大は4年連続なので、これだけを見ると情報も嘘ではありません。
モバイル事業の状況を考えると、株式投資の先行きには不安があると思います。
ただし、私が投資するのは債券です。
株価の将来性は関係ありません。
22年12月の営業利益は、▲3500億円の赤字を予想。
決算内容を確認すると四半期ベースでは、赤字額は縮小してきています。
今後は少しづつ改善していくと予想されます。
楽天グループは、ショッピングモール・トラベル・証券・カードとネット上でトップ水準の事業が多いのが魅力。
楽天カードの会員数や楽天銀行の口座数の増加ペースも高水準。
足元は楽天トラベルのような旅行関連は追い風です。
モバイルを除けば、グループとしては黒字を確保できている状況!
高収益事業を複数保有しており、事業拡大も期待できます。
厳しいのはモバイル事業だけですね。
正確に言えば先行投資のお金が足を引っ張ている状態です。
尚、23年の営業利益は赤字予想ですが、その金額は22年の半分程度になると市場では予想されています。
楽天グループはモバイル事業の進捗具合で業績も変わります。
株価については不透明要素が大きいということですね。
一方で、債券ならば怖さは感じません。
赤字額も22年が底の見通しで、今後は黒字化を目指す動きへ変わっていきます。
また、赤字額が大きいのは確かですが、資金調達ができている状態。
楽天銀行・楽天証券の上場も計画されており、今後の資金については一定の見通しがあります。
グループ全体では優良事業を多く抱えており、デフォルト(債務不履行)回避の選択肢がいくらでもあると判断しました。
私の結論としては、楽天モバイル債が2年でデフォルトする可能性は非常に小さい。
この内容ならば、円建て社債としては魅力的です。
不透明相場も関係なし!やっぱり債券はいいですね。
尚、1000万円の買付については、1月に債券の満期償還(約500万円)があったのでその再投資も含んだ金額です。
債券全体の増加額としては+500万円ですね。
年後半にも満期を迎える債券があるので、好条件の債券については引き続き積極的に買付していきます。
楽天モバイル債でインフレに対応できるのか?
日本の消費者物価指数は前年比4.0%(22年12月分)となりました。
この状況が続くと、「楽天モバイル債(楽天グループ株式会社 第22回無担保社債)」の利率でもカバーするのが難しいですね。
しかし、日本の内容をみると米国の物価上昇とは内容が全く違います。
食料品・エネルギーが大きく上昇しているだけで、多くの品目は上昇率が低いのが真実。
そして、資源価格や穀物については落ち着きをみせてきています。
過度な円安が是正すれば、最終的に1%未満になると想像しています。
米国の物価上昇とは明らかに質が違うので、個人的には楽観的に見ています。
私の結論としては「楽天モバイル債(楽天グループ株式会社 第22回無担保社債)」の利率で充分に物価上昇に対応できるというものです。
今回は「楽天モバイル債に1,000万円投資!今回もガッツリ買いました」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
債券投資は、SMBC日興証券のネット口座がおすすめ!
債券は買付時に満期日と金利が決定しているのが魅力!
安定運用を目指す上では、欠かすことができない金融商品ですね。
債券の場合は大手証券(野村証券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券 など)が強いのが特徴。
ネット専業証券だと取り扱わない債券が多いので、大手証券の口座は開設しておく方が良いでしょう。
私の債券投資は、SMBC日興証券をメインにしています。
(1年間で 現物社債を4000万円買付 )
ちなみに、大手証券だと債券注文は電話・店頭受付けが主流です。
例外的にSMBC日興証券はオンライン口座から注文可能。
オンライン口座(ダイレクトコース)であれば、営業の電話などもなくネット証券と変わりませんので煩わしさはありません。
この証券会社は大手の中でネット取引に力を注いでいる珍しい存在ですので、債券取引をする人は注目です。
SMBC日興証券はWEB口座に力を入れており米国債や社債がネットから購入できます。
IPOの取扱いが国内トップ水準ですので、口座を持っておくと得する事が多いです。