株式投資で儲ける基本は「安く買って高く売る」です。
誰でも知っている当たり前の話ですね!
私は数年前まで、この考え方を凄く重視していたので、スポット売買では株式市場が急落した時にガツンと投資をするスタイルでした。
一般的に言う「安値拾い」です。
実際にリターンも出ていたので、賛同してくれる人も多かったのですが・・
現在は、この方法に対してはチョット自信がありません。
・・というのも、リターン率は高いのですが、私の性格だと資産が増えない事が分かってきたからです。
下落時の株安を狙うのは悪い事では無いのですが、資産が思うように増えない場合は“私と同じ失敗”となっている可能性があります。
今回は私が経験した「安値拾いの罠」について書いていきます。
この記事の目次
安値を意識しすぎた結果、投資に憶病になる?
私が安値拾いを重視したのは、「もしも大底で拾えれば・・2倍とかになるかも?( *´艸`)フフフ」という欲の心理が7割くらいですね。
そして、同時に「この価格から更に下がっても、下値は限定的でしょう」という安全面の考えが3割くらいあります。
一見すると、もっともらしい話に聞こえます。
ただ、私の場合はこの考えが完全に裏目に出ました。
結論を言うと、“チャンスを見逃して損失リスクを拡大させる”という最悪パターンです。
その症状については、以下で具体的に説明していきます。
ちなみに、私が仕事でこの話をすると【あるある】と言われることがたびたびありますね。
あるある大失敗① 安値に拘りすぎて追加投資が鈍る
私の安値拾いの心理として、「2倍になるかも?」という欲の心理があると書きました。
具体的に言うと、市場全体が急落した時に優良企業A社の株価が1000円から500円に下がったので購入した時などですね。
★私のあるある大失敗
安値でチャンスですから100万円くらいをガツンと購入!
仕掛けは大成功と言って良いでしょう。
ただし、ここで手が止まってしまいます。
A社の株価が500円から550円に上がったら、追加投資ができなのです。
本来は株価1000円の価値があるのですから、550円でも600円・・700円でも割安なはずです。
しかし、最初に買った株価よりも高い位置で投資をすることに抵抗が出てくるのです。
まさに素人投資家の典型ですね。
リターン率は良かったけど資産額は増えていないという見掛け倒しパターン。
勿論、追加投資をしなくても2倍になれば100万円の利益なのでOKですが、追加投資をしていけば300万、400万の利益が得られたはずです。
現在は反省をいかして、購入価格から上昇に転じたら、元の水準に戻るまで追加投資をしていくスタイルに変更しています。
あるある大失敗② 損切りできずに硬直しているだけ
パターン①は失敗と言っても、利益が少なくなるだけなので実害はありません。
ダメージが大きいのは、購入時よりも更に株価が下がっていく時。
購入時に「下値は限定的?」という考えを持っているのでタチが悪いですね。
私が500万円の巨額損失を出した時がこのパターンです。
★私のあるある大失敗
本来であれば、購入時よりも10%も下がれば即損切りしないといけないのですが、「これは相場がオカシイだけだ・・」と不思議な言い訳をしていました。
さらに下がっていくと、「確定しない限り損失ではない」という意味不明な思考まではじまります・・。
最後には「私よりも損失が大きい人っていないかなぁ~」と考える不幸探しの旅へ・・
以前の自分の事ですが、酷すぎです。
最強系のダメ投資家でした(笑)
そもそも上昇すると思って買った株が下落したのですから、その時点で失敗しています。
「相場がおかしい」「売却まで損失じゃない」「不幸な人を探す」・・この中に下がっていく株価に対する行動は一つもありません。
現在は、購入した銘柄の株価が8%下落したら売却する事を徹底しています。(高配当株は10%で損切り)
個人的には、これさえ実施すれば年間トータルがマイナスになるようなことは、ほとんど無いと思っています。
今回は『株式投資で陥った「安値拾いの罠」!私が経験した【あるある】大失敗』について書きました。
もしも、私の「あるある失敗」と同じ経験をした人がいれば、参考にしてみてください。
安値を狙うのは悪い事ではありません。
その次の行動を少し変えることでリターンが大きく伸びる可能性があるという事です。
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