株式市場は落ち着きがない状態が続いています。
先行き不透明感が増しているのでしょうがありませんね。
米国ではFOMCの参加者による22年末時点での政策金利見通しは中央値が4.4%となりました。
6月の前回見通しは3.4%だったので、1%の大幅上昇修正になります。
尚、来年(23年末)の政策金利見通しは4.6%ですので、株式への長期的な逆風を覚悟しなくてはいけません。
為替については、政府・日本銀行がドル売り円買いの為替介入を24年ぶりに実施という出来事がありましたね。
直近の10日間程度を見てもこれだけの事が起きています。
専門家の見通しについても、そのたびに変更されている状況。
このような中で、どのように相場と向き合うべきか考えてみました。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
この記事の目次
相場チェックは意味がない?リターン追求は難しい状況
世界市場の中心である米国が大幅利上げを連発している状況。
その副作用として、景気後退やスタグフレーションへの懸念されています。
更にFRBの量的引き締め(QT)も加速するので、市場に滞留していたじゃぶじゃぶマネーも吸収されていきます。
株式が上昇しずらい環境が広がってきました・・。
もちろん短期的な上昇であれば何度もあると思います。
ただし、そのたびに頭を押さえられ再下落が想定されます。
今後の動向は『緩やかに下落する』あるいは『ボックス圏で上下を繰り返す』ような元気がない状況がイメージされますね。
昨年までは株価が明確に上昇トレンドを描いていたので、相場チェックをしながら投資をするリターン追求戦略が良い結果となっていました。
しかし、足元は不透明感が強すぎて、このスタイルは相性が悪いですね。
投機筋に振り回されて失敗する可能性が高くなります。
現在の相場は決め打ちが出来る状況ではないので、リターン追求戦略はお休みする方が良いと思います。
資産配分を比率が重要!リスク管理を重視した運用へ転換する
先行きが不透明な時に株価を見ても、一喜一憂するだけです。
市場の方向感が定まっていないのですから、毎日チェックしても不安が増すばかり・・。
今、重要なのは「リスクを抑えること」。
確認すべきは、日々のNYダウや日経平均株価ではありません。
現在の資産配分です。
資産運用のベースとなる考えは「運用結果の9割は、資産配分で説明できる」という点です。
「○○銘柄がいい」なんて情報は、どうでもいい話。
利上げと景気低迷への不安から株式投資には逆風が吹いています。
この時に“株式だけで運用する”のは合理的とは思えません。
今は株式以外の資産に誰でも簡単に投資ができる時代です。
投資対象は債券・不動産(リート)・金(ゴールド)など、数多くあります。
例えば私の場合は「リターンは小さくてもいいから、資産が目減りするのは避けたい」という考え方です。
その結果として、現在は株式比率は4割程度まで引き下げました。
また、IT関連などのグロース株も全て売却しています。
グロース株は上昇時の勢いは凄いのですが、割高株でもあります。
金利上昇局面では大逆風なので、リスクが高すぎると考えています。
この売却部分についてはゴールドや債券、「為替ヘッジあり」の株式投信などに振り分けました。
自分がどのような運用を行いたいかを明確にして、それに合った配分比率を決定していかなくてはいけませんね。
今は資産配分を目標に近づけることしか考えていないので、運用に迷うことはありません。
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期待リターンがプラスの資産に淡々と投資をしていくだけです
資産配分を重視するスタイルになって良かったのは、投資タイミングを深く考えなくなったことです。
「将来的にプラスになる道筋が見えている資産を、淡々と買付けるだけ!」
例えば債券は国や企業が無くならない限りは、定期的な利息があり満期時には元本が戻ってきます。
外国債券だと為替の影響を受けますが、基本的に長期ならばプラスと考えてよいと思います。
株式についても世界株の大枠に長期投資をすれば良い結果になると考えています。
個別企業だけをみれば赤字のところは当然あります。
しかし、通常は世界にある全ての上場企業を足し算すれば黒字です。
もちろんリーマンショックのように短期的には世界中の企業が業績不振に陥るケースもありますが、それは一時的なことで永久に続くことは思えませんね。
特定の地域や一つの企業に拘ると不安があるのも確かです。
しかし、株価と企業利益は連動性が高いので、長期で世界株式に投資をしていけばプラスになる可能性は高いと思います。
こういった考えで運用していけば足元の市況に頭を悩ます必要はありません。
ヤルベキことをシッカリと実践すれば自然と良い結果になると考えています。
今回は「相場を見ながらの投資は終了!リターン追求型からリスク管理型へ」について書きました。
記事の中で参考になる点があれば運用のヒントにしてみてください。
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私の資産は年々増えているので「凄い!」と言われる事もあるのですが、実際は投信に丸投げしてるだけというのが本当の話。
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