資産運用で積立投資を検討中の人(実践中の人)から、年間を通して多い質問というものがあります。
「積立投資の設定日って、いつがいいですか?」もその一つです。
ベテラン投資家からすれば「そんなの、いつでも同じだよ」の一言で済んでしまう話ですね。
ただし、投資の初心者や経験が浅い人にはとっては未知の部分が多いので、この疑問は当然です。
結論としては、積立であればどの日に設定しても大差ありません。
ただし、目安があった方が気持ちよく投資に臨めると思うので、私の設定日の考え方を記載しておきます。
成功の秘訣は“まわりとは違う行動”をすること!?
投資で分からない事があると、周囲と同じ行動をとりたくなりますよね。
誰もが同じ心理になると思います。
しかし、投資の世界では“まわりとは違う行動”をとった方が成功するケースが目立ちます。
投資の格言として「人の行く裏に道あり 花の山」という言葉があるくらいですからね!
この考えを元すると、「この日は積立を避けた方がいいなぁ・・」という日が見えてきます。
有利な日を見つけるのは難しいのですが、不利な日を外すならば簡単です。
節目やキリがよい日は避ける!
私の仕事上での経験から言うと、設定日は1日や25日にする人が多いです。
1日は月初で分かりやすいですし、25日前後は給料日が集中しているので先取り貯金の感覚だと思います。
いずれも、生活の節目で分かりやすいのが理由だと思いますが、本当に最良でしょうか?
積立投資は原則として「買い」だけですから、理論的に言えば積立集中日は株高になる可能性があります。
実際に日経平均株価などは、月末~月初は株高になる傾向があります。
つまり、その近辺は高値掴みになる可能性があるので要注意。
給料日後や月初というは非常に分かりやすいのですが、誰もが考える事ですから避けた方が良いかもしれませんね?
繰り返しますが、投資の世界は“まわりとは違う行動”をとった方が成功する事が多いので、皆と同じ行動が必ずしも正しいとは限りません。
私は11日~13日に積立日を設定していました
基本的には月末と月初を外せばいつでもいいと思います。
ただし10日、15日、20日などはキリが良い日なので、念のため外した方が良いかもしれません?
私が11~13日にした理由は、米雇用統計から少し経過している点と日銀の金融政策決定会合よりも前で、株が乱高下するイベントが少ないと思ったからです。
もっとも、突発的な事件が起きたり政治問題が噴出すれば、何日に設定しても株価は乱高下するので、気休めの程度で考えるべきですね。
基本的には、積立投資は長期で行うならば何日に設定しても違いはありません。
ただし、継続するモチベーションを維持するには、価格が安い日の積立が多い方が良いと思うので、株高傾向にある月初・月末は避けた方が良いかもしれません?
設定日を悩む必要なし!毎日積立が注目
私自身「どの日で積立をすれば良い?」という事を考えるよりも、積立をしている事を忘れられる状況を作ることの方が大切だと考えています。
以前は11日~13日に積立日を設定していましたが、ネット証券が毎日積立(毎営業日で小分けで積立)が可能になってからは、それを利用しています。
積立投資の挫折する原因の一つに買付日になると値動きが気になってしまう点があります(ホッタラカシにできない)
買付日に株高だったりすると“損した心理”になってしまうので、長期継続の妨げになります。
毎日積立を選択したからといってリターンが大きくなるわけではありませんが、値動きに対しては鈍感になります。
また、予期せぬ暴落時でもシッカリ安値で購入できるので、精神的には安定すると思います。
毎日積立のオススメはSBI証券
今回は「積立投資の設定日はいつがいい?モヤモヤ疑問をサクッと解決 」について書きました。参考になる点があれば利用してみてください。
尚、毎日積立に関しては大手ネット証券ならば、全て可能な状況。
証券会社 | オススメ度 | 特徴 |
SBI証券 | ◎ | ワンタッチ設定 |
楽天証券 | △~◎ | つみたてNISAだけ |
マネックス証券 | ◎ | ワンタッチ設定 |
auカブコム証券 | 〇 | 個別に設定 |
松井証券 | ◎ | ワンタッチ設定 |
楽天証券は「つみたてNISA」だけが対象ですので注意してください。
松井証券はワンタッチ設定で簡単ですが、投信の数が少ないので自分の目的の商品があるかを確認してからの方が良いでしょう。
個人的には、投資信託の種類が多くてワンタッチで毎日積立が設定できるSBI証券がオススメです。